「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

イベント準備いろいろ

2015年02月10日 | 日記



昨日は気温が上がらず、寒い一日でした。
東京プリンスホテルの駐車場からの冬景色。
青空にそびえ建つビルが。
どんどん新しい建物が増えますね。

一仕事終えての帰りです。

四月のディナーショーの二度目の打ち合わせをしに行きました。
そろそろ内容が具体多的になってきたので、
詳しいことの確認をホテル側としなくてはと。

今回は映像の流し方と、会場設営の打ち合わせです。
私は呈茶の場所と、準備してもらえることの確認です。



夕方から予定されている会のセッティングがしてあったので、
ちょっと会場の雰囲気は違いますが、
お客様全員に映像が見ていただけるかをチェツクしました。

画面に映し出される少し昔の映像に、
当たり前だけれど、うふふ、皆若かった。
10年とはそんな時の流れですね。

準備は大変ですが、、いろいろと打ち合わせをしながら、
何とか成功させようと気分は盛り上がってきます。

でもその前に、私には社中の皆さんの今年の初顔合わせ茶会が。
出欠もほぼ固まったので、
グループ分けや、当日の流れをきちんと決めて、
皆さんにお知らせしなくてはなりません。
プリンターのインクが切れそうだったのを思い出して、
帰りはビックカメラへ立ち寄りました。

いつも思うのですが、
プリンターのインクはバカにならない値段ですね・・。
さらに、4千円台で買ったものが、会計の時は、
消費税が加わり5千円台に・・「そうかあ」と思う瞬間です。
じわりじわりと、生活は圧迫されていますね。

それはともかく、
まず優先順位を決めて、"抜かりなく"準備をと、
いつもどこか"抜かりある"私を戒めながら、
着々と二つのイベントの準備をすすめていますよ。



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茶箱を見に五島美術館へ

2015年02月09日 | お茶三昧



「今回は茶箱がたくさん見られるわよ」
そんな言葉を聞いて、楽しみにしていました。

初めは遠いと思っていた五島美術館ですが、
何度も通いなれると、その遠さも苦にならなくなるものですね。

「破袋」や、「黒織部」 裂地の「手鏡」など、
おなじみの道具との再会も嬉しいのですが、
やはりお目当ての茶箱・茶籠の特集展示が素晴らしかった!!

骨董趣味の友達と、一つ一つ、
涎を( なんという表現)垂らしながら、くまなく観てきました。

何年か前のことですが、
今回も同行した友人と、一緒に日本橋の骨董店を歩いていた時、
時代物の「茶箱」を見たのですが、
素敵だとおもいつつも、値にひるんで買わなかった事を、
返す返すも残念だったと、茶箱を見るといつも思います。

それから今日まで色々とたくさんの茶箱を見てくると、
それがどんなに有難い茶箱で、めったに無い出会いだったか、
改めて思い出させるのです。

しかたがありませんね、
茶箱に対する私の価値観が、今とは違っていたということですから。

目的を達した喜びの余韻を残して、午後はそのままランチをして、
新国立劇場へオペラ「シンデレラ」を鑑賞に。
本邦初演のオペラですが、楽しめました。
宮廷道化師の役で、応援する村田孝高さんが熱演でした。

去年も同じ日にオペラ公演だったのですが、
その日は今でも覚えている大雪で、
行くのを断念したことを思い出しながら、
少し雨模様でも、「天候も良く~よかったなあ」
と思ってしまいました。

こうして充実の休日も終わりました。




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吉野棚

2015年02月08日 | お茶三昧




久しぶりに「吉野棚」を出しました。
この棚の名前は「吉野太夫」が好んだ茶室にちなんでつけられました。
茶室の丸い窓が、意匠に取り入れられています。

そんなことを説明しながら、
山種美術館で二度ほど見た、伊東深水の美人画、
「吉野太夫」を思い出しました。



初めて見たとき、その絵の中にお茶道具を見つけて、
さすがに吉野棚ゆかりのモデルだと、感激したものです。

お盆の上のお茶入れの仕覆の裂地が、
吉野間道であることも嬉しかったです。

お茶を知らなかったら、こんなことには気が付かなかったでしょうね。

「吉野棚」、春らしいお棚です。



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飛梅

2015年02月06日 | お茶三昧



一月・二月は「梅月棗」がよく使われますね。
でもこのお棗を使うと、茶杓の銘に「梅」が使えないので、
「今日は茶杓はこの銘で行こう!」と勇んで出てきて、
お棗をよく見たら「梅と梅」で重なってしまって、
慌てて「はは・・春告げ鳥です~」と変更。

花の蒔絵のお棗は、茶杓の銘との取り合わせが難しい事もあります。

今日は「飛梅」という銘を使われた方が。
久しぶりに聞いて、懐かしい銘だなと思いました。

この銘は、藤原氏の陰謀により大宰権帥に左遷されることになった菅原道真が、
別れの日に慣れ親しんだ梅に
 
 ~東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ~

と歌いかけると、主人(道真)を慕った梅は、道真が大宰府に着くと、
一夜のうちに道真の元へ飛んで来たという古事から来ているということですが。

この梅は、宰府天満宮の境内にある6千本の梅の中で、
最も早くほころぶと、少し前のニュースの記事で読みました。

今は梅が主役ですが、
これが桃になり、菜の花になり、そして桜ですね。
そんなことを考えると、もう気持ちは春です。



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七種の蓋置き・一閑人の場合

2015年02月05日 | お茶三昧

 



