「一日、何回も」

はとちゃんは、一日何回も
からだをなぜてもらうように
いってきます。

朝来た時、夕方帰るとき
昼食に出かける時、毎回です。

いそいそと、巣の中に飛んでいきます。

私が背中をなぜてあげると
「ぐるっく、ぐるっく、ぐるっく
ないたあと
小さい声で「くうく、くうく、くうく」
となきながら、からだを、
ひらぺったくしてしまいます。

全身マッサージを受けて
半分寝ているようです。

病気の心配もないようなので
はとちゃんの、言うとおりに
してあげています。

「はとちゃんの、えさの仕分け」

はとちゃんの、えさは、とうもろこし
大麦、あさのみ、などが混ざっています。

このうち、はとちゃんは、とうもろこし
を食べません。

子供のころ、大きな、とうもろこしが
食べにくかったんだろうと思います。

そこで、テーブルの上で、袋に入れて
とうもろこしを取り出しています。

これを見つけると、テーブルの上に
すっとんできます。

袋の中に、飛び込んで
「ぱくぱく食べています。」

えさいれとは、違って
私の邪魔をしながら食べる
えさは、格別に、おいしいようです。

白手袋への逆襲

はとちゃんは、週に1回、ビニールの大きな
手袋をして、掃除を始めると、驚いて
逃げまくりました。

「白装束の怪人が現れた」
とばかりに、私を恐れて、逃げ回って
いたのです。

ところが、先週のことです。

白手袋をした、私の手に、くちばしで
逆襲をしてきたのです。

「怪人が現れたのではない。
悪いのは、この白い手袋だ。」
と、気づいたようです。

全く恐れずに、手袋をはずすまで
勇敢につついてきました。

「はとちゃんは、手袋以外
いつもの私である。ということに
気づいたのです。」

「悪い白い手袋」を
私から、引き離そうとしてるのです。

「はとちゃん、えらい、よくぞ
理解した。」

でも、これまでが、こわがりすぎたのでは？
少しばかり、はてなです？

「はとちゃんの、新しい、とまり場所」

はとちゃんの、新しい、お気に入りの
とまり場所があります。

それは、「市川由紀乃」のＣＤの上です。

テーブルの上に、ＣＤを並べています。
その上に乗って、目をつぶって寝ています。

演歌が好きなのかもしれません。
はとちゃんも、年をとってきたので
演歌が、しみるのかましれません。

いろいろなＣＤを並べていますので
「こんどは、何を聞いているのかな？」
と、楽しみにしています。

「あけまして、おめでとうございます」

今年も、はとちゃんと一緒に
穏やかな、お正月をすごしています。

いつものように、「箱根駅伝」を
一緒にテレビ観戦をしています。

天気も良く、穏やかな気持ちでいると
それが、はとちゃんにもわかるようです。

はとちゃんも、テレビを見ているわけでは
ありません。

私の後ろの、窓の淵で、目をつぶって
寝ています。

「箱根駅伝」の実況放送が
眠りをさそっているようです。

今年も、はとちゃんをよろしくお願い
いたします。