はとちゃんクラブ

コンパニオンピジョンの会の会報誌

ハワイ旅行から帰って

2007-09-25 09:46:51 | Weblog
はとちゃんにとっては、長い長い5日間の旅行から帰って
その足でマンションに駆けつけました。
はとちゃんは最初警戒して私をじっと見つめていました。
私と分かってからは大変でした。
部屋中を飛び回り、止まってはのどを膨らませて鳴き
また飛び回りました。
その仕草は今までにないほど激しいものでした。
「はとちゃん、ごめんごめん。さびしかったんだね。
もう、いかないから。」

しばらくは、許してくれそうにありませんでした。
「いったいどこに行ってたの。こんな長い間。
確かに先生は来てくれたけど。わたしは他のはとと
違ってあなたしか頼る者がいないんだよ。」
やっとのことで、はとちゃんは落ち着きました。

それからは私の肩に乗って離れません。
普段は肩に乗ってきても、すぐ他に行ったりします。
この日ばかりは、ずっと肩に乗っていました。
「群れで暮らしているはとが、私と二人きりで
暮らしているんだもな。」
はとちゃんの気持ちがあらためて胸にしみるように
分かりました。
「これから長いつきあいになると思うけど。
私にまかせておけよ。」
私は、はとちゃんに問いかけました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハワイ旅行

2007-09-19 11:00:23 | Weblog
毎年一回家族旅行をしています。
これは家族にとってなによりの楽しみのひとつです。
でも今年は、はとちゃんがいるので気が進みません。
はとちゃんを5日間もひとりにして大丈夫だろうか。

先生に相談してみました。
そうすると先生がはとちゃんの面倒を見てくれることになりました。
先生は毎日餌と水を替えてくださり
時間をかけてコミュニケーションもしてくださりました。
このおかげで、はとちゃんのストレスもたまらなく
本当に助かりました。

ハワイではホテルのレストランのテラスでも
いろいろな鳥が自由に入ってきます。
クリ色の鳩も入ってきました。
「いいなあ、こんなところにいたら、はとも幸せだろうな。」
こういうワイキキのような街中でも人と鳥が自然に
共生しているのをかんじます。

通りを歩いていると肩に大きいオウムを乗せて歩いている人もいます。
「私も、はとちゃんを乗せて歩けるかもしれないな。」
通りでも、クリ色のはとが歩いているのをたくさん見かけました。

ホテルのテラスでアフタヌーンティーを楽しんでいると
テーブルの上に小鳥が遊びにきました。
ホテルの中庭の大きな木にはクリ色のはとが止まっていました。
「なんだか、はとちゃんと一緒にいるようだな。」
例年以上に、ゆったりと幸せな気分になりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

内弁慶

2007-09-12 10:22:34 | Weblog
はとちゃんは私にはとても強気です。
はとちゃんが、よく居る棚の上をそうじしようとすると
そばに来てのどをふくらませて鳴きながら怒ります。
さらにそうじをつずけていると「いててて。」
くちばしで私の指を挟んで離しません。
おそらく自分のテリトリーをおかされたくないのでしょう。

はとちゃんのトイレの新聞紙を替えるときもそうです。
カーテンレールの下がそうなのですが
私がやっていると早速やって来ます。
また例のごとく、くちばしで私の指を挟もうとします。
こんどは私も負けてはいません
「あなたのトイレをそうじしてるんでしょう。」
新聞紙をとめるガムテープをはとちゃんに向けて
そっところがします。するとはとちゃんは逃げ回りながら
もうぷるぷる、ぷるぷるとふるえています。

はとちゃんが窓際で網戸越しに外を見ていたときです。
近くをカラスが飛んで来ました。
それを見た、はとちゃんは私の机の上にすっとんで
逃げてきました。腰がくだけてひっくり返りそうになりました。
それを見て私は思わず笑ってしまいそうになりました。
「おいおい、はとちゃん。いくら相手がカラスとはいえ
こんなところでひっくり返ってどうするの。」
いくら怪獣のようなカラスとはいえ、私に対する強気
とのギャップに私はあぜんとしてしまいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お出迎え

2007-09-05 10:49:03 | Weblog
私は、毎日朝マンションに出向いて、夕方自宅に帰っています。
はとちゃんは最初のころ、私がどうやって部屋に来ているのか
ピントきていなかったようです。
そのうち、玄関のドアから来てドアから帰っていくのが分かる
ようになりました。
それから、はとちゃんは毎朝玄関の靴箱の上で、私を
待つようになりました。
ドアを開けると靴箱の上で私を確かめるように警戒しながら見ます。
私と分かると隣の部屋まで飛んでいき、また戻ってきて
私の肩にとまります。

そんなはとちゃんが、かわいく見えて
「はとちゃん、おはよう。お留守番ごくろうさま。」
と声をかけています。するとはとちゃんは、じっと聞いています。

帰りが大変です。私が帰ろうとすると、それが分かるらしく
私の肩に乗って動かなくなります。
「はとちゃん、また明日来るから。それに今帰らないと
暗くなって動けなくなるよ。」
と言っても、はとちゃんは私の肩から動きません。
なんども腰をかがめながらはとちゃんを下ろすのに
ひと苦労します。

また、昼食を食べるぐらいの時間であればそんなことは
ないのですが。用があって一日外にいて帰ったときは大変です。
私を見るや否や、のどを膨らましてなきながら
私のまわりを飛び回ります。
半分は喜んではしゃいでいるようで、半分は怒っているようです。
そんなこんなで、はとちゃんと私の日々は始まりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする