銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

little martha 礼賛

2009-12-11 19:32:33 | 日記
ここしばらく vastopol チューニング(レ-ラ-レ-ファ#-ラ-レ)について騙って参りましたが、これに関わったのはぢつは今回が初めてではない。高校3年の頃、友人から貰ったテープの最後に、アクースティック・ギター・デュオによる可憐なナンバーが入っていた。little martha と名付けられたこの曲、誰から聞いたか忘れたが、チューニングをちょと変える必要がある、とのこと。それで手持ちのギターの弦を緩め、それらしくやったのでした。思えばあれがギターで弾いたソロ第一曲目ということになるけど、当時はバス運びという重要な要素が判らなかったのでノリが出せず、結局放ってしまった。変則チューニングはレギュラーで弾ける人間がたまに使ってこそ映えるシロモノだ、と思っていた事も関係している。
ここで処も時間も変わって昨日に戻ってくるのだが、そこいら辺にいろいろと折り合いの付いてしまったワシが、このスグレモノを見逃す筈がない。実は2003年にネットから降ろしたTAB譜が手許にあり(この時初めてネットの現状というものを知った)、イントロは既に採譜済み。なんとかこの機会に取りまとめたい。しかし流石は allmans のお二人、中間部では見事なハモリを展開している。これが聴き分けられるか?!あと少し、あと少しとやってたら午前2時になってしまった・・
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再びラーメン

2009-12-10 12:39:07 | 日記
昨日は仕事で真壁町へ。帰途は上曽峠を越えてまたまた八郷町経由。道中のお供はジョン・ハート爺さん。冬のブルーズは沁みます。件のラーメン屋で、カレーラーメンではなく普通のをめん固めで、と注文。客がカウンターに座っているワシだけなんで、店主がじっとこちらを見ていて困ったので、いかにもおいしいという表情で食す。別にそういう要らん努力をせんでも充分おいしいんだが。しかしジャンプ連載中の「賢い犬」が気になったのでこれを読み読み食べてたのが、店主気に入らなかったか?場所は県道7号線林小学校脇とだけ書いておきます。寄れる方は是非試されよ。那珂湊駅前のカツサンドもオススメだよ
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この世でもっとも美しい曲

2009-12-09 20:20:32 | 日記
CBS時代の Thelonious Monk は、端から見るとあまりよい時代ではなかったのかもしれない。それは Bill Evans についても言えることらしいけど。ただ67年録音の 'underground' はうちのライブラリに入っていて、ごくたまにターンテーブルに乗る。決まって掛かるのはA面2曲目、ugly beauty。チャーリー・ラウズのソロが終わりコンポーザー兼ピアニストの出番も過ぎ、やがてテーマが戻って来るなかハードは一転してMDの6曲目の再生に取り掛かる。続いて流れる曲は、Sadik Hakimの演奏する ugly beauty、Dフラットの調べがカラーからモノクロに引き継がれ、狂おしい美が悩ましげにそこに在る

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vastopolの続き

2009-12-09 18:14:25 | 日記
ものすごくいいタイトルなのに、事後のトイレよろしく、そのまま流してしまう処だった。きょうは音名が出るから、各自覚悟するように。ギターの弦は普通、太い方から順に、ミ、ラ、レ、ソ、シ、ミと調弦する。しかしこれをジャーンと弾いても、きれいな和音にはならん。そこで左手が何もしてない状態で和音が弾けるチューニングというのが幾つか存在する。例えば、下から順に、レ、ラ、レ、ファ#、ラ、レとやってニ長調の和音の音ばかりにする。もしくはこれを一音ずつ上げ、ミ、シ、ミ、ソ#、シ、ミとやってホ長調にする。こうしたチューニングはオープンDとかオープンEチューニングと呼ばれるが、クラシック・ギターの伝統にも同じ種類のものがあり、こちらが vastopol と呼ばれている、のかな?語源はアタマに se がついた sevastopol であり、これはウクライナ共和国クリミア半島南西に位置する港町の名前である。この町起源のチューニングということなのか、船乗りさんが開発したのかしらん?とにかく独特の響きと奏法を伴うこのチューニングは多くの人に親しまれている。
cotton さんのアルバムに収録された8曲目は、チューニング方そのものをタイトルに付けちゃったわけだ。種明かし?それはそれとして、この曲とにかくブルージーなんだわ、フツーのオバちゃんが突然こんな曲弾き出したら、みんなぶっ飛ぶで。ただいま、ぶっ飛ばされ中・・・
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反動

