春が立つ季節になり無性に女子の柔肌が恋しくなったきた。新年になったからといってライヴ時のテンションに違いは無い筈だが、女子ライヴの当夜・翌日の消耗ぶりがハンパないことが多い。とりわけ「でんぱ組.inc」現場の翌日は身も心も吸い取られたように消失する。距離が近いライヴアイドル現場はその場の激しさは遥かに凄いが、終演後の「接触」でかなりの癒しを得ることが出来るので、意外にHPの消耗は激しくない。とは言っても他の現場よりは過酷なことは確か。自己管理に注意しないと寿命が縮むかもしれない。とは言ってもヲタクの端くれ、女子に会うチャンスをみすみす逃すとヲタクが廃る。立春の機会に3連続で通ったアイドル現場の報告をば。
2月4日 sat 新宿SAMURAI
Eternal unrequited love vol.22
ライムベリー / NECRONOMIDOL / レッツポコポコ / 校庭カメラギャル / リナチックステイト / 日本アイドル生成工房 / スーパー転校生 / きみとうたたね✳︎ / シバノソウ
多数出演のイベント現場で焦りは禁物。余り逸って飛ばしすぎると途中で果てる。この辺の自己管理(統制)は、4年目になるヲタク生活で得た経験と知識を存分に発揮したいと思っている。ということでイベント前半はスルーし、後半の校庭カメラギャル〜ライムベリー〜レッツポコポコ〜ネクロ魔に参戦。二人組ラップユニット「校庭カメラギャル」、3人組ラップユニット「ライムベリー」、ゆるめるも!の妹分「レッツポコポコ」を観戦。元ゆるめるも!のちーぼうがすっかりレッポコの顔になっているのが興味深い。トリでネクロ魔こと「NECRONOMIDOL」の40分ロングセット。溜めていたヲタパワーを解放し、晴れやかな暗黒感に浸った。
●NEDRONOMIDOL
2月5日 sun 渋谷O-nest
フィロソフィーのダンス定期公演
「Funky But Chic VOL12」【2部】
やなことそっとミュート/フィロソフィーのダンス
「楽曲系」の急先鋒として人気急上昇中のフィロのスこと「フィロソフィーのダンス」の定期公演。「オルタナ系」の注目株ヤナミューこと「やなことそっとミュート」との2マンは、オレ的には最高のカード。ヤナミューは会場によって音の感触が異なるのが面白い。新宿ロフトはぶち上げパンク、渋谷ラママはガレージロック、そしてここ渋谷O-nestは空間系ポストロックに聴こえた。推しメンなでしこがツインテールではなく、編み込みロングヘアーで萌やしてくれた。前回のワンマンでは満員で殆ど姿が見えなかったフィロのスは、歌とダンスのキレに感服。萌え系十束おとはから目が離せない。
●やなことそっとミュート
2月6日 mon 渋谷Milkyway
「暗黒世界に光が灯る1年に1度の不思議な日」〜今泉怜生誕祭〜
NECRONOMIDOL/偶想Drop/Hauptharmonie
昨年11月に加入した今泉怜の初の生誕イベント。最初に登場したネクロ魔の時にはフロアに余裕があったが、各出演者のファンが入れ替わり、激しいながらも秩序のある現場になった。メンバーチェンジで6人組になった偶ドロこと「偶想Drop」の迫力に圧倒される。怜ちゃんこと「今泉怜」ソロコーナーではコスプレ姿で歌うアニソンの健気さに生き返る想い。久々の「ハウプトハルモニー」に見覚えのある顔が、と思ったら元ゆるめるも!のもね(現・一花寿)だった。メルヘン系パフォーマンスが最後は激アゲに変遷するのが楽しい。トリのネクロ魔は安定の暗黒劇を展開。月城ひまりが加入してから歌のハーモニーが向上し、別次元のアート性を発揮している。間もなくリリースされる新作『Deathless』が楽しみでならない。
●偶想Drop
●今泉怜
●NECRONOMIDOL
アイドルは
偶像じゃない
リアリスティック