今月3日夜に突如元オーム真理教信者で、地下鉄サリン事件の実行犯とされる女性が逮捕されたことがきっかけで、テレビマスコミを中心に大騒ぎになり、もう一人の逃亡犯とされる高橋克也容疑者の人相や防犯カメラの映像などが急遽公開されて、関東圏を中心に逃亡犯人探しで連日報道され続けている。
私たちの世代では、逃亡者というテレビ番組がとても懐かしく思い出されるのだが、アメリカのテレビドラマとして、まだ白黒だったと思うのだが、リチャード・キンブルという名の医者が妻殺しの容疑者として全国手配されたらしく、無実を訴えつつ逃走を続ける夫である医師と真犯人らしい、片手が金属の男とのすれ違いや犯人を追う刑事との遭遇など、常にドラマとはいえ、緊張しつつ無実の主人公を応援する気持ちで、テレビを楽しんでいたのであった。
今回の元オーム信者の男女二人の容疑者の逃亡生活は意外にも関東圏の相模原市や川崎市といった人口密集地での隠遁生活とでも言うべきか、都会の匿名的隣人関係の傾向も手伝っての、隠れ家が発見されずに、本人も手配写真からは想像も出来ない人相という感じの印象で、いずれも福祉施設や建設会社で長年仕事もしていたらしいのであった。
詳細はまだ分からない部分が多いとはいえ、昨年暮れに出頭し逮捕された同じく元オーム信者の平田信容疑者もそうだったかも知れないのだが、現在は元オーム真理教の麻原を信じていないと言ってはいるものの、事件を起こした当時は麻原の指示に忠実に罪もない多くの一般人をポアするという殺人行為を犯した犯人だったことはほぼ間違いないのである。
尊師と言われた麻原こと松本千津男の数多くの罪に対する裁判での判決は、「死刑」と確定していても、今回の平田及び菊地の逮捕ならびに高橋克也容疑者は逃亡中ではあるが、近々逮捕が叶えれば、各々の裁判での証言の必要性や関連性もあって、しばらく死刑囚である松本本人の刑の執行は延びると言われている。
いずれにせよ、他にも特別手配中の重要な容疑者は数多くいるらしいのだが、全国の警察及び関係者の逃亡者捜査はどうなっているのかと疑いたくなる実態も見え隠れしたというのが、今回の平田及び菊地容疑者の逮捕前後の警察の対応だったのではないだろうか。
平田信容疑者は昨年大晦日に警視庁に自ら出頭したらしいのだが、玄関に立っていた警察官は、オームの平田ですと名乗った本人の弁に冗談だと思って相手にしなかったと伝えられているし、今回の菊地直子の逮捕に至る前に、よく似た女がいると通報した人がいたらしいが、証拠はあるのかと問い質してまともには対応しなかったとも伝えられていて、やはり警察の指名手配容疑者探しや逮捕への執念といった危機感や厳しい対応が手ぬるいというべきか、いい加減だったと言わざるを得ない様である。
いずれにしても、逃亡者生活を都会の群集の中でわ細々と続けていた容疑者たちが、漸く二人は逮捕されたことは結構なことなのだが、果たしてもう一人の高橋克也容疑者を近い内に逮捕拘束出きるか否かが現在の警察の面子にも掛かっている大仕事となったことは間違いないのである。
映画やドラマとしての逃亡者の場合は、やもすれば逃亡者すなわち容疑者に対しての応援や主人公ならではの精神的なエールを送りたくなるものだが、実際の凶悪犯や殺人犯がひょっとしたら近くに隠れているかもしれないと思うと、普通の庶民は不安になっても仕方が無いと思うので、ともかく早く逃亡犯の検挙に全力を挙げてもらいたいものである。
私たちの世代では、逃亡者というテレビ番組がとても懐かしく思い出されるのだが、アメリカのテレビドラマとして、まだ白黒だったと思うのだが、リチャード・キンブルという名の医者が妻殺しの容疑者として全国手配されたらしく、無実を訴えつつ逃走を続ける夫である医師と真犯人らしい、片手が金属の男とのすれ違いや犯人を追う刑事との遭遇など、常にドラマとはいえ、緊張しつつ無実の主人公を応援する気持ちで、テレビを楽しんでいたのであった。
今回の元オーム信者の男女二人の容疑者の逃亡生活は意外にも関東圏の相模原市や川崎市といった人口密集地での隠遁生活とでも言うべきか、都会の匿名的隣人関係の傾向も手伝っての、隠れ家が発見されずに、本人も手配写真からは想像も出来ない人相という感じの印象で、いずれも福祉施設や建設会社で長年仕事もしていたらしいのであった。
詳細はまだ分からない部分が多いとはいえ、昨年暮れに出頭し逮捕された同じく元オーム信者の平田信容疑者もそうだったかも知れないのだが、現在は元オーム真理教の麻原を信じていないと言ってはいるものの、事件を起こした当時は麻原の指示に忠実に罪もない多くの一般人をポアするという殺人行為を犯した犯人だったことはほぼ間違いないのである。
尊師と言われた麻原こと松本千津男の数多くの罪に対する裁判での判決は、「死刑」と確定していても、今回の平田及び菊地の逮捕ならびに高橋克也容疑者は逃亡中ではあるが、近々逮捕が叶えれば、各々の裁判での証言の必要性や関連性もあって、しばらく死刑囚である松本本人の刑の執行は延びると言われている。
いずれにせよ、他にも特別手配中の重要な容疑者は数多くいるらしいのだが、全国の警察及び関係者の逃亡者捜査はどうなっているのかと疑いたくなる実態も見え隠れしたというのが、今回の平田及び菊地容疑者の逮捕前後の警察の対応だったのではないだろうか。
平田信容疑者は昨年大晦日に警視庁に自ら出頭したらしいのだが、玄関に立っていた警察官は、オームの平田ですと名乗った本人の弁に冗談だと思って相手にしなかったと伝えられているし、今回の菊地直子の逮捕に至る前に、よく似た女がいると通報した人がいたらしいが、証拠はあるのかと問い質してまともには対応しなかったとも伝えられていて、やはり警察の指名手配容疑者探しや逮捕への執念といった危機感や厳しい対応が手ぬるいというべきか、いい加減だったと言わざるを得ない様である。
いずれにしても、逃亡者生活を都会の群集の中でわ細々と続けていた容疑者たちが、漸く二人は逮捕されたことは結構なことなのだが、果たしてもう一人の高橋克也容疑者を近い内に逮捕拘束出きるか否かが現在の警察の面子にも掛かっている大仕事となったことは間違いないのである。
映画やドラマとしての逃亡者の場合は、やもすれば逃亡者すなわち容疑者に対しての応援や主人公ならではの精神的なエールを送りたくなるものだが、実際の凶悪犯や殺人犯がひょっとしたら近くに隠れているかもしれないと思うと、普通の庶民は不安になっても仕方が無いと思うので、ともかく早く逃亡犯の検挙に全力を挙げてもらいたいものである。