二月も十日。
お稽古のお菓子を買いに行くと、並んでいるお菓子はお雛様。
我が家のお雛様も、そろそろ出さないと眺める期間が少ないですね。
今週中には、稽古の合間を見つけて出しましょうか。
簡単なお雛様なのですが、出すとなるとそれなりに手間がかかります。
でもいろいろと思い出のこもったお雛様ですから、
年に一度、その思い出に浸る時間も持ちたいです。
先日のお稽古のことですが。
茶杓の銘に使いたい言葉があったようで、
「なんと言いましたっけ・・ウグイスの鳴き声のことなのですけど」
「谷渡りですか?」というと
「それとはちょっと違うのです。」
と悩んだ挙句、諦めて違う銘にした方が。
その時は私も思い浮かばなかったのですが、
後になってもしかしたら「笹鳴き」かしらと。
姿も見せずに「チッチッ」と小さく鳴く声のことですが。
きっとこれを使いたかったのでしょう。
「谷渡り」は繁殖期のオスだけの声で、
「笹鳴き」は、オス、メスの若鳥の鳴き声とか。
そういえば毎年おなじみの、ご近所にやってくるウグイスは、
今年も自慢ののどを聞かせてくれるでしょうか。
不思議なことに夏にあんなに朗々と歌うように鳴いていたのに、
次の年の春先はなぜかうまく鳴いていません。
聞くところによると、上手な鳴き方を覚えたウグイスも、
冬の間静かにしていると、鳴き方を少し忘れて、
やはり初めは下手なのだということですよ。
練習を続けていないと下手になるというのは、
人間も鳥も同じなのですね。
皆さんお分かりですかしら。
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