A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

Berry/THE LET'S GO's/テツコ/THE PATS PATS/That's a NO NO!@新宿JAM 2016.8.13(sat)

2016年08月16日 02時39分27秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


Sazanami Label presents
“Berry 『POPTUNE』” release party! 東京編


出演:Berry (ex. THE MILKEES, ex. ザ・喫茶店, THE BUNNIES)
THE LET’S GO’s
テツコ
THE PATS PATS
That’s a NO NO!
DJ:TONG(チェリータイムス)

OPEN18:30 / START19:00
ADV¥2000 / DOOR¥2500 + [D別]

ソロアルバム『POPTUNE』を携えてのBerry(ベリ)の東京ツアーは、2010年THE MILKEES以来6年ぶり。思えば筆者が熱心にガールズバンドイベントに通っていたのも2010年頃だった。今でも女子モッズの最高峰と信じる岡山の<チョコメイツ>、ワイルドガレージトリオ<six>、ラモーンズ愛の塊<ロマーンズ>、キュートなママの味<THE MILKEES>、静岡のショックロック<原子力牧場>(現Atomic Farm)など、今で言えば「推し」のバンドが存在した。しかし女子の変化は著しく、推しのほとんどが活動休止。唯一残るキノコホテルに望みを賭けるしかなかった。もちろんシーンが停滞した訳ではなく、アイドルに釜けて関心が薄れたことが最大の理由だとは認める。そんな筆者にとっては、サザナミレーベル中心に素敵な女子バンが続々紹介されてきている現在、女子バン愛が再燃する可能性もある。そんな望みを胸にガレージロックの聖地新宿JAMのサザナミレーベル女子バンイベントに参入した。
【女子バンNOW】Vol.1:Berry『POPTUNE』〜ラモーンズ聴いて浴衣を着てたアノ娘の歌
【女子バンNOW】Vol.2:バレンタインズ/くつした〜関西発・男女混成3ピースゆるふわパンク

●THE PATS PATS

(写真の撮影・掲載については主催者の許可を得ています。以下同)

初めて見るバンド。フロントに女子x2+男子Dsの編成。主体はAkiso(g,vo)とMidori(b,vo)の女子二人。ガーリーファッションに姫カット。女子力溢れる演奏は、パンキッシュでノスタルジックなギターロック。まぶしい笑顔で、音楽を心から楽しむ気持ちが聴き手に伝わり、ライヴ会場がハッピーオーラに満たされる。女子会に潜入してみたくなる。

THE PATS PATS ドーナツの歌 The Donuts Song

公式サイト
bandcamp


●テツコ


CDを愛聴していた女子トリオ、テツコのライヴも初めて。双子のような野瀬陽子(B)と関安代(ds)のハニカミと、渡邊玲子(G,Vo)のツインテールに騙されてティンエイジャーだと勘違いしてしまったが、キャッチーでポップなのにどこかのネジが外れたトボケたセンスは若さの暴走では到達できる境地ではない。一風変わった女子ロックと言えば得てしてシャッグスやレインコーツが引合に出されるが、テツコの捻れ方はそれらとは異質な日本的な慎ましさの美徳の成せる業に違いない。
Set List①スペイシーナイト ②エロス ③コネコちゃん ④BABY ⑤クリームレモン ⑥妄想のダダダダーン

テツコ (Tetsuko ) / BABY (Japanese Girl Rock Trio <Tetsuko>)

公式サイト「tetsuko room」


●THE LETS' GO's


2011年の2ndアルバム『REAMP』を聴いて以来ノーチェックだったTHE LET'S GO'sの変貌ぶりに驚愕した。メチャクチャパンキッシュでソリッドなロケンローを聴かせてくれた。黄色いTVモデルのギターをジョニー・サンダース張りに掻きむしるCOCO(G,Vo)、ラモーンズ譲りの前のめりなスタイルで檄を飛ばすミィ(B,Vo)、そしてドラムセットを吹き飛ばす勢いでビートを叩き出す山田モエコフ(Dr,Vo)。女子パンクのエッセンスを凝縮したステージは、男子パンクとの対バンで観てみたい。
飛び出せ!女子力~The Let's Go's「REAMP!」

【MV】おつかれさまソング/ THE LET'S GO's〈公式〉 ザ・レッツゴーズ

公式サイト


●That’s a NO NO!


東京女子ガレージ界の女帝吉田ケイ率いる4人組That's a NO NO!を観るのも3年ぶり。ソロ活動に転向した菊池ともか(G)と元シャロウズの新藤(Ds)が抜け、様変わりしてしまったが、サウンドは相変わらずシャープでガレージ。長身の男性ギタリストKenji(ヤングパリジャン)のテクニカルなプレイが華やかな魅力を加え、スレンダーな女子ベース、れなのストイックな表情に悩殺された。
ガレージ女子の逆襲~That's a NO! NO!/トーキョーキラー/ザ・喫茶店/野佐玲奈とブルーヴァレンタインズ

"Damn It!" That's a NO NO!

公式サイト


●Berry& the apple notes


ステージに立っても小柄なベリはトレードマークの翠のリッケンバッカーを高く構えて歌う。最初はちょっと緊張してたようだが、即席バンドapple notesの温かいバックアップで徐々にリラックス、6年前と変わらない笑顔のステージを繰り広げた。LET'S GO'sのミィとのコーラスハーモニーが見事。アンコールでTHE MILKEESでもカバーした「恋はヒートウェーヴ」を披露。できればオリジナルのTHE MILKEESで聴きたいものだ。ベリによれば他のメンバーも元気だとのことで、いつか再結成なんてあったら萌え死ぬかも。

【MV】 Berry - すりーこーど


アイドル現場と違って客席が沸くことがないのが逆に新鮮に感じられるのはドルヲタ化が染み付いている証拠だろう。コールやケチャは自宅鑑賞時のお楽しみにするしかないのだろうか。

女子バンで
ヲタ芸しても
いいじゃない

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