ブログに遊ぶ

ときめきの日々を過ごしたい

歩く道筋で

2018-06-03 04:21:18 | Weblog

 

  木々の葉の音せめぎあふ木下闇

 

 

 このところ、梅雨にはいったかと思われるような天候不順が続き、歩けなかった。ようやく天気が回復したので歩くことが出来ている。右は傍のお寺の欅の茂みだ。深々と緑が茂る季節となった。

 

 

 

 

 

 

 文豪の小京都にて風薫る

 北陸新幹線の新設に伴い、旧飯山駅が新幹線飯山駅に併設された。旧駅ホームにあった「七福の鐘」が新しく新設移転となった。看板には、寺は三十六 鐘なら愛宕、奥信濃の静寂な美しさを残し、文豪島崎藤村が「小京都」と呼んだ飯山寺の町を代表する鐘楼。「一駅一名物」として旧飯山駅ホームに建設され、訪れる人々を鐘の音で暖かく迎えました。云々と書かれている。

 

 

 

 

 雲水の歴史たなびく夏帽子

 

 飯山線旧駅舎前の公園の奥に、寺の町を想起させられるような托鉢する雲水の像が立っている。雲水の修行寺は禅寺なのでこの像は、私はじめ市民は誇りとしている「正受老人」の名で知られている「道鏡 慧端に飯山城主が小庵を建立して「正受老人」に贈った「生受庵」の雲水だろう。正受老人を「道鏡 慧端でネットで検索して見てください。詳細が分かります。

 

 

 

 

 老夫人生き甲斐宿る風青し

 

 

   公園の入り口に観光案内所がある。その案内所の周りを清掃するシルバーセンターから派遣された老夫人と会話が出来た。私はボケ防止のためにと思い、会う人々に何か話しかけようと常々心掛けている。老夫人と話が弾むにつき、以前から知り合いの方の奥さんだったことが分かり少し驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

       

 

 

 

  


富倉蕎麦のかじか亭

2018-06-02 09:02:38 | Weblog

 

 

富倉の蕎麦で名を馳せ青葉風

 

 先日、長野市在住の友人から珍しく電話が入る。彼の友人が「富倉蕎麦」を食べたいということで、上手い店の紹介の依頼であった。このところ、蕎麦のブームのようだ。私は東京の友人が来ると決まって写真の「かじか亭」へ蕎麦を食べに行っていましたが、風のうわさでは、富倉地区の人口減と蕎麦打ち職人の高齢化で止む無く閉店となったと聞いていたのですが、「飯山観光局」に問い合わせると、昨年から再開したとのことだった。観光局の説明では若い蕎麦打ち職人が張り切って伝統食を守っているとのことで一安堵だった。早速長野市の友人に電話して昨日、私もお付き合させていただき五人でかじか亭の「富倉蕎麦」を楽しんだ。友人とおいでになった方々はそれぞれに「富倉蕎麦」は美味しかったと喜んで戴いた。

 

 

 蕎麦食ふて蘊蓄かたる六月かな

 富倉地区には「はしば食堂」と言って「お婆ちゃんが打つ富倉蕎麦がうまいが、千葉の友人始め数人と一二度食べに行ったことがある。蕎麦のつなぎは、小麦粉、海藻、山芋などだが、富倉蕎麦はオヤマボクチ、通称「山ごぼう」とも呼ばれている葉を乾燥した繊維をつなぎとしているのが特徴だ。傍の有名な「戸隠蕎麦」は小麦粉をつなぎとしている。オヤマボクチの葉をつなぎの繊維にするに大変手がかかるようだ。そんな訳で「富倉蕎麦」は腰が強く滑らかでしっかりとした歯ごたえがあると言われている。