A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

NON BAND+灰野敬二、吉田達也@東高円寺UFO CLUB 08.1.11(fri)

2008年01月12日 14時55分49秒 | 灰野敬二さんのこと
今年の初ライヴは結局灰野さんになった。最初は行くつもりは無かったのだが、当日朝、灰野さんと食事をし3連チャンライヴへ行く夢を見て、神のお告げとばかりに急に行く気満々になる。UFO CLUBは当日でも電話したら前売りOKだった。ラッキー。
いつもは若人が集うUFO CLUB、今日は3~40代の姿が目立つ。NON BANDといえば80年代初頭のポスト東京ロッカーズ時代に活動しカルトな人気を誇ったバンドである。当時ファンだった観客が多いのだろう。まるでオヤジバンドのノリ(私もそのひとりだが)。
最近、当時自主リリースした25cm LPが紙ジャケCDになり、同時に1982年の未発表ライヴもCD化された。それに合わせてのオリジナル・メンバーの再結成ライヴである。
まずはNON独りが茶色いムスタング・ベースを持って登場、ソロで歌う。きっぷのいいお母さん、といった感じで笑顔が素敵だ。何故か白いゴム長靴を履いている。そしてバンド・メンバーが登場。山岸麒之介氏(vln/g)、玉垣ミツル氏(ds)のオリジナル・メンバーにゲストでキキオンの佐々木絵実さん(アコーディオン)による4人組での演奏。タイトなリズムに天真爛漫なNONの歌がよく似合う。当時からの特徴だったヴァイオリンの響きも懐かしい。1時間ほど演奏して休憩。

第2部はNONと灰野さん、吉田さんのセッション。多少はポップなNONのスタイルに合わせるのかと思っていたが、のっけから三つ巴のストロング・インプロ大会。灰野+吉田のデュオと共演するのは2000年以来だという。灰野さんが「休んでいるのも練習のうちだよ」と言ってくれたそうだ。この鉄壁のデュオに全く臆する事なくピョンピョン跳ねながら骨太のベースで対抗するNON。今度はオレンジのレインコートを着ている。
最後は出演者全員でアンコール。灰野さんはスライドバーを使っていつものように曲を無視したプレイを聴かせる。
25年たっても全く変ってない屈託のないNONの笑顔に元気をもらったライヴだった。ホント、行って良かった。

年を経て
丸くなる奴
尖る奴

21世紀になってコクシネルやサボテンなど20年前の女性ニューウェーヴ・バンドが次々再結成している。楽器の練習を怠っていなかったワケ? 私はもう昔のようには弾けません。


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