JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

良くできた後輩だ!

2007年04月26日 | a-c

体調も今日の青空のごとく晴れ渡り(昼頃ににわか雨はありましたけど)、いつにもまして爽やかな朝を迎えることができました。よかったよかった(笑)

「バブさん、昨日買ってきましたよ。」
「・・・・・・・??????」
見れば『ジャズ批評』の5月号であります。
そうでした、『ジャケ買い』の原稿を出してみて下さいという、同誌からの連絡に、調子こいて投稿をした上、さらに、掲載の有無もわからないうちから、
「俺の記事、載るかもしんないから買ってね。」
てなことを、飲んだ勢いでみんなに話していたのでありました。
それを律儀に、しかも発売日に買ってきてくれるとは・・・良くできた後輩です。

私の記事はともかく、ブログ仲間の皆様はじめ各位も「ジャケットへの思い入れはそれぞれであるのだなぁ」と、面白く読ませていただきました。

そんな中、横浜の老舗ジャズ喫茶『ミントンハウス』の川上裕朗氏が、私と同じ「FORCE SWEET MAO - SUID AFRIKA 76」を取り上げられていたのにビックリ。(まぁ、誰が見ても印象に残るジャケット・デザインではあるわけですが)

『ミントンハウス』といえば、横浜の中華街の入口?出口?、ともかく元町との境目にあるジャズ喫茶であります。
とか言いながら、申し訳ないと思うのは、私が横浜在住中もそれほどおじゃましていなかったお店なのです。どうしても、野毛の『ちぐさ』『ダウンビート』あたりで足を止めてしまい同店まではなかなか・・・というのは言い訳臭いですよね。(笑)
実際に伺ったのは5,6回だったでしょうか。ですからマスターのお名前も知らぬままにおりました。

手動式アナログ・プレーヤーにテクニカのシェル、カートリッジはデンオンだろうか?マスターはカウンターのなかに一人ポツンと座り、崎陽軒のシュウマイ弁当を食べ始め、雨の街を窓越しに眺める。
「店も街も古いのっていいなぁ」

ふふふふふふ、こんな『崎陽軒』のCMを御存じでしょうか?
あの場所こそが『ミントンハウス』であり、あの坊主頭の方こそが『オイドン』こと同店のマスターであるはず。
今回の『ジャズ批評』の記事で、横浜市ミントンハウス店主と記された川上裕朗というお名前が『オイドン』さんのお名前ということになるのですよね。
今更知るというのが、いささか勉強不足とも思いますが、なんだか、とても嬉しい気分なのです。

話のついでに、「FORCE SWEET MAO - SUID AFRIKA 76」とはじめて出会ったジャズ喫茶のお話もう一つ。

東京自由ヶ丘にあった『アルフィー』というお店でした。まぁ、このアルバムを聴いていただければわかるかと思いますが、アバンギャルドというか、前衛的ジャズも、なんの躊躇もなしにかけてくれる、当時の私にはもってこいのお店でした。学生時代は、ほんとによく利用させていただたものです。
朝(といっても、10時過ぎですが)自由ヶ丘の駅前で文庫本を買い込んで、開店に合わせるように入店、トーストと珈琲2杯で(たしか再オーダーがあったように思うのです。)暗くなるまで居座るのですから・・・・・儲かるわけありませんよね(笑)

私はこの店で、高校時代にはあまり耳にしなかった(バイト先では、あまり前衛的なものは好まれなかったもので)多くのアルバムを覚えさせていただき、確実にリスニングの幅を広げることができたのだと思います。

いかんいかん、どんどん話が思い出話になってしまいます。今日はこのへんで止めておきましょう。ともかく、良くできた後輩のおかげで、思い出話にまで話題が膨らんでしまったバブ君でありました。

さて、今日の一枚は、話の流れというかこんなアルバムを選んでみました。

BYGレーベルは、フランスのマイナー・レーベルです。もともとはフランスの大学都市へのレコードショップのチェーンを始める一方、 Savoy 音源などのフランス盤をリリースするレーベルとして、活動を始めました。アメリカからジャズメンを招いて録音を始めたのは、今日のアルバムが録音された年、1969年からだったと思います。

オーネット・コールマンの「SOMETHIN' ELSE」でデビューしたドン・チェリーは、1960年代にブルーノートに3枚のリーダー作を残しました。その時いっしょだった、エド・ブラックエルとのディオ作品がこれです。
感覚的にはダラー・ブランドの民族音楽的アプローチにも、類似するように思えますし、じっさい私は、トランペッター、ドン・チェリーというより、ここではピアニスト、ドン・チェリーに感銘を受ける一枚であると思っています。

MU. First Part / DON CHERRY
1969年8月22日録音
DON CHERRY(tp,p,fl,他) ED BLACKEWLL(ds)
1.BRILLIANT ACTION
2.OMEJELO
3.TOTAL VIBRATION Pt.1
4.TOTAL VIBRATION Pt.2
5.SUN OF THE EAST
6.TERRESTRIAL BEINGS



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4 コメント

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すずっくさん (バブ)
2007-05-02 21:45:41
TBありがとうございます。

すずっくさんはどんなお顔がお好みなのでしょう?(笑)
私はそうですねぇ・・・・・
そんなことはどうでもいいわけで、アルバム・ジャケットも同じようにそれぞれの好みがありますよね。
それが個性だから・・・・・

やっぱり、美人の決めつけは止めてもらいたいですね。
人間、中身です中身、
そう思わないと、生きていけない私でした。
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パブさん、こんにちは。 (すずっく)
2007-05-02 16:10:49
パブさんも、ジャズ批評掲載おめでとうございます。
67camperさんの記事もよかったですけど、ぱぶさんの「中味はもちろんだけど顔も良いにこしたことない」
これ、笑いましたぁ。
顔も良い、って、ところなんですが、
これって、人それぞれいろんな趣味があるわけじゃないですかぁ?
それを今は、「これが美人」って、勝手にきめられちゃってる感じがあるなぁ~、っておもってるんですけどね。
まぁ、、でも、誰が見ても絶世の美女っていますけどね。
トラバもさせてください。

それから、リンクありがとうございます。
驚いちゃった。
怠けもののリンクはりますが、、今後も宜しくおねがいしますね。M(__)M
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67camperさん (バブ)
2007-04-29 23:10:08
フュージョン系は苦手なくせに、フリー系はそこそこ聴けるんですよねぇ。
はははは、これも若い頃の耳だったからでしょう。たしかに最近は、何枚も続けてフリー系を聴くという暴挙はできなくなってしまいました。

『ジャズ批評』の67camperさんの記事、しっかり読ませていただきました。
やはり、質が高い・・・・・私は反省しきりです。(笑)
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コメント・TBありがとうございます。 (67camper)
2007-04-28 05:46:25
バブさん,こん○○わ。
自分の拙ブログにコメント、TBありがとうございます。

こうやって同誌に投稿できるようになったのもバブさんのおかげと感謝しています。
アバンギャルド,フリー系にも強いですよね。
毛沢東は、フリーに弱い自分は未聴です。
多分,この年齢になると,今後自宅でフリーと真剣に対峙する事自体が難しく感じています。

これからもよろしくお願いします。
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