ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

忘れられたピカチュウ!

2012年06月04日 | 感じたこと
 昨日の午後のことだったのだが、大阪に行った帰りのJR環状線に天王寺から乗車、外回り電車だったがたぶん大和路快速になるベンチシートもしくはロマンスシートと呼ばれる4人掛けの席が空いていたので妹と共に席についてのだったが、反対側の同じ4人掛けシートの上に、何やら「忘れ物」らしきものがあったので、手に取ってると「ピカチュウ」の縫グルミだった。

 黄色いピカチュウは、何にも知らないだろうけれど、誰かが大切に持っていたと思われるのに、電車の座席に忘れてしまったらしく、寂しそうにポツンと残されていたのであった。

 私はおせっかいかもしれないが、このピカチュウを忘れたのは、たぶん子どもさんだろうと思ったのだったのだが、誰かを知る手立てはないばかりか、遺失物として駅または車掌さんに渡すのがいいのかどうか、しばし悩んだのだったが、ひょっとしてJRの何処かで遺失物として届けられていても、忘れられた方が問い合わせをされないとわからないし、どうしたらいいのかなと思ったのだったが、咄嗟に網棚の上にピカチュウさんには乗ってもらって、座席を見下ろす感じで座っていただくこととして、私が写真の如く載せたのであった。

 乗客が次の駅からも乗ってきて、ピカチュウが忘れられていた座席も埋まったのだったが、さすが学校帰りの高校生か中学生かは定かではないが、男子学生のグループが網棚上の「ピカチュウ」を発見して、「ピカチュウがいる」と嬉しそうに喋っていて、やはりこの世代には絶対的人気のキャラクターの一つだと再確認した次第であった。

 いずれにせよ、何処の誰かは知る由もないのだが、座席に忘れてしまった子どもは、何処かで気付いて泣き出しているかもしれないが、母親か保護者の方に叱られているか、「また買ってあげる」と言われているか、分からないのだけれどピカチュウには持ち主の名前や連絡先は記してなかったと思うので、しばらくは環状線車内でぐるぐると回っているかもしれない。

 たぶん、JRの車両が車庫に入る時には、車掌さんが車内の点検をされると思うので、昨夜にはきっと気付かれて遺失物として届けられたかもしれないし、誰かが気付いて持ち帰られたかねもしれないのだが、どちらにしてもピカチュウが、また可愛いキャラクターのヌイグルミとして大切にもう一度持ち主が現れたらいいなぁと感じている。

 最近に始まったわけではないが、多種多様なキャラクターが全国、全世界にはあって、世界的に有名かつ人気のあるキャラクターとしては、日本生まれの「キティちゃん」やディズニーが生んだ最高のキャラクターである「ミッキーマウス」などを代表格に、最近では「ゆるキャラ」と称される地方色豊かな独特のキャラと言うべきか、地方の観光名所や物産の宣伝のためのキャラもたくさん誕生していて、女子高校生などの中にはカバンや携帯ストラップをはじめとして多数のマスコットやキャラクターの人形やヌイグルミをぶら下げている学生もいて、ともかく「猫も杓子も」人気キャラに覆われている。

 子ども向きでは「アンパンマン」が一番人気らしいが、大人たちも「キティちゃん」「ミッキーマウス」をトップに、多様なキャラクター商品に操られて、至るところにそうしたグッズをぶら下げたりシールを貼ったりもしていて、決して子どもたちだけの趣味や持ち物ではないのである。

 さて、何処の誰かは知らないけれど、ピカチュウを環状線車内に忘れたお方がいらっしゃったら、たぶんJR大阪駅か天王寺駅の遺失物預かり所に届いていると思うので、一度問い合わせていただければとお知らせする次第である。
コメント (1)
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