崩るるは恋の吉兆雲の峰 松尾 敏
空の果てに、入道のようにむくむくと湧きのぼる白い雲は、
夏の勢いと生命力を感じさせる。それがある時、崩れはじめたのだ。
雲の峰の内包するエネルギーが、何か見えないものの力によって
失いはじめた時、「恋の吉兆」とみた作者。時得たりの感あり。
「俳句」9月号「作品12句」より抄出。(Midori)
空の果てに、入道のようにむくむくと湧きのぼる白い雲は、
夏の勢いと生命力を感じさせる。それがある時、崩れはじめたのだ。
雲の峰の内包するエネルギーが、何か見えないものの力によって
失いはじめた時、「恋の吉兆」とみた作者。時得たりの感あり。
「俳句」9月号「作品12句」より抄出。(Midori)
芭蕉の句を思い出した。育つ雲の峰はよく見るら崩れるのは見たことがないが、崩れれば深い青空が見え恋の予感それも吉兆と感じた作者なのだろうと思った。みどりさんの好きそうな句だ。
もう、雲の峰から鰯雲に変わる頃ですね♪
私は最初から欠けていたような気がします。
一般的に認知されていることでない何か、
それを見てあげることが必要なのでしょうね。