風つかむかたちに尖る鵙の贄 矢田 涼
鵙の生態で、最も大きな謎とされているのが、「鵙の贄」だという。捕らえた獲物を尖った木の枝などに突き刺しておく習性のことだが、まだ生きて動いているものもあり、見るも残酷な風景だ。しかし、生き物の世界に残酷などと言ってはいられない。「風つかむ」に、たまたま鵙の贄となってしまった生き物の命の極まりを感じた。自然が隠しもっている真実の姿を捉えた視線に、凄烈な詩情を覚えた。「滝」12月号〈滝集〉より抄出。
鵙の生態で、最も大きな謎とされているのが、「鵙の贄」だという。捕らえた獲物を尖った木の枝などに突き刺しておく習性のことだが、まだ生きて動いているものもあり、見るも残酷な風景だ。しかし、生き物の世界に残酷などと言ってはいられない。「風つかむ」に、たまたま鵙の贄となってしまった生き物の命の極まりを感じた。自然が隠しもっている真実の姿を捉えた視線に、凄烈な詩情を覚えた。「滝」12月号〈滝集〉より抄出。
ぼろ市のピカチユウは日をひとり占め 小原希世
ボロ市やズボンで拭ふ釈迦如来 加藤裕志
狂言師ぼろ市のなか通りけり 橋本榮冶
襤褸市は曇りて雨の甲斐秩父 尾崎紅葉
なんて例句もありました。
ぼろ市吟行は、たくさんの句材が市に出されているかも?狸さん、アンティークなお土産よろしくね♪
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闘牛の骨格は○だったのが講評の時には△になってしまった。
だから馬に推敲して華の会にだしてみます。そして牛タンの利久へ
確か句寄席でもたくさんの評が入った句でしたね。句寄席のレベルの高さを実感しています。
贄も木の枝も、風も尖って、厳しい冬がひしひし伝わりますね。みどりさんのコメントも素晴らしいです