2009-12-08 12:32:43 | 日記
ハイなテンションから開放され、反動で日記を一日サボってしまった。特段、何もないんで日頃の練習の様子とか。いまはベッドのヘリに腰掛けて、足を組まずに膝に乗っけて弾いている。足を組まないのはブルーズマン達がそんな姿勢で弾いてるのがかっこいいからで、典型的黄色人種体型でしかもメタボ初老という厳しい条件のもと、これをやるのは大無理がある。従って短足には低い腰掛が欠かせないのであり、ベッドの丈はこれにうってつけということ。それ以外に固執する理由として、むかしギターが上手かった知人・友人たちは皆、こうやって上達していったんだ、という確信であり、ギター弾きながら気が付いたら眠ってしまっていた経験ありと語るmojo店主など、その典型と目される。彼らは一様にギターというブツに猛烈に反応する性質を内包していて、それは思春期特有の何ものかだったんだろうと推測されるが、すんごい後発組で何かを授けてくれたかもしんない何者かなどとっくのとうに縁が切れてしまっているジジイとしては、エロに幾らかの援助は求められるとは言え、堅実に前を向いて(あまり上は見ず)欲をかかずに行くしかないというものだが、ま、練習スタイルだけでも彼らに倣おう、とそういうことである。しかし練習にはカルカッシを使っている。ピアノでいうバイエルみたいなもんだな。鉄弦ギターにカルカッシ、うう、お笑いじゃ。もうひとつの教科書は、いまは mike seeger と elizabeth cotton の盤であり、逆に教則本を一冊作って世に広めてやるくらいのつもりで、今後はコピ等にも取り組みたい。最近は英語で書かれたCDのブックレットを必死で読む(目から離し離し)ジジイの姿が見られました、とさ
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そして

2009-12-06 23:31:21 | 日記
日曜昼間、精神衛生のために会社に顔を出しディスプレイとにらめっこ、落ち着いてきたので3時半帰宅、ミルクを散歩に連れて行って次はカミさん。「那珂湊駅にマグロカツサンド、食いに行きません?」作戦は図に当たり、那珂川堤防に日の沈むを見ながら一路、那珂湊駅。ひたちなか海浜鉄道那珂湊駅ロータリーには年末を祝う電飾ツリーが瞬いていて、駅舎前に軽バン改装の揚げ物屋さんの屋台が店を開いている。きょうはなにやら暖かくて暮れ行く西の空もうっすらと美しい。揚げたてのカツを挟み込んで丁寧に作られたサンドウィッチは美味。皆も味わうべし。そのあとカミさんに引っ張られてお魚市場の回転寿司でダメ押ししてきたけど、帰りがけは入場券で駅構内に入り福猫おさむがスヤスヤと眠るのを拝んできた。島式ホームを往復したり勝田発と阿字ヶ浦発の上下列車が交換するのを眺めたりと、ゆったり駅で過ごす休日の夜。こんなに幸せでよいのでしょーか
幸せ余波で帰宅後、ボトル1/3が空く頃、WILSON RAG のコピ終了。体が溶けるまで練習しますぜ
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sunsong

2009-12-06 10:54:15 | 日記
土曜夕刻はひどい雨になった。mojo hand では恒例のアコースティック・ナイトが行われるはず。この土曜日はノンジャンルで店内を開放しているので、誰が何をやってもよい日なのだが、この雨では人は集まるまい。こういう時こそ常連が行かなくては、とかなんとかカミさんに話して激しい雨の中を五軒町へ。目の前でバスに行かれたり難儀したがともかく店に着くと案の定、T氏と出演者のYK氏が居るだけ。セッション方々のろのろと進行、途中忘年会帰りのYN氏が来たりしてメンツはほぼいつも通りながら、やっぱり雨の影響かぁ。義侠心でやってきた誰かにやれ弾けとか歌えとか言う。店主のサポートなど終わったあと、なぜかベースで反撃。そのあと収拾がつかなくなる。定刻12時でお開きになるもこちらは欲求不満が出てしまい、なに、ベースを弾けだと?曲を用意しなきゃな、とかなんとか、雨上がりの街を歩きながら思案する。ギターソロに執心する向きがあるようだし、セッションなら長く続けられる単純でしかし含みのある曲がよろしいだろう。歌詞もつけられるインストゥルメンタル。勝手に自分の蔵出しで、SUNSONG、これならどうか。ご存知の方、いらっしゃいますか?STUFFの1stに入ってるナンバーなのだれど。帰宅後、アイディアを練る、メンバーの関係上、実はウクレレが核なのだ。さあ、果たしてどうなるか。どしても歌いたい人も居るようなので、自由自在に歌詞をつけられる方法を見つけた。ま、賛同が得られるようなら皆でセッションしましょう。。一人で歌うときのためにレゲエ「雨のステイション」もひさしぶりに練習。・・・朝になっていた・・・
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先輩の個展

