雪の中指触れあひて手話の止む 宇野成子
雪が降る中、距離を置いた二人が、手話によって会話を交わしている。きっと、雪の中にあって、互いの身を案じているのだろう。やがて、距離が縮まって、ついに二人の指が触れた時、もう手話は要らない。「手話の止む」という五音が語り尽くしているドラマチックな展開に、ただただ感動を覚えた。「滝」2月号〈滝集〉より抄出。(Midori)
雪が降る中、距離を置いた二人が、手話によって会話を交わしている。きっと、雪の中にあって、互いの身を案じているのだろう。やがて、距離が縮まって、ついに二人の指が触れた時、もう手話は要らない。「手話の止む」という五音が語り尽くしているドラマチックな展開に、ただただ感動を覚えた。「滝」2月号〈滝集〉より抄出。(Midori)
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