木の瘤の仏相星の流れけり 田口令子
単に木といっても、樹齢数百年、数千年を越える神木だろうか。古木となると、木の瘤も大きく膨らみ芸術的な形相を呈するようになる。それを「木の瘤の仏相」と捉えた作者の感覚に、新鮮さを感じた。木の瘤をじっと見ていると、なるほど不動明王の顔のようにも見えてきて、思わず手を合わせたくなる。「星の流れけり」という宇宙のロマンを配合して、余韻のある格調高い作品となっている。今月、「滝」11月号〈滝集〉巻頭作品。
単に木といっても、樹齢数百年、数千年を越える神木だろうか。古木となると、木の瘤も大きく膨らみ芸術的な形相を呈するようになる。それを「木の瘤の仏相」と捉えた作者の感覚に、新鮮さを感じた。木の瘤をじっと見ていると、なるほど不動明王の顔のようにも見えてきて、思わず手を合わせたくなる。「星の流れけり」という宇宙のロマンを配合して、余韻のある格調高い作品となっている。今月、「滝」11月号〈滝集〉巻頭作品。
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