A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

考えるな。読め。~中原昌也「作業日誌 2004→2007 」

2008年04月18日 22時00分00秒 | 書物について
元暴力温泉芸者、現Hair Stylisticsの音楽家、三島由紀夫賞受賞の小説家、変態映画評論家・・・本人はこうゆう呼ばれ方は大好かんちゃろうが、様々な顔を持つマルチ文化人、中原昌也氏が雑誌「EYE SCREAM」に連載してた「親指王子ケイタイ日記」の3年半分(未発表含む)を大成した400ページの分厚か単行本。
とにかく日々膨大な量のレコード,CD、DVDを買い漁り、映画の試写会やライヴに出かけ、飲みまくるとよ。基本的には原稿料で生活しとるが金がなくなるとCDやレコードをDisk Unionへ売りに行くったい。そいで常に"絶望的な状況だ"とぼやいとる。どこを読んばってんやばることは同じで金太郎飴のごたる生活を送っとる。
脅迫的な劣等感と将来が見えなか不安感が色濃く漂っとる。にもかかわらず鰻のごと掴みどころがなくのらりくらりと生き抜ける中原氏は引きこもり/ニート世代のドン・キホーテであろうか。
彼の自堕落な生き方を笑いながら読み飛ばしゅのが正しか。
連休中にタワーレコードで音楽評論家の湯浅学氏とこん本のトークショーが行われるけん出かけようと思うとよ。
暴力温泉芸者の作品は結構持っとるし、Hair Stylisticsのライヴや中原氏のDJも聴いたことがあるが、どれも自暴自棄ではっきり言ばゴミ同然の代物やった。にも拘らずうちは彼に共感を覚えるとよ。
実は彼の小説は読んだことがなか。今度図書館で借りてもう。
中原昌也 boid HP

物欲に
まみれた時代の
岩窟王

この文章は言語変換サイト「もんじろう」で博多弁に変換してある(読み辛くってご免)。これも面白いサイトだ。
もんじろう HP




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