線刻の仏に冬の星ひびく 菅原鬨也
“東北歴史博物館十周年記念「東北の群像」を観て１０句”の前書から、この線刻は、秋田県唯一の国宝である「線刻千手観音等鏡像」のことだとわかる。記紀の代より鏡は太陽神の象徴として信仰の対象とされていたともいう。さて、「冬の星ひびく」とは作者の感覚である。古鏡と響きあう冬の星のひとつ一つが、まるで満天の星座となって覇を競い合うかのようだ。冬の星に「滝」主宰の張りつめた気迫のようなものが感じられた。このほど第５句集『曲炎』を上梓されたばかりだ。「滝」１１月号〈飛沫抄〉より抄出。(Midori)
＊「滝」ホームページ http://sky.geocities.jp/himatu2008/index.html
“東北歴史博物館十周年記念「東北の群像」を観て１０句”の前書から、この線刻は、秋田県唯一の国宝である「線刻千手観音等鏡像」のことだとわかる。記紀の代より鏡は太陽神の象徴として信仰の対象とされていたともいう。さて、「冬の星ひびく」とは作者の感覚である。古鏡と響きあう冬の星のひとつ一つが、まるで満天の星座となって覇を競い合うかのようだ。冬の星に「滝」主宰の張りつめた気迫のようなものが感じられた。このほど第５句集『曲炎』を上梓されたばかりだ。「滝」１１月号〈飛沫抄〉より抄出。(Midori)
＊「滝」ホームページ http://sky.geocities.jp/himatu2008/index.html
Midori さんの文章はすばらしいですね。
文才に溢れ俳句も生き生きとして才能のある方は羨ましいですよ。
私は語彙知らず常識知らずの愚か者でございます。俳句とは本来縁の無い者でお恥ずかしいのですが、自分の記録としてこれからも続けて行くつもりです。よろしくお願いします。
私のブログです。よかったらコメントお願いいたします。
http://www.shashin-haiku.jp/blog/178
http://mandarina001.blog111.fc2.com/