まつろはぬ者の涙や冬銀河 菅原鬨也
「まつろふ」は、「服ふ・順ふ」 のことで、「服従する・従う」の意だと、
知ったが、「まつろはぬ者」とは、東北では、阿弖流爲に代表される、
蝦夷だろうか。しかし、彼らには決して譲ることのできない誇りが、
あったのだ。歴史的背景はあるにしても、いつの世でも、それは同じ。
透明感のある季語によって、まつろはぬ者の哀しみが伝わってきた。
「滝」2月号〈飛沫抄〉より抄出。(Midori)
「まつろふ」は、「服ふ・順ふ」 のことで、「服従する・従う」の意だと、
知ったが、「まつろはぬ者」とは、東北では、阿弖流爲に代表される、
蝦夷だろうか。しかし、彼らには決して譲ることのできない誇りが、
あったのだ。歴史的背景はあるにしても、いつの世でも、それは同じ。
透明感のある季語によって、まつろはぬ者の哀しみが伝わってきた。
「滝」2月号〈飛沫抄〉より抄出。(Midori)