七七忌抱き寄せては萩を刈る 遠藤玲子
故人が丹精込めて育てた萩だったのだろう。しかし、その萩も七七忌を迎えるとともに枯れてしまったと思われる。「抱き寄せては」という動詞の重なり、そして「ては」というくり返しを示す助詞。丁寧に叙された措辞に、故人への思いの深さが偲ばれた。「滝」1月号〈滝集〉より抄出。(Midori)
故人が丹精込めて育てた萩だったのだろう。しかし、その萩も七七忌を迎えるとともに枯れてしまったと思われる。「抱き寄せては」という動詞の重なり、そして「ては」というくり返しを示す助詞。丁寧に叙された措辞に、故人への思いの深さが偲ばれた。「滝」1月号〈滝集〉より抄出。(Midori)
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