からからとポテトチップスめく落葉 進藤剛至
若葉から、青葉、そして紅葉とそれぞれに目を楽しませてくれた木々も、今は落葉の真っ盛り。すっかり裸木になってしまうまでは、落葉は切りがなく続く。風に「からからと」乾き切った音を立てる落葉は、手に取れば、ぱりりとすぐに壊れてしまう。「ポテトチップめく」とは、よく言ったものである。発想の柔軟さ、現代的な比喩に作者の若さが感じられる一句である。「落葉」の名詞止めも上手く決まった。「花鳥諷詠」332号より抄出。(Midori)
若葉から、青葉、そして紅葉とそれぞれに目を楽しませてくれた木々も、今は落葉の真っ盛り。すっかり裸木になってしまうまでは、落葉は切りがなく続く。風に「からからと」乾き切った音を立てる落葉は、手に取れば、ぱりりとすぐに壊れてしまう。「ポテトチップめく」とは、よく言ったものである。発想の柔軟さ、現代的な比喩に作者の若さが感じられる一句である。「落葉」の名詞止めも上手く決まった。「花鳥諷詠」332号より抄出。(Midori)
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