A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

じゅじゅ@鶯谷 東京キネマ倶楽部 2016.3.5(sat)

2016年03月07日 00時20分39秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


じゅじゅ 2nd ワンマンライブ
鶯谷 東京キネマ倶楽部
2016年3月5日(土)15:30開場 16:30開演



「呪い」がコンセプトのアイドルユニット『じゅじゅ』のことは随分前から知っていたが、初めてライヴを観たのは昨年12月のブクガ目当ての合同イベント。相沢梨紗風黒髪ロングのねう&しらいのフォーマンスは圧巻だった。プログレメタルと耽美派ニューウェイヴとアイドル歌謡のハイブリッドサウンドがサブカル好きの琴線に触れた。次に観た2月のネクロ魔主催イベントで、ラストナンバー「食」のラインダンスの楽しさに溺れた。
じゅじゅ/Maison book girl/Hauptharmonie/フィロソフィーのダンス@渋谷REX 2015.12.3(thu)
【萌月アイドル交歓日記】ネクロ魔/ブクガ/ゆるめるモ!/じゅじゅ/フィロのス/ゆっふぃー



じゅじゅ『イケニエ』リリース記念 ミニライブ&特典会
タワーレコード新宿7Fイベントスペース
2016年2月28日(日)12:00

twitterでじゅじゅ情報をチェックして、しらいの自撮りツイートをフォローするうちに、診断メーカーで「しらい」が上位にランクインするようになった。知らず知らずじゅじゅヲタ/しらい推しと化していた筆者は、2月最後の一週間のインフルエンザ闘病中に思いが募り、病み(闇)上がりの儘レコ発インストアイベントで初接触。アー写やライヴステージのツンデレイメージとは真逆の温かいスマイルに癒やされた。その前日に「じゅじゅ活動休止」という衝撃ニュースが流れたが、暗黙の了解(?)で誰も口にしなかった。


じゅじゅ活動休止、しらい卒業で新メンバー募集も

初体験から3ヶ月目でじゅじゅの本質が凝縮されたワンマンライヴに参戦。サブカル系アーティストの聖地と呼びたい東京キネマ倶楽部には、開場前から先行物販を求めるヲタの長蛇の列。前髪ぱっつん女子ヲタの多さも特筆もの。ネクロ魔やブクガ現場で見覚えのある顔もチラホラあるが、コアなヲタクが放つ独特のオーラが会場に蔓延し、伝染病のように心を呪呪色に染める。

 

湧き上がる期待感の中、ねう&しらいが登場、耽美派の定番ワルツのリズムを随所に織り交ぜ、真剣な無表情とドゥーミーな歌が満場のヲタの闘争心に火を点ける。ケチャとモッシュとリフトが渦巻くフロアは、2年前に経験したBiS現場以上にカオスだが、耐性がつき苦にならないどころか、自ら飛び込み身体をぶつけ合う快楽に酔い痴れた。解放されたヲタパワーの刺激で肌ツヤが良くなり、毛髪の健康が促進されるかもしれない。「地下アイドル健康法」として一攫千金を夢眠(ゆめみ)る筆者であった。

ライブ映像 じゅじゅ - 「零」 2015年8月2日リリース


衣装替えの間にバックスクリーンに投射されたアブストラクトなリキッドライティングは、実験アーティスト・中山晃子によるALIVE PAINTINGだった。地下音楽の帝王・灰野敬二とコラボする地下芸術家が、呪い系地下アイドルとコラボするとは、地下の世界の交歓模様は世人の想像を遥かに超えた広がりと親和力を備えているに違いない。
灰野敬二/河合政之+浜崎亮太/LA BRUHA DESI LA/小林径@幡ヶ谷Forestlimit 2014.9.21(sun)

ライブ映像 じゅじゅ - 「食」(新曲02)@新宿LOFT


アルバム『イケニエ』は目下のところ2016年度ベスト3のお気に入り。その世界を生で味わってしまったからには、自らの身体を生け贄としてねう&しらいに捧げなければならない。そのために終演後の特典会に参加。接触時間は短かかったが、補色系ロリィタふたりに挟まれて、餌食にされた筆者の顔に浮かんだ麻薬中毒者のように弱々しい微笑みは、禁断の園に遊んだ罪の禊の徴と言えようか。



しらい卒業まであと三週間あまり。その間に何度か接触する機会がありそうなので、恋い焦がれて絶命するまで少し猶予がありそうだ。

呪術家の
ジュース絞った
充実感

じゅじゅ/idoll(アイドル) for M5YKB

コメント
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