ガリバー通信

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のりピーの貢献。

2009年08月30日 | テレビマスコミ
 芸能界の大麻、覚せい剤汚染は留まるところを知らず、今月初旬から連日のように報道されている「酒井法子容疑者」に関連する逮捕、起訴の背景に、多くの「覚せい剤の蔓延」の現実が隠されているようだ。

 俳優、押尾学の逮捕に続いて、酒井法子の別居中の夫である、高相容疑者逮捕で、まさしく芸能界の「覚せい剤汚染」は、相当のものだとの現実が明らかになった。

 しかし、歌手であり、女優の酒井法子については、多くは「夫の逮捕」を恥じて身を隠していると当初思われていて、マスコミも「酒井法子不明」のニュースを、同情的に伝えていたが、数日経って一転し、「酒井法子容疑者」として、とんでもない犯罪人として報道するようになり、逮捕から起訴に至る連日、関係者や捜査当局および弁護士などからの取材と称して、本人の過去から覚せい剤の常習犯であったとの報道に変化してきた。

 ここ一ヶ月近くの報道を見聞きしていて、最近感じるのは、これほどまでに「創られた偶像」だったかもしれないのだが、清純派アイドルから歌手、女優として活躍し、台湾、香港、中国、韓国などでも人気の高かった彼女の実態と私生活の現実が暴露されるにつれて、とんでもない私たちの勘違いがあったのではと思うのである。

 人は見かけによらないとも言うが、たいていは「見かけによって判断」することが80%以上であるのが現状なので、テレビ、新聞、雑誌などで報道される創られた「人となり」を多くの視聴者、国民は信じて疑わなくなっているということである。

 しかし、一つの事件、事実が判明したとたん、全く逆の「評価」が急に増加して、「酒井法子」についても、出生から今に至るまでの「人生」を「さびしく暗い人生」だったと確信的に伝える報道まで出てきている。

 私は、特別のファンでも支持するものでもないが、昨今の報道を見聞きしていて思うのは、今回の事件、事実が克明に報道されることを通じて、「大麻や覚せい剤」のとんでもない危険性や中毒性、つまり人間を廃人化させてしまう、極めて怖い猛毒であることを再認識させる、絶好のチャンスであると感じている。

 彼女が犯した罪と言うべきか、「誘いに乗った違法行為」は、断じて許されるものではないし、起訴されての裁判による司法判断で刑に処されるのは当然だと思うが、彼女が結果的に大きく「覚せい剤や薬物」の危険性を世に知らせるきっかけとして貢献したとも言えるのではないだろうか。

 若い人や学生だけでなく、主婦や普通のサラリーマンが、ちょっとした「好奇心」や「経験してみたい」などという、体験主義で手を出してしまうことで、字の如く「病み付き」になってしまい、直らぬ病としての「覚せい剤依存症」や「薬物中毒症」となってしまい、心身ともに廃人のようになったり、精神まで異常をきたしてしまう現実に、どうにかストップをかけなくてはならないのである。

 その薬物中毒、覚せい剤依存など蝕まれる人間の背景で、多くの金銭が動き、暗脈する業界、密売、密造、密輸、そして暴力団などの実態が笑っているのである。

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