ゆく春を翁のやうに惜しみけり 岩岡中正
ゆく春を芭蕉のように惜しんだということだろうか。
芭蕉の生きた時代とは大きく変わってしまったこの時代、
時には、ゆったりとした時間の中で春を惜しんでみたいような気がした。
近江というわけにはいかないが、さしずめ熊本は江津湖あたりでどうだろうか。
大らかな構図に、ゆく春の風土の匂いがした。
「阿蘇」主宰。「阿蘇」6月号より抄出。(Midori)
ゆく春を芭蕉のように惜しんだということだろうか。
芭蕉の生きた時代とは大きく変わってしまったこの時代、
時には、ゆったりとした時間の中で春を惜しんでみたいような気がした。
近江というわけにはいかないが、さしずめ熊本は江津湖あたりでどうだろうか。
大らかな構図に、ゆく春の風土の匂いがした。
「阿蘇」主宰。「阿蘇」6月号より抄出。(Midori)
岩岡先生は、NHK俳句王国ではじめて拝見しました。そのあと訪れたミニ句会が、たまたま「阿蘇」だった。というご縁です。思っていた通りとても素敵な方ですよ。伝統俳句ですが、いろんな句をとって頂けるので、ますます俳句が楽しくなりました。
ブログの背景が夏らしくなりましたね。桜貝の色合いも素敵です。