先日催行された会社の社員旅行は、屋形船で宴会したりミュージカルを鑑賞したりと盛りだくさんな内容だったが、私はその合間、ただひたすら宮内悠介さんの「ヨハネスブルグの子供たち」という本にかじり付いていた。まったくいけすかない奴!さて同書は、リリース後1年が経過しようとしている。DX9というボーカロイド(初音ミクのロボット版ですな)が様々な形態で社会に浸透している近未来を舞台として、2章「ロワーサイドの幽霊たち」は悲惨な9.11をなぞる物語、5章「北東京の子供たち」は巨大な団地に住まう悲しい人々の物語が展開する。ページに指を引っ掛けて前後を参照しつつ、なんとか輪郭くらい理解できんか、と格闘する楽しい2日間でした。作者は構成にとても気を使ってるんだそうです、SF読みにはこの語り口が堪えられません
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