「台風は行っちゃったんでしょ?なのに大雨洪水警報?」
難しい事はわかりませんが、今回の台風が通った経路にはっきりとした台風一過をもたらさなかった原因があるんだそうで、
「憎きは南からの湿った風!」
だそうです。
どうでもいいですけど、昨日の何とも不愉快な蒸し暑さと、夜中断続的にザーッと降った雨、今日の午前中の雷、ありぁ止めてもらいたいもんですねぇ
さても、更新をサボった事もありますが、オリンピックの話題にはいっさい触れておりませんでしたね。
まぁまぁ、こんな私でも日本人の活躍には心躍らされております。
今朝の「女子レスリング3連続金メダル」なんか、そりゃもう興奮いたしましたし、私的には、メダルを取るまで行かなかったものの、男子7人制ラグビーの日本代表の頑張りに軽く感動を覚えました。(笑)
ならば今日はオリンピックの話題・・・・チッチッチ、そうじゃないのがバブであります。
「ポ~パ~~イ!」
「オゥ、なんてこったい!」
「おっ!十八番!似てねぇぞう!イイぞう!」
って、確かに似てもいないのに昔から物まねをやらされた時の私の鉄板であります。
ところが、物まねが鉄板のポパイも、雑誌『POPEYE』となるとほとんど読んだ事が無い。創刊が1976年ですから、年代的にストライクのはずなんですがね。
それが昨日、ふと雑誌コーナーを覗いていると
『ジャズと落語』と銘打った雑誌『POPEYE』が
「ジャズ?落語?オゥ、なんてこったい!」
これは見逃すわけにはイカンでしょ、買ってきてしまいました。
冒頭、立川志の輔が
「初めて落語とジャズの特集をやることになりましたって、"ポパイ、おまえもか"(笑) -中略- 時代を代表するような文化人が時折取り上げたくなるテーマなんだよね、落語とジャズって、いつもメジャーではないけど、・・・・・」
んな事おっしゃるところから特集は始まるわけですが
その後、山下洋輔のインタビュー記事からレーベル『澤野工房』の記事まで、そこそこ読んでいて楽しい特集ではありました。
その中で、恵比寿のアンティークス タミゼの店主、吉田昌太郎氏が、古今亭志ん朝の『火焔太鼓』、エリック・ドルフィーの『OUT TO LUNCH』を引き合いに出しとりまして、
志ん朝の『火焔太鼓』は、父志ん生が語るそれとは風景が違う、一方『OUT TO LUNCH』は、聴くだけでパリ・モンパルナスの路地裏を、リノ・ヴァンチュラが早足で立ち去っていくシーンがブワーッと頭の中に沸き立つ(すげぇ)
ここに共通点を感じると、まぁそういうことなんでしょうか
すぐに夕べ『OUT TO LUNCH』を聴きましたけど、残念ながら私にはその風景が浮かんできませんでした。
「だって、行ったこと無いもん」(笑)
って、チャチャを入れちゃいけません。
おっしゃるとおり、同じ噺も違う落語家で聴くと全く違う、いや、同じ落語家でも噺の都度少しずつ風景が変わるし、ジャズもまた同様でありますよね。
ともかく、雑誌『POPEYE』が「文化人が時折取り上げたくなるテーマ」をどう表現しているのか、興味のある方はご覧あれ。
さて、今日の一枚は、カーメル・ジョーンズです。
ブラウニー直系と言われるカーメルですが、このアルバムなんか聴くととても分かるように思ったり、「ブラウニーよりチト暗いんじゃね」なんて思ったり・・・
いやいや「いかに直系でも志ん朝は志ん生じゃない」のでありましょう。
私的には、ホレス・シルバーの「SONG FOR MY FATHER」でのカーメルも、この西海岸を出る前のカーメルも好きですねぇ
端正で真っ直ぐ、これが彼の最大の魅力だと思います。
THE REMARKABLE CARMELL JONES / CARMELL JONES
1961年6月録音
CARMELL JONES(tp) HAROLD LAND(ts) FRANK STRAZZERI(p) GARY PEACOCK(b) LEON PETTIS(ds)
1.I'M GONNA GO FISHING
2.COME RAIN OR COME SHINE
3.NIGHT TIDE
4.SAD MARCH
5.STELLISA
6.FULL MOON AND EMPTY ARMS