JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

サボリ魔は誰だ?!

2009年04月11日 | s-u

もう何日雨が降っていないでしょう?
暖かい、もとい、暑い晴天が続くのは、けして気分が悪いわけではないのですけど、「たまには雨も降ってくんないとねぇ」。まったく人間というのは贅沢なものです。

そんなここ数日、私の最大の悩みといえば、昼食後にどうしようもない睡魔に襲われることです。
「春眠暁を覚えず」
朝なかなか目が覚めないってんならまだしも、真っ昼間にこれが襲ってくると、仕事に集中できなくていけません。かといって、ボケ~~っと車を運転して事故でも起こしたひにゃあ~た(笑)
昨日もあまりの睡魔に危険を感じ(笑)公園駐車場にて30分ほど昼寝をしました。
そしたらあ~た(またかい)下着がビショビショなんです。いやべつにおねしょをしたわけじゃありませんよ、汗ですよ汗。窓は開けておいたんですけどねぇ・・・・
どこか昼間ゆっくり寝られる場所はないもんでしょうか?
って、最大の悩みはそこかい!!!

「バブ、元気?」
と仕事の最中に電話をよこしたのは東京に住むSH君。
「なに?こんな時間に?」
「いやぁ、ちょっと暇だったから・・・」
暇だったからって、どう考えてもお互いに仕事をしている時間なんでありますが
「いやね、今会社でダウンロードしてたら、えらい時間がかかって、あんまりかかるもんだから電話してみた。」
って、なんじゃそりゃ。

彼が仕事中に会社のPCで何をしてたかというと、なんと昨年70周年を迎えたブルーノートが、ネット配信でのみ販売している記念盤『The History of Blue Note - 70th Anniversary』全70曲をダウンロードしてるってんですから、公務員なら大変なことです。(笑)
「このう、サボリ魔め」

てなことで
『The History of Blue Note - 70th Anniversary』の存在は知りながらも、「自分が持っているブルーノートでじゅうぶん」的発想で見向きもしなかったのですが、70曲1500円という値段で配信されているのがどんな曲なのか、ちょっと見てみようかなぁなんてね。

1. Boogie Woogie Stomp di Albert Ammons
2. Chicago Flyer (1992 Digital Remaster) di Meade "Lux" Lewis
3. Summertime di Sidney Bechet
4. Profoundly Blue (1998 Digital Remaster) di Edmond Hall
5. Blue Harlem di Ike Quebec
6. Oop-Pop-A-Da di Babs Gonzales
7. Our Delight di Tadd Dameron
8. Tin Tin Deo di James Moody And His Bop Men With Art Blakey
9. Well You Needn't di Thelonious Monk
             ・・・・・・・・・・・

なるほど、こういう選曲になりますかぁ・・・・
でも所詮ネット配信でしょ、音もどうだか分かんないし、ほら、ジャケットの楽しみもないし、なによりアルバム全体を聴けるわけじゃないじゃありませんから・・・ヘヘヘンだ、安かろう悪かろうじゃねぇ
それに、こんな出し方がはたしてアルフレッド・ライオンの意にかなっているのか?てなことも考えたりして・・・・・・・

あはは、文句ばかり言っていると、何処か年寄りのヒガミみたいに聞こえてしまいますよね。実際私も自転車に乗りながら携帯プレーヤーで聴いているのは「マイ・セレクト」なんですから、そのセレクトをプロがして、さらにはデジタル音源70曲が1500円ならお買い得なんでしょう。

それはともかく、7000番台のレコードのテイクは、ちと気になったりもします。
ブルーノート草創期、1939年1月6日、アルバート・アモンズとミード・ルクス・ルイスによる初レコーディングから、いわゆるスイングテットを収録していた時期の録音は、あえて10インチ盤を探してまで聴こうという気力は私にはありませんでした。
でも、こうして単発ながら聴いてみると、なんだかとても良かったりするんですよねぇ・・・・・
学生時代の私なら考えられないことですが、やっぱり歳のせいなんでしょうか?
時代に逆行するようですけど「探してみようかなぁ」なんて変な欲が出てきたりして・・・・・・でもなぁ、オリジナル盤なんて手に入いんないんだろうし、それ以上に欲しいまだ持っていない他のブルーノート盤もあるでしょ、このさいデジタル総集盤的ものがあるなら探してみるかなぁ。

あっ!そうかぁ、これがブルーノートの狙いなのかもしれません。私みたいなアホの購入意識を刺激して売り上げに結びつけるみたいな・・・・う~~ん、そんな戦略に私しゃ乗りませんよ・・・・あ~~~でも心がぁ~~~~!!

