はとちゃんは、私と
遊びたくて、たまらないのです。
マウスにしても、最初は
けいかいしてみています。
でもそのうちに、慣れてきて
じゃまをし始めます。
私が、マウスを操作しないで
画面を見ていると
「なぜ操作しないの?」
と、眼で聞いてきます。
それでも、はとちゃんを無視して
画面を見ていると
はとちゃんは「どしん」
と、キーボードの上に乗ってしまいました。
はとちゃんは、デスクの上にいる時は
パソコンのわきに陣取っています。
リラックスして、寝そべっています。
私がうたたねをしているときです。
「はとちゃんが、わたしの頬を
くちばしで、かるくつつきました」
私は、夢の中かと思い
そのままにしていました。
しかし、はとちゃんは、そのまま
つつき続けました。
「ああ、これはゆめではないんだな」
めをあけると、目の前に
でっかい、はとちゃんがいました。
「はとちゃんは、自分のことを
はと、とはおもっていません。
私のことも、人間とはおもっていません」
「はとちゃんは、わたしのことを
親とおもっています。自分のことを
こどもだとおもっています。」
だからこんなに、1日中、私に
ひっついているのです。
私に、引っ付いていない時は
食事の時と、寝ているときだけで。
「本当に、とほほの状態です。」
はとちゃんが、得意げに
壁に乗っているので
マウスを操作することが出来ません。
子供のころの、はとちゃんは
とにかく私に、ひっついて
私のやることに、じゃまをするのが
一番の楽しみでした。
はとちゃんはマウスがなにかなど
分かっていません。
じゃまをして、私が困るのを
見たいのです。
はとちゃんにとっては、なんでも
遊びなのです。