碑の縷縷に合掌冬近し 谷 喜美子
碑には、何かしら文字が刻まれていると思われるが、それらを一切言わずに、「縷縷」と表出。詳しい情報が縷縷刻まれていたに違いないが、「合掌」すべき内容であることは明白。「縷縷」と省略されていながら、「冬近し」と置かれて、作者の追悼の思いは深い。「阿蘇」2月号より抄出。(Midori)
碑には、何かしら文字が刻まれていると思われるが、それらを一切言わずに、「縷縷」と表出。詳しい情報が縷縷刻まれていたに違いないが、「合掌」すべき内容であることは明白。「縷縷」と省略されていながら、「冬近し」と置かれて、作者の追悼の思いは深い。「阿蘇」2月号より抄出。(Midori)
海難碑を詠まれた句で、当日の句会で、主宰特選でした。
お上手だなとつくづく感心致しました。