風花や天より剥がれたる詩片
梟の森に息づく闇ありぬ
波音の渚に砕け野水仙
竜の玉魔神のやうな山影に
*「滝」2月号、成田一子選![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
【選評】
静かに風花の空を見上げていたら、ふと詩のかけらを賜った。真青な冬空とちらちら流れる雪のコントラストの中に、充足感につつまれている作者が見える。賑やかで華やかな世界は心を高揚させるが、本当に何かが生まれるのは、ただ無心で風花を見ているこんな瞬間なのだと思う。「天より剥がれたる詩片」の措辞は見事としか言いようがない。(一子)
梟の森に息づく闇ありぬ
波音の渚に砕け野水仙
竜の玉魔神のやうな山影に
*「滝」2月号、成田一子選
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
【選評】
静かに風花の空を見上げていたら、ふと詩のかけらを賜った。真青な冬空とちらちら流れる雪のコントラストの中に、充足感につつまれている作者が見える。賑やかで華やかな世界は心を高揚させるが、本当に何かが生まれるのは、ただ無心で風花を見ているこんな瞬間なのだと思う。「天より剥がれたる詩片」の措辞は見事としか言いようがない。(一子)
青空から舞って来る雪を詩片だと感じた作者に拍手!
有り勝ちかな?とも思いましたが、
感じたままに詠んでみました。
春になって雪が二度ほど降ったので、
また挑戦したいと思っています。