藻の花や地震に倦みたる水のいろ
九天へきざはし昇る梅雨の蝶
木下闇ものの怪の目の爛々と
夏暖簾最上階のそば処
*「阿蘇」10月号、岩岡中正主宰選
【選評】
「地震に倦みたる」に作者の真情がよく出ている。即物写生が心理写生へ転化する瞬間である。藻の花の白の空白無為の色が良い。*「阿蘇」9月号
4月の2度の大地震から、半年が過ぎようとしていますが、今だ余震は続き2千回をすでに超えました。地震は日常となりつつも、地震のたびに蘇るのは、あの時の恐怖です。(Midori)
九天へきざはし昇る梅雨の蝶
木下闇ものの怪の目の爛々と
夏暖簾最上階のそば処
*「阿蘇」10月号、岩岡中正主宰選
【選評】
「地震に倦みたる」に作者の真情がよく出ている。即物写生が心理写生へ転化する瞬間である。藻の花の白の空白無為の色が良い。*「阿蘇」9月号
4月の2度の大地震から、半年が過ぎようとしていますが、今だ余震は続き2千回をすでに超えました。地震は日常となりつつも、地震のたびに蘇るのは、あの時の恐怖です。(Midori)
「滝」の活動の様子が想像されて、とても嬉しいです。
東日本大震災から、まさか熊本地震とは?!
妙な御縁ですが、早い復興を祈りたいですね☆
コメント、ありがとうございましたm(u_u)m
岩岡中正主宰の 「即物写生から心理写生へ転化する瞬間」という選評に 俳句の極意を改めて気づきました。
なかなかそのような句は詠めませんが頭にに刻んでおき
たいです。
地震から半年、まだまだ余震が続いているのですね。
こちらも五年たっても復興の遅れが言われていて先は長いです。熊本の早い復興も願っております。
修復工事は、進んだとも言えず、崩落のままです。
どんな吟行句が詠めるか自信はありませんが、
秋を満喫してきたいと思います(^^)/
征一さん、いつもありがとうございます。
私も上の句が良いと思いました。素晴らしい写生句。
続く余震の中にあっても、変わらぬ自然には、
はっとさせられます。
博子さん、コメントありがとうございます。
余震の頻発。東日本大震災の時同もじでした。
喪の花のチョイスは流石です。
最近の高層ビルでは、全国のお食事処が揃っているので、
地方でも楽しめます☆