あれ?
昼寝をした上にこんな事を仕事中に考えていたんじゃ、SH君より私の方がタチの悪いサボリ魔か。(笑)

さて、今日の一枚は、あえてブルーノートを避けカデットを選んでみました。(笑)ソニー・ステットとズート・シムズのテナー・バトル(バトルという雰囲気ではありませんが)盤です。

私にとって、このスイング感、心地よさ感は、昼寝にピッタリなんでありまして、いやいや、聴く人によってはこのウキウキ感が伝染して、とても寝られるようなアルバムではないかもしれません。
二人でテーマを吹くときなんざぁ、きっと二人ともニコニコしながらやってたんじゃないでしょうかねぇ、そんな風景が見えてきそうなほどリラックスしながらも息がピッタリ合った二人の演奏を聴くことが出来ます。(だからバトルじゃないって言ったでしょ。笑)

これもまた学生時代なら力を入れて聴く一枚ではありませんでした。
でも、素直な心が芽生えた今では(笑)チャリー・パーカー派のステットがテナーを持ち、レスター・ヤング的ズートと語り合っちゃってるこのアルバムを、気持ちよく聴けるようになっちゃうんですから不思議です。(笑)

そういえば、アル・コーンとズートのアルバムを紹介したときも、同じような事を書いた記憶があります。ただ、アルとの共演とはまた違った魅力がこのアルバムにはあるように思えます。

INTER-ACTION / SONNY STITT & ZOOT SIMS
1965年1月録音
SONNY STITT, ZOOT SIMS(ts) JOHN YOUNG(p) SAM KIDD(b) PHIL THOMAS(ds)

1.MY BLUE HEAVEN
2.THE SABER
3.KATEA
4.FOOLS RUSH IN
5.LOOK DOWN THAT LONESOME ROAD
6.I WANT TO GO HOME

おまけ、
いちおう『The History of Blue Note - 70th Anniversary』全70曲を紹介しておきます。

1. Boogie Woogie Stomp di Albert Ammons
2. Chicago Flyer (1992 Digital Remaster) di Meade "Lux" Lewis
3. Summertime di Sidney Bechet
4. Profoundly Blue (1998 Digital Remaster) di Edmond Hall
5. Blue Harlem di Ike Quebec
6. Oop-Pop-A-Da di Babs Gonzales
7. Our Delight di Tadd Dameron
8. Tin Tin Deo di James Moody And His Bop Men With Art Blakey
9. Well You Needn't di Thelonious Monk
10. 'Round Midnight (2007 Digital Remaster) di Thelonious Monk
11. Bouncing With Bud di Bud Powell
12. A Night In Tunisia (1998 Digital Remaster) (The Rudy Van Gelder Edition) di Bud Powell
13. Tempus Fugit di Miles Davis
14. Easy Living di Clifford Brown
15. The Gig di Herbie Nichols Trio
16. Quicksilver di Art Blakey/Clifford Brown
17. Senor Blues di Horace Silver
18. Decision di Sonny Rollins
19. Blue Train di JOHN COLTRANE
20. Autumn Leaves (Instrumental) di Cannonball Adderley
21. Cool Struttin' di Sonny Clark
22. Blues Walk di Lou Donaldson
23. Appointment in Ghana di Jackie McLean
24. Moanin' di Art Blakey And The Jazz Messengers
25. The Jumpin' Blues di Jimmy Smith
26. Easy, Don't Hurt (1992 Digital Remaster) di Ike Quebec
27. Let 'Em Roll di John Patton
28. Midnight Blue di Kenny Burrell
29. Cristo Redentor di Donald Byrd
30. River's Invitation di Stanley Turrentine
31. The Sidewinder di Lee Morgan
32. The Turnaround di Hank Mobley
33. Alligator Bogaloo di Lou Donaldson
34. Cheese Cake di Dexter Gordon
35. Blue Bossa di Joe Henderson
36. Cantaloupe Island di Herbie Hancock
37. Song For My Father di Horace Silver
38. Maiden Voyage di Herbie Hancock
39. Mode For Joe di Joe Henderson
40. Speak No Evil di Wayne Shorter
41. Hub-Tones di Freddie Hubbard
42. Mosaic di Art Blakey And The Jazz Messengers
43. Passion Dance di McCoy Tyner
44. The Moontrane di Larry Young
45. Black Fire di Andrew Hill
46. Luminous Monolith (1996 Digital Remaster) di Sam Rivers
47. Hat And Beard di Eric Dolphy
48. Broad Way Blues di Ornette Coleman
49. (Fallin' Like) Dominoes di Donald Byrd
50. Angelina di Earl Klugh
51. Always There di Ronnie Laws And Pressure
52. Freedom Is A Voice di Bobby McFerrin
53. The Lady In My Life di Stanley Jordan
54. Never Said di Dianne Reeves
55. I'll Take Les di John Scofield
56. I Can't Stand the Rain di Cassandra Wilson
57. Fistful Of Haggis di Charlie Hunter
58. Cantaloop (Flip Fantasia) di US3 Featuring Rahsaan And Gerard Presencer
59. Beatrice (Live) di Joe Henderson
60. Lonnie's Lament di McCoy Tyner
61. Red Mask di Tony Williams
62. Miss Etna di Joe Lovano
63. I Love Paris di Jacky Terrasson
64. Blues Lundvall di Gonzalo Rubalcaba
65. Benny's Tune di Lionel Loueke
66. Over There di Terence Blanchard
67. Gangsterism On Canvas di Jason Moran
68. Y'Outta Praise Him di Robert Glasper
69. Arms Of A Woman di Amos Lee
70. Don't Know Why di Norah Jones



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