さがしあぐねてその奥の水の秋 岩岡中正
「阿蘇」11月号<近詠>
「虚子の花鳥諷詠論は、自然や造化に随順する安心(あんじん)の世界の創出であり、
存問とも有縁ともいうべき世界である」と、中正氏は言う。
作者が、その奥に見つけたものは、他ならぬ「水の秋」であった。
そこは、生命の神秘の源とも言える、透明で美しい水を湛えた秋だった。
自然と一体化し、自然の造化に敬虔であろうとする「阿蘇」主宰の一句だ。(Midori)
「阿蘇」11月号<近詠>
「虚子の花鳥諷詠論は、自然や造化に随順する安心(あんじん)の世界の創出であり、
存問とも有縁ともいうべき世界である」と、中正氏は言う。
作者が、その奥に見つけたものは、他ならぬ「水の秋」であった。
そこは、生命の神秘の源とも言える、透明で美しい水を湛えた秋だった。
自然と一体化し、自然の造化に敬虔であろうとする「阿蘇」主宰の一句だ。(Midori)