強気の、はとちゃん

巣の前に
出てきて
私を呼ぶ
はとちゃん。

毎朝、何かしょか、そうじをします。
最初にするのが、巣のまわりです。

必ず、６，７この、ふんころがしが
してあります。

このそうじをするときが、大変なんです。
「いて、てててて。」
私の手を、くちばしで、くわえて
激しく、ていこうします。

巣の中に、たまごがあるのであれば
けいかいするのは、わかりますが。

あるのは、丸いふんなのです。
「きれいなほうがいいでしょ。
いま、きれいにそうじしてるんだよ。」

そう、言っても、わかりません。
私の手を、くちばしで、くわえっ
ぱなしです。
その、痛いこと、痛いこと。

こっちのほうが、くわえてやりたいくらいです。

他に、掃除機をかけたりして、ひととおり
掃除をおえて、椅子で一休みをします。

そうすると、そのすがたを、見つけて
巣の前に出てきて、甘えた声で
私を呼ぶのです。

私が、巣のところに行くと
はとちゃんラン（すのまわりを
はしりまわること）を、はじめます。

ひとしきり、はとちゃんランを
終えてから、はとちゃんをなぜてあげます。

気持ちよさそうに、「くっく、くっく。」
なきながら、目を閉じています

「なんだよ、さっきは、くちばしで
くわえたくせに。」
その、ギャップにあきれてしまいます。

この11月で、4歳になりますが
まだまだ、甘えたいんだろうと
あきらめています。

たまごをうむのを、あきらめた、はとちゃん

棚の上から
私を、見下ろしている
はとちゃん。

はとちゃんは、巣の中で
なくことが、少なくなりました。

私が、はとちゃんの背中を
なぜてあげると、大喜び
していたので、「これは、
たまごがちかいかな？」
と、思っていました。

しかし、様子がちょっと
違ってきました。

はとちゃんに呼ばれて、巣のところに
行ってみると、はとちゃんは
巣の中でなくのではなく
はとちゃんラン（すのまわりを
かけまわること。）を、はじめました。

たまに、巣の中で、背中をなぜたり
首筋をなぜたりしても、大喜びを
しなくなりました。

すぐに、はとちゃんランを、始めてしまいます。

「ほい、ほい、ほい。」と、かけごえを
かけてあげると、「ぐるっく、ぐるっく。」
と、なきながら、喜んで、はとちゃんラン
を、くりかえします。

たまごをうまない、気持ちも理解できます。

それは、3月、4月、5月、6月、と、
4か月、立て続けに、たまごを
うんだからです。

2か月に1回が、普通ですので
異常な夏をはさんで、3か月
で、うまないのも、当然の
ことかもしれません、

こうなると、はとちゃんは
私への、関心が増してきます。

しょっちゅう、私の肩にのったり
隣のイスの背にのったりして
寝ています。

こうして、ふたりで、静かに
秋を迎えたいと、思っています。

ほっぺたを、ふくらます、はとちゃん

すのまえに
出てきて
私を呼ぶ
はとちゃん。

まだまだ、たまごをうむ
気にはならないようです。

しかし、今とても気に入っている
ことがあります。

巣の前に出てきて、私を呼ぶので
いつものように、巣の中で
くびすじをなぜてあげました。

そのうち、「きもちがいいかな？」
と、思って、背中をなぜてあげました。

すると、これが、大ヒットです。
はとちゃんは、ほっぺたを
何倍にも、ふくらませながら
大きな声で、「ぐるっく、ぐるっく」
なきました。

まるで、かえるの、ほっぺたのようです。

もう、よろこんで、よろこんで
と、言う感じです。

そのあとに、首周りをなぜてあげると
ますます、ほっぺたをふくらませて
私の手に、すりつけてきます。

このことが、よほど気に入ったのか
毎回、このようにしてあげることになりました。

やっとすずしくなりましたので、
そろそろ、たまごをうむことに
なるかもしれません。

残暑に負けず

巣の前で
私を呼ぶ
はとちゃん。

9月に入っても暑い日が続きます。
私は、ばてばてです。

しかし、こんな日が続く中
はとちゃんは、がんばっています。

それは、たまごを生む準備だと思います。

巣の前に出てきて、私を呼びます。
私が巣のところに行くと、巣の中に入って
「くっく、くっく。」なきながら
私の手先に、頭をこすりつけてきます。

指で、くびすじをなぜてあげると
気持ちよさそうに、うずくまりながら
目を閉じたり開いたりします。

これを、一日、くりかえしていますので
夏でなければ、もう、たまごを
産むころだと思います。

でもこの暑さです。
ステンレスの流し台の、ふちにのって
昼寝も良くしています。

巣の中に、こもりっきりでは
いられないようです。

結局、たまごをうむきはあるんだけれど
体調がそこまでいかないようです。

前回が6月23日でしたので
今回は3ヶ月後の9月20日頃かもしれません。

暑さ寒さも彼岸まで。

それでちょうどいいかもしれません。

たまごを、産むじゅんびをしています。

巣の中で
ないている
はとちゃん。

毎日、暑い日が続き
はとちゃんも、たいへんです。

はとちゃんは、巣のまわりを
かけまわる、はとちゃんラン
をやめて、すのなかで
なくようになりました。

巣の前に出てきて、私を
しきりに呼びます。

私が巣のところに行くと
巣の中に入って、なきます。

首筋をなぜてあげると、「くっく、
くっく。」なきながら、目を閉じて
うづくまって、気持ちよさそうにしています。

これを、何回も、くりかえします。

しかし、巣のあるところは、玄関なので
とても暑いんです。

エアコンのある部屋とは、別世界です。
ですから、毎回、長時間、つきあう
わけにはいきません。

はとちゃん自身も、暑くてたまらないのか
しょっちゅう、すずみにきます。

他の季節でしたら、このようになきはじめると
巣の中に、こもるようになるのですが。

この夏の暑さでは、そうはいかないようです。

私の肩の上や、私の目の前のテーブルの上や
私の横の椅子のせで、すずんでいます。

ですから、気持ちが集中していかないようです。

この暑さじゃ、無理もありませんので
はとちゃんを、ただ、見守っています。