雨止んで紫陽花の色なを深し
紫陽花の香りうすうす 雨あがり
自宅前のKさん宅の花壇にこれから盛んとなる「あじさい」の花が咲き始めた。この花壇には紫色、ピンク、淡い赤の色の紫陽花と額紫陽花の花がそれぞれ盛んに咲き誇るだろうと思う。あじさいは「手まり咲き」と「額咲」きとがある。いわゆる額咲は「額紫陽花」手まり咲は普通の丸い紫陽花である。ネットに、あじさいの花言葉は、「辛抱強い愛情」「一家団欒」「家族の結びつき」などとあった。
露草を泪の色とおもひけり
露草の花うつくしくしおらしく
自宅前の駐車場の小さな花壇に咲く「紫露草」は、シュッと長い葉っぱが垂れ下がり、間から紫色の花をたくさん咲かせ、中心の雄しべが黄色く、花に明かりがともったように咲き落ち着いた雰囲気がある。また、1つ1つの花は1日でしぼんでしまうが、次々と花が開く姿からは、たくましさとしおらしさを感じさせてくれる。
さびしくも凛として咲く夏の菊
夏菊のけなげな亡母すがたなり
右の夏菊は総称「カモミール」はじめ「サンダー」「マーブル」などの数種類が豊富にあるようだ。夏の菊は花びらが小さく、秋菊と違い華やかさがないような気がしている。だが、私には健気に凛として何かを主張しているように咲いているように見える。また、その中でも、ポンポンと丸みをおびて咲く夏菊が愛らしい。夏菊は目立たない白菊が多いが、他にも黄色い菊や淡いピンク色が散りばむ菊もある。
写真はネットより