立冬や積木のやうに日を重ね 木村佐恵子
「積木のやうに」という比喩がとても新鮮。「立冬」という一つの節目への感慨が、「日を重ね」という連用形によって、再び「立冬」へと還る。着実に日々を重ねてきた作者の思いの深い作品である。「母よりも妻である日々木の葉髪」という作品にも心惹かれた。 (Midori)
「積木のやうに」という比喩がとても新鮮。「立冬」という一つの節目への感慨が、「日を重ね」という連用形によって、再び「立冬」へと還る。着実に日々を重ねてきた作者の思いの深い作品である。「母よりも妻である日々木の葉髪」という作品にも心惹かれた。 (Midori)