今日は、午後から晴れるという天気予報を信じ、近くの渓谷に紅葉の様子を見に出かける予定でしたが、ほぼ一日中雨模様、自宅で映画鑑賞の午後でありました。
夕刻からは、ブラウン&ローチの「AT BASIN STREET」なんかを聴きながら、夕食の準備(日曜日の夕食は私が作らされております、トホホ)
本日のメニューは、豚汁、冷やしトマト、秋刀魚の塩焼き、自家製イカの塩辛、お新香、自家製おろしいくら、以上、さほど手間のかかるものもなく、じつに日本酒向きの夕食であります。
常温の日本酒を4合ほどいただき、いい気分になったところで、ふと先ほど聴いていた「AT BASIN STREET」を思い起こし、こんなことを考えました。
「もし、1956年3月頃に、仮に同じ条件のライブ・ハウスが4件あり、同日同時間に同料金で、ブラウン&ローチ・クインテットとジャズ・メッセンジャーズとマイルス・クインテットとM.J.Q.、この四組のライブがあったとしたら、はたしてどのライブ・ハウスに出かけるだろうか?」なんてね。
「1956年3月であれば、メッセンジャーズもホレス・シルバー脱退前だよなぁ」とも思いながら
さて、皆さんだったらどのライブ・ハウスに出かけますか?
ちなみに考えられるメンバーは、
ブラウン&ローチ・クインテットが
クリフォード・ブラウン(tp) ソニー・ロリンズ(ts) リッチー・パウエル(p) ジョージ・モロー(b) マックス・ローチ(ds)
ジャズ・メッセンジャーズは、
ドナルド・バード(tp) ハンク・モブレー(ts) ホレス・シルバー(p) ダグ・ワトキンス(b) アート・ブレーキー(ds)
マイルス・クインテットは、
マイルス・デイビス(tp) ジョン・コルトレーン(ts) レッド・ガーランド(p) ポール・チェンバース(b) フリー・ジョー・ジョーンズ(ds)
M.J.Q.は、とうぜん
ミルト・ジャクソン(vib) ジョン・ルイス(p) パーシー・ヒース(b) ケニー・クラーク(ds)
これは悩むでしょ?
せっせと夕飯を作り、ポッと日本酒に酔い、あり得ない話を想う、ある意味幸せな秋の夜であります。
AT BASIN STREET
1956年1月2日録音
CLIFFORD BROWN(tp) SONNY ROLLINS(ts) RICHIE POWELL(p) GEORGE MORROW(b) MAX ROACH(ds) TAD DAMERON(arr,cond)
1.WHAT IS THIS THING CALLED LOVE
2.LOVE IS A MANY SPLENDORED
3.I'LL REMEMBER APRIL
4.POWELL'S PRANCES
5.TIME
6.THE SCENE IS CLEAM
7.GERTRUDE'S BOUNCE
おまけ、
ちなみに、私ならばやっぱり「マイルス・クインテット」を聴きに行ったでしょうか。
ロリンズ、ブレイキー、MJQと当然このセットではないですが、ライブを経験しています。
やっばこの黄金のクインテットでしょう。
ガーランドはライブを聴けるチャンスがあったのですが学生時代、夏休みに帰省しているときに入れ違いでみれなかったのが残念です。この時はルー・ドナルドソン、ジョージ・ジョイナー、dsは確かジミー・コブだったと記憶しています。この来日のときにドナルドソンが日本で録音しましたよね。確か・・・
結構,この選択は反感買いそう。
2位:クリフォードブラウン
3位:ジャズメッセンジャーズ、MJQ
で、いかがでしょう。
基準はピアニスト。
ベーシストを基準にすると、MJQが1位でしょうか・・・?
突然ですが、ブックマークさせていただきました。今後ともよろしくです。
半年後の同クインテットなら、絶対なのですが、
私も、ロリンズ、ブレーキーは別セットでライブに行っていますが、できることならこのセットで、全部、ライブを聴いてみたかったですけどね。
クリスさんは「おそらくジャズ・メッセンジャーズだろうなぁ」と思っていましたよ。
反感なんてとんでもない。
ちなみにこの年の人気No.1は、M.J.Q.だったそうですよ。
こんなにもくだらないブログでよろしかったのでしょうか?
どれが正しいという問題でもないので、この問いは全くの愚問です。
ただ、私は、このへんの時代にライブを聴ける環境にいたかったとつくづく思ってしまいます。
メンバーの構成を見てるだけでも凄いのだけど、そんなグループがしかも同時期に存在してる。。。。
これって凄いですね。
わたしはまだまだ影も形もありませんでしたが。。
この時代に、私がいい年だったらアメリカまで行っちゃってたかもしれませんね。
先日のモンク&コルトレーンのカーネギー公演なんか、他の出演メンバーを考えても、あの場にいれたらどんなによかっただろうと思ってしまいます。
まったく、「録音でしか聴けない悲しさかな」ですね。