はとちゃんの「気まぐれ」

はとちゃんは、今まで、せとものの
えさいれで、食べていました。

私が、レジ袋に、えさをいれていると
「なんだ、なんだ？」
と、よってきました。

そうして、レジ袋に、はいって
えさを食べ始めました。

これが、気に入って、しまったようです。

それからは、えさいれから、食べなくなって
しまいました。

毎回、毎回、わざわざ、レジ袋に
えさをいれています。

はとちゃんは、すぐに、やってきます。

そうして、レジ袋に入り、
エサを食べてています。
「ああ、おいしかった。」
と、満足しています。

私は「やれ、やれ、やれ。」です。

はとちゃんの「くびまわりの、羽が」

はとちゃんの、首の後ろの羽が、
かなり抜けてしまいました。

毎年の、羽のはえかわりでは？
と、思っていましたが、抜け方が
大きかったので心配しました。

「もしや、病気になったら
たいへんだな。」
と、思っていました。

「昨年、あれだけ大きな病気
を、してしまったので。」

頭の上のほうまで、ごわごわ
してしまいました。
こんなことは、はじめてです。

しばらくして、少しづつ
羽が、はえてきました。

「はとちゃん、よかったね。」
本当に、ほっとしました。

はとちゃんの「休み場所」

はとちゃんの「休み場所」は、
主に３か所あります。

１つ目は、靴箱の上の、隅です。
壁に、よりかかるようにして
かどの隅で、やすみます。
気持ちよさそうに、寝てしまうこともあります。

２つ目は、棚の上です。
「なにしてるの？」
と、上から、私を、のぞきこむようにして
やすんでいます。

３つ目は、私のとなりの、椅子の背に
のって、窓から外を見ています。

どこにいても、私の様子を見ています。

私が、テレビを見ながら、うたたねをしていると
心配なようです。

私は、うたたねをしながら、こうべを
たれています。

「どうしたの？」
と、一生懸命、私の頬をつついてきます。
おきるまでつづきます。　

「ええっ、なあに？」
目を開けると、、私の目の前に
はとちゃんの、大きな顔があります。

「はとちゃん、なんでもないよ。
ありがとう。」
と、めをさますと、はとちゃんは
安心して、元の場所に、もどっていきます。

はとちゃんの「戦術変更」

毎朝の、靴箱の上の
戦いのことです。

はとちゃんは、ふきそうじをしていると
必ず、じゃまにしにきます。

私の手の甲を、くちばしで、くわえて
ひっぱるのです。

「いてて、はとちゃん
やるか。」
と、両方のこぶしを向けます。

はとちゃんは、こぶしをすぐに
つついてきます。
「いててて、降参。」
と、３，４回の攻撃で負けてしまいます。

「ほんとうに、そんなに、すぐに
負けるのか？」
と、はとちゃんは、少し、ふにおちないようです。

そこで、私のこぶしをすぐにつつかなく
なったのです。

「ぐるっく、ぐるっく」
なきながら、周りをまわる、だけなのです。

これには、こまってしまいました。

「はとちゃん、つつかないの？」
と、きくありさまです。

しばらくすると、軽く、つついてきました。

はとちゃんの「ねばり腰」

はとちゃんは、私が用があって
長時間でかけるときが
わかります。

玄関で、私の肩に乗って
頬を、つついてきます。

「いつごろ、かえってくるの？」
と、聞いてくるようです。

「はとちゃん、できるだけ、はやく
かえってきますよ。」
といっても、肩から、おりてくれません。

「はとちゃん、はとちゃん。」
といいながら、はとちゃんの、からだを
頬で、おしても、後ろに、にげてしまいます。

腰をかがめても、腰の後ろに
移るだけです。

「はとちゃん、時間だよ。」
といっても、だめです。

そこで、「えいっ。」
といいながら、腰をかがめても
ぴょんと、飛びあがるだけです。

「はとちゃん、はとちゃん。」
といいながら、ほんとうに、
一苦労します。