A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ザ・クロマニヨンズ@新木場 STUDIO COAST 2012.6.24 (sun)

2012年06月26日 00時49分41秒 | ロッケンロール万歳!



2月9日鹿児島を皮切りにスタートした全国57公演に亘るザ・クロマニヨンズTOUR「ACE ROCKER 2012」も終盤を迎えたSTUDIO COAST公演。このツアーには2月の渋谷AX、5月の渋谷公会堂に続いて3回目の参戦だが、会場が変わると客層もノリも微妙に変わることに気がついた。ツアー初盤のAX公演には発売と同時にニュー・アルバム「ACE ROCKER」を購入したコアなファンが多く、全員ヒロト状態で会場が一体となる。中盤の渋谷公会堂は椅子のあるホールなので比較的年齢層が高く客席も礼節を守ってロケンローに揺れていた。終盤のSTUDIO COASTでは圧倒的に若いファンが多く、クロマニヨンズの快進撃に「突撃ロック!」しようという熱気で満ち溢れている。会場に入って余りのぎゅう詰め状態に驚いた。STADIO COASTでは今まで何度もライヴを観たことがあるが、これほどまでに満員でしかも物理的に熱いライヴは初めて。何とか階段のステージが良く観える位置を確保したが、演奏中前や後ろから押しくら饅頭状態で足元が危うい瞬間もあった。それでも全く気に成らずヒロトの歌に腕を振り上げ大合唱する観客たち。前の方では血の気の多い若者たちが人間サーフィンしている。


毎日のようにツアーが続くのでバンドも今どこで演奏しているのか忘れてしまうらしく、ヒロトは目印に東京なら「ト」と書いたマークをステージに貼っているらしい。ツアーの最初の頃は冗談か本気か分からないMCを飛ばしていたが、今回は唯一「スカイツリーは江戸タワーと名前を変えた方がいいな~。火の見やぐらを付けて東京タワーに対抗すればいい。東京の皆さん、石原慎太郎知事に会ったら伝えといて下さい」と語ったのみで、後は「どんどん行くよー」とか「まだまだロッケンロー!」と客を煽る煽る。

アンコールの「メキシコの風」(ミラーボールでギラギラ照明)~「突撃ロック」~「弾丸ロック」の流れが最高過ぎて笑いが止まらない。観客は全員汗だくで幸せな顔をしている。「楽しかったよ!また絶対やろうなロッケンロール!」というヒロトの叫びは本当に演奏を楽しんだ喜びに満ちていた。

[6/28追記]
Set List
1.他には何も
2.欲望ジャック
3.バニシングポイント
4.ゴー・ゲバ・ゴー
5.シャイニング
6.ハル
7.ライオンとサンシャイン
8.ワハハ
9.伝書鳩
10.連結器よ永遠に
11.スピードとナイフ
12.自転車リンリンリン
13.グリセリンクイーン
14.底なしブルー
15.ひらきっぱなし
16.オートバイと皮ジャンパーとカレー
17.紙飛行機
18.エイトビート
19.雷雨決行
20.ナンバーワン野郎!
-----------------------
21.メキシコの星
22.突撃ロック
23.ギリギリガガンガン
24.弾丸ロック







おしまいは
沖縄公演
南国だ

夏フェス出演も続々決まっているが、その合間を縫って新作のレコーディングをするのだろう。来年のツアーが今から楽しみでならない。


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5 コメント

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Unknown (プッカホワイト14世)
2012-06-26 05:37:08
>観客は全員汗だくで幸せな顔をしている。

いいですね!なんか、アングラ指向の人って、こういうのを嫌いますよね。音楽の原点と思います。

本筋とは関係ないですが。
>会場が変わると客層もノリも微妙に変わることに気がついた。
これ、やってる自分も実感します。高円寺や新大久保と、渋谷や六本木では全然違いますね。
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会場 (miro)
2012-06-26 08:17:43
ブッカさま
先日のアルトー・ビーツのワークショップでクリス・カトラーが即興演奏はその日の天候、会場の大きさや雰囲気、お客さんの数や反応などで大きく変わる、と言ってましたが、即興に限らず音楽は生き物だと実感します。
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Unknown (Yumi)
2012-07-31 01:34:00
どうもユミです。

↑のワークショップの発言はクリスではなくて私ですヨ~。クリスの話を通訳したあと、私自身の話として追加した部分です。

即興演奏と作曲されたものを演奏することの違いの話で、即興の場合は会場の温度、湿度、そこにいる共演者、お客さんがあって、その場所で一番あるべき音を出すものであるという話です。作曲作品の場合もある程度は演奏のしかたは変わってきますが、作品そのものを急遽変更したりはあまりしない。

会場の大きさとかお客さんの数の話はしたことはありませんが、まあ、当然そういうことも意識無意識に入ってくるでしょう。
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会場 (miro)
2012-07-31 07:47:25
Yumi様
ご指摘ありがとうございました。もうイギリスに戻られたのですか。WS以来様々なライヴに通っていますが、演奏は勿論ですが、今まで以上に会場やお客さんの雰囲気に興味を持つようになりました。演奏者だけじゃなくお客さんも「聴く/観る/反応する」というインプロヴィゼーションをしているように思います。
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Unknown (Yumi)
2012-08-01 07:36:04
7月4日にロンドンに帰ってきました。
お客さんも音楽の一部ですよね!!

もう一箇所訂正お願い書き込みますね。
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