雪の予報の寒い一日。
午前中のお稽古は、濃茶は逆勝手で、
薄茶はお茶会バージョンの替茶碗で。
四つ巴で寒さも吹き飛びました。

吉野棚で、蓋置は七種のうちの一閑人を使いました。
井戸を覗く長閑な人( 閑な人?)とは。
水指などにもありますが、何故か癒されますね。

お茶の道具は顔がついていたら、向かい合わせになるのが正面ですね。
建水の中に入れるとき、棚に飾るときは顔と向かい合うのが正面です。

扱い方ですが、
建水から取り出す時は柄杓は構えずに、左手で少し持ち上げて、
建水の中の蓋置を右手で取り出し、
柄杓は下ろしてまた建水に掛けておきます。
取り出した蓋置は左手に乗せて、
人形の頭が火の方に来るように右手で倒して、定座に出します。

 

客側から見たところ



ですから炉は左に倒し、風炉は右に倒します。
こうしないと、人形の頭が邪魔ですものね。

台子や長板で使うときは、倒すタイミングは穂屋香炉と同じです。

横になった人形がまたユーモラスですね。
お茶はこういう遊びが楽しいです。

午後は一息入れて、、夜の方を待ちますが、
雪の様子によってはお休みですね。
もう一人連絡が入りましたし。

今日は早めの帰宅が安心でしょう。







温まる~

2015年02月04日 | 日記




「取り寄せてみたら美味しかったのよ」
といただいた甘酒。

ノンアルコールで、黒米を使った赤い甘酒だそう。



冬はこんな飲み物もあったのだと、早速いただく。
ああ美味しい・・・温まるね。

昨日、見学場所の予約が取れて、サクラサクをメールしたら、
「素晴らしい、○○さんの今年の運勢すごいかもしれない!」
と返信が。
この言葉にもまたなんだか温まった。


血なまぐさい事出来事ばかりが、報道される毎日。
こんな「温まる」が何より有難いと。


今日は社中茶会のお弁当と主菓子を予約した。
明日は雪の予報。
稽古にいらっしゃる方、お気をつけて。



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サクラサク

2015年02月03日 | 日記
 



先日訪れたホテルオークラのロビーの花。
ホテルのロビーにしては少し地味かしら。
近くで見ては、とても素敵だったのですが。

携帯で写真を撮ろうと思いついたのですが、どうしても人が入ってしまます。
どいてくださいとも言えませんから、居なくなった隙間に急いで撮るので、
アングルも悪いしきれいに撮れていないし・・
おのぼりさんみたいに、ふふこんな言葉もう死語かしら、
人の多い所で写真に撮ろうとするのが間違いですね。

「サクラサク」
受験シーズンにはこんな言葉で合格通知が届いたものですが、
これももう死語になっているのでしょうか。

今日のサクラは通知は通知でも、参観許可です。
先日の桂離宮と修学院離宮の見学申し込みですが、
許可通知がメールで届ききました。

これで一安心。

五月の後半ですので、それまで頑張って、ご褒美旅行としましょう。

今どこかで通知を待っていらっしゃる皆さんにも、
良い知らせのサクラが咲きますように。





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半世紀ぶりの再会!

2015年02月02日 | 日記


友人が宮中歌会始にご招待されました。
一番の感想は、宮様方の微動だにしないお姿が驚きだったと。
お持ちのお扇子の房すら動かなかったと。

その会で、言葉を交わした方の中に、
なんと高校の同級生がいらしたというのです。
友人とその方とはクラスが違っていて直接の思い出はなかったそうですが、
その方が覚えている名前として私の名を挙げられたというのです。

その方の名を聞いて、私もすぐに顔が浮かぶ名前でした。



早速卒業アルバムを出してきて確認。
出席番号が近くて、二人はちゃんと並んで最前列にいました。
18才の時とはずいぶん違ってしまっていると思いますが、
きっと面影は残していますね。
私のおさげの姿を覚えているておっしゃっていましたが、
卒業間近に髪を切ったので、写っている私はおさげではありませんでした。
それより私の記憶では彼女がおさけだったと・・・。
ちゃんとおさげの彼女が写っていましたよ。
校外学習か何かでお弁当を一緒に食べるスナップも載っていました。

懐かしさに我慢できずにメールをして、半世紀ぶりに言葉を交わしました。
そして時間を取って三人で会いましょうということになりました。
皆さんお忙しい身でしょうが、早く実現するよう楽しみにしています。

友人とその級友が同じ年に歌会始にご招待されていなかったら、
そして二人が同じ時に洗面所に行かなかったら・・
「こんな機会が巡ってこなかったかもしれないね」と。
巡り会わせとは不思議なものなのですね。


数年前にも、ネットを通して高校時代の級友と再会し、
趣味が同じだったことから、今では毎月のように美術館に行ったり、
お茶会を楽しんだりするようになった友もいます。

色々な人生を一っ跳びして、学生時代に戻っての友というのは、
本当にただただ懐かしく、自分を半世紀前に戻してくれますね。
体は無理ですが、気持ちはね。



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