銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

弁天百暇堂Vol.5 小夜曲三昧(その1)

2012-11-08 19:49:58 | 日記
 L.v.ベートーベン / セレナード ニ長調 作品8(1797) - この作品はその難しさのためにプレイヤーが嫌だといわない限り大変愛される作品である。 =難易度3= (『クワルテットのたのしみ』E.ハイメラン、B.アウリッヒ著 中野吉郎訳)

いやー大健闘!演奏者コメントに「いろんな意味で楽しい一時を過ごしていただければ幸いです。」とあったが、無条件でぎゃははと楽しんじゃいました。このセレナード(ディベルティメントかも)が貴族を対象としたのか大衆のための音楽か、それは判らんけど当時の楽師はきっとこんなことやってたんだろーな、と思うとなんかうふふと思うのです。娯楽音楽的タイトルに従って六つも楽章が続くんですが、客にカマかけてみたりエンドで冒頭が戻ってきたり、聴いてると中身はすんごく充実した曲で、それは演奏してるメンバも全く同じだと思うのでし。そうした点はぢつによーく消化してましたよ。こっからあとは、おじさんの戯言ね。ここまで来たらあと一歩だ、さっさとやるべきことを掴んじまえ。いつまでも若く居られると思うなよ、すぐに歳食ってもおオレ達と同じになっちまうんだからな。すぐに目標や指針が見つからないとは思いがちだが、そりゃあ違う。こう弾くべき、弾けるべきっていうラインはジョーシキで考えたその範囲でそれこそ十分なんだ。だからそれを想定したら、すぐに具体化に取り掛かろう。楽成り難く、老い易し。具体的に何時までかって?そりゃ2ndに姫を迎えるまでよ(追記:とか偉そうなこと言ってやろーと思いながら聴いてたんだけど、改めてtubeで自分の演奏聞いてそっくりそれが自分にこそ当てはまると分かったとき、これを書くのは流石にためらったんだが、やっぱり未来ある若者に託さなくっちゃ生きてる甲斐がないってもんだぜ)
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後がコワイ その3

2012-11-07 12:28:51 | 日記
きょうのブログで丁度800回、まだまだ続くぞー。本当ならきょうから11/4に練馬区大泉で行われた室内楽演奏会「弁天百暇堂vol.5」について3回シリーズが始まるところなんだが、you tube にupされたら、もうコワイどころでなく、こりゃタイヘンだ~状態になってしまってるので、今回のギターオフ会の方の締めとしてそちらの感想を書き出さねばなるまい。(そうしないと、その次にくるのの刃が鈍くなっちゃうからさー)
まず、いっちゃんマズいのは太ってることかねー。おまけに他に着るものがないってんで、いつもの古ぼけたスーツを着込んでったら野暮いのなんの。肉団子がギター抱えてるみたいで。やっぱ tube に上げたりするもんだから、カッコなんてどーでもeというワタクシめでも多少は気になっちゃうンでしょうねえ。あとはやっぱ自分の(曲に対する)コンセプトってのが、ぜんぜん出てないことだろーか。しかし little Martha (通称、小政)は不思議な曲で、二声部がカッチリ組み合わさって出来てる、だからアプローチするならクラシックっぽいやり方の方が断然よさげ、でもこれってアメリカ南部で培われた音楽のハズなんすけどねえ。だったらそういうアプローチの方が断然手慣れてるんだから、そうやりゃいーだろう、って素直には思えないんだよなあ、フォークやブルーズの延長でやりたいって思ってるから。でも実際に演奏するとなれば、そーいうあーだのこーだのは一切関係なくって、とにかく曲にがんがん迫ればいいだろー!、というのは以前からコーさん@ mojo hand に言われてたことでもあり、 結果的になんというか、一体どういうギター・ミュージックが演りたいんだい?と自問自答するハメになってしまった。相変わらずおんなじ場所をクルクル回ってますなあ。しかし小政についてのみ言えば、少し間を置いてリベンジするというのはもうほぼ決定ですか、なにしろアクースティック・ギターで演奏する究極の一曲であることは間違いないですから。
技術的な事を少し、メトロで二分音符=80でやったけど、四分音符=160の倍の密度で細かくタテ線を揃えて弾く。メロディの頭とお尻にハンマリングとプリング・オフがあるが、あれは装飾でなくラインの中でのスラーであり、これを正確なリズム、かつテヌートで弾けるようにせねば。中間部で二挺のギターがそれぞれ三和音を弾くところは、いちばん上と下が一オクターブになっているか、それぞれがちゃんと主要三和音になっているか、そこだけ取り出してよく確認する。
なんか一杯あるな。と、とにかく備忘録的にずらずらと書いてしまったですが、昨晩は180ml入りのサントリー角の力を借りて、耳コピを再開しました。もっときちんとしたカタチがある筈。little Martha との付き合いは丸一年経ったところで一旦終了するハズだったんですが、どうも「ここより始まる」といった風情であります
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後がコワイ その2

2012-11-06 12:11:50 | 日記
昨日の続きです。早くも相方の Mariyudu 氏が先日のギターオフ会の模様を tube にupして下さいました。これが little martha だよー、みんな見たってやーっ!(そしてどちら様も、お手柔らかに)

http://www.youtube.com/watch?v=7LnR08BA8E4
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後がコワイ その1

