十七音のアンソロジー★。・.:・゜'☆,。.:・゜'★

虚と実のあはひに遊ぶ  Since 2008 by Midori♡ H

紅葉

2012-03-04 | Weblog
三百段登つて来よと寺紅葉    田中フジコ

「三百段登つて来よ」の、寺紅葉の擬人化。
まるで人を挑発しているかのように聞こえるが
それ程、美しかったということだろう。
傾城の美女が発するような寺紅葉の誘いに、
さて、作者は乗ったのだろうか?
「阿蘇」3月号〈雑詠〉より抄出。(Midori)

2 コメント

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ももぢ (今村征一)
2012-03-05 08:00:06
見事な紅葉だったのであろう。階の上に顔をのぞかせた紅葉が見えたので上って来よと紅葉黄葉が上って来よと誘っているのだと思い300百段を登った。登り切ったらもみぢ浄土となつた古刹の森が碧空の下でまぶしく光っていたという風に考えたがいかがだろう。場所は違うだろうが嵯峨野の神護寺を思い出した。
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もみぢ浄土 (みどり)
2012-03-05 20:53:19
見事な古刹の紅葉なのでしょうね。
一昨年、大分の磨涯仏を見に、
紅葉の中を登ったことを思い出しました。
何段あったのか、途中で杖を借りて、
どうにか辿り着きました(笑)
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