2009-12-06 10:53:34 | 日記
盛り沢山の週末だった。いか、順を追って

宇留野信章個展 絵日記 '09.12/4~13   Nobu's Gallery@笠間

現在、市内某女子高の美術教師を勤める宇留野さんのライフワークともなっている小さな絵、自然を相手に3年間描きためた作品、とのこと。一枚が10.5×10.5cmの小空間。ベースは木片に布、紙と組み立て、下地はあらかじめ整えておくのだそーで、これにほぼ1日で描かれた木の実だの草だの。これがギャラリーの壁三方に二段重ねでざっと100ウン枚。見応えのある個展になった。宇留野さんは自分がただ一人の高校時代の先輩と崇める方で、音楽の腕前は確かなものがある。作品だけ見せられるのは癪なので、最近コピーしたシートを何枚か持参したが、あまり反応が無かった。主役は先輩だからな。普段会う機会もなく従って会話をすることも滅多にないので、コーヒ一杯で粘って3時間くらい独占的に話をしていた。折りしも外は雲が垂れ込めて薄暗く、やがて雨が降ってきたがこういう土曜の午後こそ貴重なのであるまいか。示唆に富む話を頂いたので少しやり返してもおいたが、何といっても雲の上のおわしますお方、これからも末永く、ひとつよろしくなのである。
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イニシャルtune

2009-12-04 12:36:06 | 日記
皆さまはご自分のテーマソングをお決めになったことありませんか?最近、やる曲が短めになってきた。組曲も一曲一曲は短い。短い曲は個性が際立つので、それが何となく家族や知人に当てはまったりする。レンボーン氏の my dear boy はその最初のもので、弾く様になってもう数年経つが、タイトルとやんちゃな曲想はうちの第3皇子にぴったり。最近ではバッハのリュート組曲で特に有名なブーレが、なんとなくうちのカミさんを想起させる。どこか思い詰めたニュアンスが両者に共通しているのだが、カミさんを直に知ってる人にそう言ったら吹きだすかも。そのあとに来るジグはうちの母にいいかもしれない。元気がよくてフクザツなのだ。先日コピが終わって、練習に明け暮れるジョージア・キャンプ・ミーティングは、ワシのイニシャル。暢気でそのくせ第三節に出てくる切ない処がオレっぽい、なんて
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wilson rag

2009-12-03 08:52:31 | 日記
のっけからで恐縮ですが、すいません、また聴きマチガイです。ラストの最低音はDではありません。そんな音は存在せず、ただ普通にコードがジャンッ!と鳴らされてるだけでありました・・。
ということで elizabeth cotton の1stアルバム冒頭 Wilson Rag なんですが、レギュラー・チューニングのギター(ただしピッチは低め)の第2フレットにカポを付けて、ハ長調で演奏。カポの装着により自動的に調が繰り上がってニ長調に聴こえる仕掛けですが、一昨日はカポなど念頭になかったので、そのままニ長調で弾くかのように探ってしまったのです。何言ってんだかワカンナイ人、ごめんなさい、結論だけ言えば、ハ長調は断然易しい、この一言に尽きるでしょう。

それはそうとNHK-FMのピーター・バラカンさんの番組「weekend sunshine」に投稿しました。年末恒例、今年の年間ベストというテーマでリスナーが投稿してくるのですが、さて私の年間ベストは何?当たった人には、何かせんといかんですな。番組で発表があると思うよ、私のリクエストは過去100発100中を誇っているのだから!
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音楽街道

2009-12-02 12:30:52 | 日記
vastopol が難儀している間、別のお話を。
水戸にも2店舗あった中古レコード屋のロックボトムは昨年春から石岡店のみで営業を続けている。YOUNGBLOODS の Elephant Mountain の中古盤を手にして以来、何やら深い付き合いだ。John Renbourn なども最初にここで買っている。この頃はCDプレーヤー搭載の車で出掛けていって帰りがけに寄り、一枚買って車中で流しながら帰ってくるパターンが増えた。道は混みまくる国道6号線を避けて県道52号線を利用すると、流れも程よく周辺の森や林をゆっくり眺めながら、聴き終わるとだいたい水戸に到着する算段になっている。
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vastopol

2009-12-01 12:35:45 | 日記
新調した譜面台はすこぶる書き心地がよい。製図台に紙を乗せて何か書いたことのある人なら経験的に知ってるあの書き味。こりゃ使わなくちゃね、と耳コピと練習両方に時間を分けて使うことにして、ただ進行中の john miller の楽曲に対する感情移入度が減ってしまい、しばらく対象を elizabeth cotton に変える事に。
盤の一曲目を飾る wilson rag 、これがカッコいいんです。D key(ニ長調)のくせにE7コードから始まるんですな。普通はE7→A7→Dと進行しますが、E7はダイアトニック圏に含まれない和音、和声学ではセコンダリー・ドミナントと呼ばれております。(むかしモーツァルトのディヴェルティメントK.136で散々やりました。ちなみに独語ではドッペル・ドミナントだそうで)結構手こずりながら16小節採ったのですが、なんとこの曲、エンディングは6弦の開放、D音でジャンとやって終わる。ということはレギュラー・チューニングでなくドロップD?おお、それだと折角覚えたフィンガリングが台無し!出たな、変則チューニング、これは心してかからねばなりません。それからは演奏のどの音が開放弦なのか、探り聴きしながら進める始末で、うう、楽しい(というか、つらい)
実は wilson rag の秘密は8曲目の vastopol に握られてるよーな気がする。さて、このナゾのタイトルの意味は?

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