JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

リフレッシュ!

2009年08月27日 | g-i

朝晩は完全に秋の気配、今年は暑気払いもせずに終わってしまった感はありますが、良いですねぇ涼しいのは(笑)
ここ数週間忙しい日々が続いて、なんだか家にいる時間が極端に少ないように感じます。昨夜は久々に早く帰ったかと思ったら飲みに行っちゃうし・・・・しょもないオヤジだ。

 るるる葬送

 しづかにすすむ一列の。
 ながい無言の一列の。
 蛙の列がすすんでゆく。
 ひたひに青い蛍をともし。
 万の蛙等すすんでゆく。
 日本砂漠の砂をふみ。
 砂漠のくらい闇をふみ。
 しづかにしづかにすすんでゆく。
    るるるはしろい。
    ほのほになつて。
    るるるはゐない。
    うつくしいるるるはもうゐない。
    ひかるはなびら。
    るるるにそそげ。
    ひかるはなびら。
    るるるにそそげ。
 ひとすぢのさざなみたててみおくりの。
 歌がしづかに流れだす。
 日本砂漠の闇のなか。
 いつとはなしにその歌も。
 はるかかなたにとほのいて。
 蛍のあはい。
 ひも絶え絶えにきえてゆく。
 かたむく天に。
 鉤の月。
      (草野心平、詩集「定本蛙」より)

その昨晩、いつものバーで飲んでいると、以前紹介させていただいた、くさんちっぺさんの御主人が、『草野心平記念館』の記念館専門学芸員Oさんを伴って飲みにいらっしゃいまして、
「この人は、高校時代に○○(ジャズ喫茶です)でアルバイトしてたんだってよ。懐かしいだろ」
とO氏に紹介して頂き
「いやぁ、O君は、あの華やかだったこの地の喫茶店文化をまとめてみよう、てなことを考えてるみたいでね。なかなか面白いよねぇ」

あはは、話題は草野心平にたどり着くかと思えばさにあらず、一時は「喫茶店密度が全国一、二であった」とまで言われたこの田舎町の、多種多様なそれを懐かしく語り合ったりして、その後奥様のくさんちっぺさんも合流され、ともかく楽しいお酒でした。
若輩者の私を話の輪に加えて頂き、本当にありがとうございました。

忙しい忙しいと言いながら、そんな夜を過ごしている私が、ここ一週間一番気になっていたのはボサボサの髪の毛でありまして、
以前もいいましたよね。私の髪は細くて、量が多くて、しかも天パーときたもんだから、伸びると手に負えないんであります。
「昨夜、飲みに行く暇があったら散髪やに行ってくりゃいいのに」
ごもっともではありますが、それはそれ(笑)
でももうどうにも我慢出来なくて、今日行ってきましたよ。しかも、海でボーッとする時間まで作っちゃって(笑)、まったまに二時間くらいのサボリは許してもらえるでしょう。



 ♪ 今はもう秋 誰もいない海・・・・・♪

秋の海は好きですねぇ、良いですねぇ、草野心平とはいきませんが「詩の一編でも書いてみようか」てな気分にもなりますよね。もちろん気分だけですが(笑)

昨晩のお酒と、今日のサボリ、おかげさまですっかりリフレッシュできたバブ君でありました。(まったくもって単純だね)

さて、今日の一枚は、ジム・ホールです。
昨晩、喫茶店話から、「学校をサボるときには、このパターンの喫茶店まわりだった。」みたいな話になりまして、
「私は、唯一モーニングがあったジャズ喫茶Eに行きましたね。そんでもって必ずかかるのがジム・ホールのアランフェスなんだよなぁ・・・」
てなことで、安易にこのアルバムを選んでしまいました。

内容は、ソロもあればディオもコンボもボーカル入りもある、邦題にもなった「哀愁のマタドール(LAMENT FOR A FALLEN MATADOR)」なんか、アランフェスの二番煎じみたいな感じなんですが、私はどうも好みではありません。というのは、いわゆるフュージョン臭が香ってくるからなんだと思います。アランフェス(アルバム名は「JIM HALL CONCIERTO」ですよ)も、めったにかからないB面が好きでしたからね。(笑)

でもまぁ、考えてみれば、モーニングを食べながら聴かされる音楽となると、このあたりのジム・ホールが最も適していたともいえるわけで、
「トミフラ、アート・ファーマー、ロン・カーター・・・・いかにもだよね」
私にとっては、そういう一枚です。(笑)

COMMITMENT / JIM HALL
1976年6,7月録音
JIM HALL(g) ART FARMER(flh) TOMMY FLANAGAN, DON THOMPSON(p) RON CARTER(b) ALLAN GANLEY, TERRY CRARKE(ds) JOAN LaBARBARA, JANE HALL(vo) ERROL BENNETT(perc)

1.WALK SOFT
2.ONE MORNING IN MAY
3.LAMENT FOR A FALLEN MATADOR (BASED ON "ADAGIO IN G MINOR")
4.DOWN THE LINE
5.WHEN I FALL IN LOVE
6.MY ONE AND ONLY LOVE
7.BERMUDA BYE BYE
8.INDIAN SUMMER



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