ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

成人は青春の一ページ。

2008年01月14日 | 季節の話題
 今日は「成人の日」。各地の自治体や地区、学校、職場などの主催による「成人式」が執り行われたと思う。

 正月早々に故郷に帰郷した青年男女のために繰り上げて「成人の集い」を催した地域や市町村もあった様である。

 私は、仕事で外出していたが、町のあちこちで「新成人」と思われる、晴れ着姿の若い女性や紋付袴や背広姿の若き男性を集団で目撃した。

 朝のテレビで、沖縄県那覇市や浦添市での成人たちの暴挙とでも言うべき行状を見ていたので、ここ京都はどうだろうかと心配していたのだが、昨日行われた京田辺も、城陽、宇治も滞りなく式典は終了したようであった。

 でも、何故若者たちが成人の記念なのか思い出づくりなのか、毎年全国各地で報道される「成人式」での暴力的威勢のいい振る舞いなどに、あきれてしまうのは、私自身も歳をとったせいだろうか。

 先日、仕事で初めてお邪魔した、普通のご家庭の玄関先に立派な書をしたためた額が飾ってあり、手馴れた筆文字で写真の如き「文章」が書かれてあり、私は書に
いたく感激し写メを撮影し、書の主のご年配のご婦人と言葉を交わした。

 その書には、「青春とは、人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う。
 たくましい意思、ゆたかな想像力、情熱をさす。
 年を重ねただけで、人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。
 人の胸には、脅威に魅られる心、未知への探究心、人生への興味と教養がある。
 
 人から、神から、美、希望、よろこび、勇気、力の霊感を受ける限り、君は若い。」

この様な文章であった。

 この書をしたためた御仁は、私の推察では学校の教師をされていたらしいご年配だが、物腰の柔らかさといい、お話しぶりといい、とっても穏やかであり、また強い意志の持ち主であることが明白であった。

 たぶん80歳近くの御年だと察するのだが、見ず知らずの初めて合ったはずの私にも、とっても説得力あるお話を聞かせていただいたのである。

 ほんとうに、人は年を取るだけで老いるものではないと実感するほど、若々しい言葉と振る舞いであった。

 一方、今日成人式を迎えたであろう、全国の新成人の皆さん、間違いなく「20歳」になったばかりだと思うのだが、結構老成かしていないだろうか。

 まだ見ぬ可能性ある舞台へのチャレンジや努力を惜しまず、夢や希望を持って、突き進む「若さ」を失わず、前に向かって、失敗や挫折を恐れず歩んでほしい。

 私は「成人式」を三度も迎えた?年齢を重ねたおっさんだが、まだまだ若さと行動力は人一倍あるつもりである。

 ほんとうに最初の「成人式」には参列しなかった苦い思い出を思い出しながら、元気に青春真っ只中のつもりで、新成人の皆さんとも言葉を交わしながら、世のため人のためにと生きたいと思っている。
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