広島県と島根県の県境の恐羅漢スキー場でスノーボード仲間の7人の男性が行方不明になっていたが、5日朝9時半過ぎに益田市の林道付近で救助活動中の自衛隊に発見され、救急ヘリコプターで輸送され全員無事であることが確認された。
一昼夜以上の時間の経過を夜も眠れず心配と不安、諦めなどが交錯する中で待ち続けていたご家族や知人、友人の皆さんにとっては、ほんとうに良かった結果であった。
しかし、30代を中心とするスノーボードの上級者たちだったとの事だが、大変なお騒がせと多くの救援活動に関わった人たちに迷惑とお世話になったことは、はなはだ厳しく批判されなければならないであろう。
「山を侮っていた」と下山したメンバーの一人は後悔の念を込めて記者会見で語っていたが、当然進入禁止区域を自分たちのスノーボードの技量の高さに自信を持っていた連中なので、大丈夫とたかをくくって進んで行った模様だったらしい。
驚いたのは7人のうち2人は、このスキー場の臨時職員であり、当然顔見知りの仲間意識があったのだろうが、管理監督と指導をするべき立場のスタッフも同行しての「危険なチャレンジ」をしてしまったわけである。
何事にもリスクは伴うだろうが、多くのお客さんが利用し楽しんでいたであろう一般のスキー場で、管理区域を大きく離れて、新雪のまだ誰も踏み入れたことりのないゲレンデや山深く入ったところへ誘導したと思われる行為は、責められるべき重大な過失であった。
まだ詳しい事情が全て報道されてはいないが、「赤信号みんなで渡れば怖くない」的な、冒険と言う名の危険な行為であったことは間違いない。
スポーツや趣味に限らず、確かに慣れて来ると、新たなチャレンジをしたくなるのはやまやまだが、集団でしかも指導的立場のスタッフも含めて、無謀な挑戦をしたこととなったのである。
ニュースを通じて見たり聞いたりする範囲でしか判断はできないが、携帯電話も通じないと思われる山深くに入ってしまって、幸いなのは若さと仲間がいたからこそ、脱出、救出されたわけだが、厳しい反省を余儀なくされるであろう。
遭難を余儀なくされた30代の息子を持つ60代の母親が、息子が無事帰ったことは嬉しいが、厳しく「お灸をすえます」と語っておられたのが印象的であった。
これからさらに春にかけて雪山、冬山での遭難や雪崩に巻き込まれる事件、事故が増えることと思われるが、決して油断や気を緩めてはいけないのだ。
どんな経験や若さがあったとしても、自然は突然猛威を振るったり、人間の能力をはるかに超える力で人の行く末を閉ざしてしまうこともあるのである。
過信と自信は根本的には違うようである。より慎重により命を大切にね。
一昼夜以上の時間の経過を夜も眠れず心配と不安、諦めなどが交錯する中で待ち続けていたご家族や知人、友人の皆さんにとっては、ほんとうに良かった結果であった。
しかし、30代を中心とするスノーボードの上級者たちだったとの事だが、大変なお騒がせと多くの救援活動に関わった人たちに迷惑とお世話になったことは、はなはだ厳しく批判されなければならないであろう。
「山を侮っていた」と下山したメンバーの一人は後悔の念を込めて記者会見で語っていたが、当然進入禁止区域を自分たちのスノーボードの技量の高さに自信を持っていた連中なので、大丈夫とたかをくくって進んで行った模様だったらしい。
驚いたのは7人のうち2人は、このスキー場の臨時職員であり、当然顔見知りの仲間意識があったのだろうが、管理監督と指導をするべき立場のスタッフも同行しての「危険なチャレンジ」をしてしまったわけである。
何事にもリスクは伴うだろうが、多くのお客さんが利用し楽しんでいたであろう一般のスキー場で、管理区域を大きく離れて、新雪のまだ誰も踏み入れたことりのないゲレンデや山深く入ったところへ誘導したと思われる行為は、責められるべき重大な過失であった。
まだ詳しい事情が全て報道されてはいないが、「赤信号みんなで渡れば怖くない」的な、冒険と言う名の危険な行為であったことは間違いない。
スポーツや趣味に限らず、確かに慣れて来ると、新たなチャレンジをしたくなるのはやまやまだが、集団でしかも指導的立場のスタッフも含めて、無謀な挑戦をしたこととなったのである。
ニュースを通じて見たり聞いたりする範囲でしか判断はできないが、携帯電話も通じないと思われる山深くに入ってしまって、幸いなのは若さと仲間がいたからこそ、脱出、救出されたわけだが、厳しい反省を余儀なくされるであろう。
遭難を余儀なくされた30代の息子を持つ60代の母親が、息子が無事帰ったことは嬉しいが、厳しく「お灸をすえます」と語っておられたのが印象的であった。
これからさらに春にかけて雪山、冬山での遭難や雪崩に巻き込まれる事件、事故が増えることと思われるが、決して油断や気を緩めてはいけないのだ。
どんな経験や若さがあったとしても、自然は突然猛威を振るったり、人間の能力をはるかに超える力で人の行く末を閉ざしてしまうこともあるのである。
過信と自信は根本的には違うようである。より慎重により命を大切にね。