昨晩はMさんのお付き合いで、またしてもお酒をいただいてまいりました。
一軒目の焼鳥屋で、片隅にあるTVから「開花予想、データ入力ミスで修正、各方面に影響有り」とのニュースが、
「影響たって、自然のものだもんなぁ、気象庁に文句言ってもしょうがないし、そんなんで右往左往する人がいるとすれば、日本もまだまだ平和だねぇ」とMさん
「いや、そうとも言えないかもしれないですよ。桜がもたらす経済効果は、桜の名所にとってはかなりのもんでしょ」
日本人は桜の花が大好き、まして有名な桜には大挙して押し寄せるのが常であります。近くの道路はもとより、一本の桜のせいで高速道路まで渋滞、てなこともままあるではないですか。これを整理する人員の確保だけ考えても、開花予想のズレは大きな問題なのでしょう。
「花見に出かけるぞ」と言って、桃の花を連想する人はほとんどいませんよね。桜以外の花を見に行くときは「○○の花を見に行く」と表現するものです。どうして桜だけは例外なのでしょうか????
小さな時から桜の花は別ものだと思わされている???
これは完全な『すり込み』か????
まっ、そんなことはどうでもいいわけで、つまりは一気に咲き誇る桜を愛でながら、花見酒を楽しむ、これぞ日本人の日本人たらんを自覚できる数少ない機会なのであります。
これは三春の滝桜です。もちろんまだ咲いてませんよ。
大山桜に山桜、彼岸桜に里桜、霞桜に豆桜、深山桜に大島桜、緋寒桜に染井吉野、桜にはじつに300種を超える品種があるそうで、私にはどれがなにやらとんとわかりません。へたすりゃ全部が染井吉野だと思ったりして(笑)今年は桜の種類でも勉強してみましょうか。
開花の目安となる桜はほとんど染井吉野ですが、染井吉野は彼岸桜と大島桜の交配でできた比較的新しい品種なのだそうですね。吉野の山桜に似ていて、今は東京都になってしまっている染井村で誕生した桜なので染井吉野という名がついたのだそうですよ。
全国に染井吉野が広がったのは、成長が早い、葉より先に花が咲くので見栄えがよい、などの特徴にあるのだとか、ただ、いっせいに咲いて、華々しく散ることが軍人精神と合致するということで、旧日本軍の駐屯地にはこぞって植えられた事なども一因ではあるそうです。
春は嬉しや 二人でうて花見の酒
庭の桜におぼろ月 それを邪魔する雨と風
ちょいと散らして又咲かす
やっぱり桜には色気が良く合いますよね、だけど今年もせいぜい『むさい男とうて』になるのは必定、それでも酒が飲めれば良しとしますか・・・・いやいや夢はあきらめちゃいけない。
杯重ね、桜の雲を眺むれば
酒に酔ったか、花に酔ったか
膝を枕に一眠り・・・・・・
あぁぁ、そんな花見をしてみたい。
(バーーカ!!)
さて、今日の一枚はベン・ウェブスターです。
春らしいジャケットとか、春らしい曲というのも考えてみましたが、最後が美女の膝枕で終わった話ですので、こんどはこちらが耳元で囁くような・・・・ちょっとエッチっぽい感じというか・・・・・(ベンのサックスってそんな感じじゃありません?)それで膝枕の彼女にせまってみようかなんてね。(笑)
優しくも男らしいサックス、いかにレーベルがインパルスでも、それは変わらぬベンのスタイルです。
SEE YOU AT THE FAIR / BEN WEBSTER
1964年3月11,12録音
BEN WEBSTER(ts) HANK JONES, ROGER KELLAWAY(p) RICHARD DAVIS(b) OSIE JOHNSON(ds)
1.SEE YOU AT THE FAIR
2.OVER THE RAINBOW
3.OUR LOVE IS HERE TO STAY
4.IN A MELLOW TONE
5.LULLABY OF JAZZLAND
6.STARDUST
7.FALL OF LOVE
8.WHILE WE'RE DANCING
9.SOMEONE TO WATCH OVER ME
耳元でこんな風にやられたらちょっと・・・ですね!
このアルバム、聞いたことはないのですがピアノが
ROGER KELLAWAYにびっくり\(◎o◎)/!
なんでこの人がベン・ウェブスターと??みたいな感じです。
私の口説き文句にも、ベンの音色ほどの力があれば・・・・・(笑)
なかなか面白いアルバムですよ。CDでは?????
すいません。発売になっているかどうかわかりません。
機会があればお聴きになってみて下さいね。