2012-11-05 12:27:48 | 日記
11/4は練馬区大泉でギターオフ会⇒演奏会観賞、そのあと吉祥寺経由で御茶ノ水に出て、CD漁り⇒飲み会と休日を満喫してまいりましたが、想定量を上回る楽しさで、こんなに調子に乗ってると後が怖いのう、と鳥肌がたってしまうよな一日でした。以下、順を追って。

赤塚発7:13のスーパーひたちで一路、東京へ。愛器S.Yairi SYD-120 は今回が初めての遠出。そもそもが重い本体に加えて重厚長大な時代遅れのケースなもんで、持ち運びがタイヘン。上野、池袋とJRを乗り継いで西武池袋線。しばし人の波にホンローされる。ようやく急行に乗ってみれば、地平線の果てにくっきりと冨士山も拝めて爽快な秋の日。各駅に乗り換えて大泉学園駅下車。ほどなく今回の相方、Mariyudu氏が背にテイラーを担いで現われ、二人してスタジオ入り。

貸しスタジオというのは初めて入ったが、音響もそれなりでいつもは貧弱な音量もすこし違って聴こえる。難を言えば、隣部屋からひっきりなしに練習中のピアノの音が漏れ聞こえることか。little martha はこれが初めての合わせとなる、メトロノームで大体のタイミングを掴んであとは気が向くままにやっていったが、ちょっと録画もしておこうという段になってどう撮るかが問題となった。結局、向かい合った奏者を両脇に置くという構図。それにしてもアンサンブル自体おそらく2009年位からやってないので、久しぶりにあの楽しさというのか苦しさというのか、アレが戻ってくる感触があった。実は今朝になって、どうやって弾いたんだっけ、と思ってチェックしてみたら、自分で譜面書いてるにも拘わらずそれとは違う弾き方をしておった。思い込みでやる時よくある話なんだけど、まあ、細かいことはいいじゃない?こうした場を設定してみるとやっぱり一人でやってると気が付かない点がよく見えてくる、機会を作るようにして定期的にやっておくべきだと痛感した。個人でもいろいろスケジュールがあるところを快く相方を引き受けてくださった Mariyudu 氏に改めて感謝したい。

そして昼飯タイムをはさんで、午後は演奏会の観賞から始まる。(つづく)
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この一年を振り返る

2012-11-02 18:23:32 | 日記
昨日の記事で調べてみたら、デュエイン・オールマンの没後40年ということでNHK-FMウィークエンド・サンシャインが特集を組んだのは、2011年11月5日(土)の放送だったのが判明。それが直接のキッカケともなって、いよいよそのギター合わせがジャスト1年後の2012年11月4日とは、いやはや仕組んだような話だな。いえいえ、グーゼンですって。ともかくこの一年の間に little martha (通称、小政)関連の記事が、きょうのコレも含め36回に昇る。どんだけ引っ張るんじゃい
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ようやっと

2012-11-01 12:30:51 | 日記
気がつけば、小政オフまであと3日。さすがにギターを open D、カポ2 にチューンして練習を始めましたとさ。並行してちょこりとやってるのは、カルカッシ教本の終わりの方に載ってる練習曲、open E が3曲も載っているのだ。クラシック・ギターは弦の張力が弱いから、3~5弦を上げればすぐにこのチューニングになるけど、鉄弦ではそうもいかず。こいつは vastopol とも呼ばれるんだ、というのはだいぶ前に書いた記事だった。とにかく日曜さま、晴れてくれいっ。それはそうと昨晩は、mojoでひさしぶりにおかしなカナディアン、ニールに会う。お下劣ネタで大爆笑

(追記)2011.11.6 の記事を再録しました。いまから丁度1年前、小政の今度の出発点はここだっ

デュエイン・オールマンが亡くなって、今年10/29で満40年。カーステレオから流れるNHK-FM「ウィークエンド・サンシャイン」の little martha を聴き、久々に閃くものがあった。長年愛聴してきたこのアコギ・デュオの謎は、聞き取れないバス・パートである。米国の、しかも深くブルーズに傾倒したミュジシャンが弾くものだから、必ずやモノトニック又はオルタネートでバスを刻んでる筈?なのに、これがモヤモヤとよく判らない。また、ナポリ5度の可憐なメロディが実は緩く長くシンコペートしてるせいで、それだけでは間が保たず、必ずやバス・パートで補強をしているだろう、とこれも長年の推測。ギターを E key の vastopol にチューンし、そこら辺を探ってみよう。すると出だしは 4/4拍子で8拍(2小節)という何でもないものの筈だったのが、なぞってる内にだんだん 3/4拍子×1 + 3/8拍子×2 + 2/4拍子×1 に思えて来た。勿論、奏者2人にそんな表立った意識はなく、彼らなりのフツーな感覚で作曲し弾いた筈で、後のフォロワーがそれを捉えるとこんな風だったんだろうか?という事である。奥まったバス・パートとは、演奏を自然に運ぶ為に少し抑え気味に弾いた結果だったのでは
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