歌がるた世を儚んでばかりゐる 岩岡中正
「新春かるた会」の前書のある一句である。和歌は、かつて宮中での嗜みであり、教養の一つとして詠み交わされて来たものである。そんな当時の貴族や歌人の心情を、「世を儚んでばかりゐる」と、時を超えて、現在形で詠まれて、何とも楽しい。月を見ても、可憐な草花を見ても、何かにつけて儚んでばかりいることへの可笑しさであり、共感でもあるのだろうか。「阿蘇」3月号より抄出。(Midori)
「新春かるた会」の前書のある一句である。和歌は、かつて宮中での嗜みであり、教養の一つとして詠み交わされて来たものである。そんな当時の貴族や歌人の心情を、「世を儚んでばかりゐる」と、時を超えて、現在形で詠まれて、何とも楽しい。月を見ても、可憐な草花を見ても、何かにつけて儚んでばかりいることへの可笑しさであり、共感でもあるのだろうか。「阿蘇」3月号より抄出。(Midori)
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