<Passacaille>
Passacaille 977 ¥2300
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.3 - J.S.バッハ&ゼレンカ ――
J.S.バッハ:カンタータ第46番《考えみよ、かかる苦しみのあるやを》BWV.46
ゼレンカ:聖木曜日のための哀歌I
J.S.バッハ:カンタータ第102番《主よ、汝の目は信仰を顧みたもう》BWV.102
ゼレンカ:聖土曜日のための哀歌II
ダミアン・ギヨン(カウンターテナー)、マーカス・ウルマン(テノール)、
リーヴェン・テルモント(バリトン)、
マルセル・ポンセール(ディレクター&オーボエ)、イル・ガルデリーノ
マルセル・ポンセールとヤン・デ・ヴィネを中心として1988年に結成され、現
在も古楽王国ベルギーを代表する世界有数のピリオド・アンサンブルとして活
躍するイル・ガルデリーノの「J.S.バッハのカンタータ集Vol.3」。
「Vol.1」のヨハン・クリストフ・バッハ、「Vol.2」のグラウプナーと続いて
きたJ.S.バッハの音楽との共演者。「Vol.3」はJ.S.バッハと、"ボヘミアの
バッハ"ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745)!
録音:2010年11月24日-27日、アミューズ(アントワープ)
Passacaille 984 ¥2300
J.S.バッハ:
フランス組曲第1番ニ短調BWV.812/フランス組曲第2番ハ短調BWV.813
フランス組曲第3番ロ短調BWV.814/イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971
イタリア風アリアと変奏イ短調BWV.989
ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ)
ミラノ聖シンプリチアーノ教会のオルガニストを務め、ミラノ国際音楽アカデ
ミー、バーゼル・スコラ・カントルムで教鞭を執るなど、ルネサンス、バロッ
ク音楽、そしてバッハの音楽の権威として高名なロレンツォ・ギエルミ。
東京カテドラル聖マリア大聖堂の新オルガン建設に携わるなどオルガニストと
して数多くの功績を残しているギエルミが、J.S.バッハの「フランス組曲」と
「イタリア協奏曲」で"チェンバリスト"としての姿を披露!
深い音楽性を感じさせるバッハの解釈、高貴な品格を備え持ったチェンバロ演
奏は、イタリア古楽界の巨匠だからこそ成し得た芸術である。
録音:2011年10月28日&11月10日、クレーマ(イタリア)
Passacaille 982 ¥2300
C.P.E.バッハ:
オーボエ協奏曲変ホ長調Wq.165/シンフォニア ホ短調Wq.177
オーボエ協奏曲変ロ長調Wq.164
パウル・ドンブレヒト(オーボエ&指揮)、イル・フォンダメント
バロック・オーボエの世界的名手であり先駆者的存在、パウル・ドンブレヒト
とイル・フォンダメントのC.P.E.バッハは、「2つのオーボエ協奏曲」と「シ
ンフォニア」!
C.P.E.バッハがベルリン時代の1765年に「チェンバロ協奏曲」から「オーボエ
協奏曲」へと編曲を行った「Wq.164」と「Wq.165」では、ドンブレヒトのバロ
ック・オーボエの妙技が色鮮やかに冴え渡る。イル・フォンダメントの洗練さ
れた豊かなサウンドも絶品。
録音:1996年9月、サン・アポリネール教会(ボーラン)
<Et'cetera>
KTC 1439 2枚組(1枚価格) ¥2300
古典派の音楽 - ドゥシークVol.1 ――
ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク:
ソナタ第2番変ロ長調Op.34、6つのソナチネ、
イギリスのバラッド《真夜中に》による変奏曲、アンダンテとロンド
ソフィア・ジュスティーナ・ドゥシーク=コッリ:
3つのソナタ(スコットランドのアリアとエールによるアダージョとロンドOp.2,
Book 1より)、
3つのソナタ(スコットランドのアリアとエールによるアダージョとロンドOp.2,
Book 2より)、
シチリアのアリア、
ドゥシーク夫人のために作曲された協奏曲(ハープ・ソロ版)
長澤真澄(シングル・アクション・ハープ)
ピリオド・ハープの世界的名手マラ・ガラッシの愛弟子で、日本を代表するハ
ーピスト、長澤真澄の新シリーズ「古典派時代の音楽」がスタート!
シリーズの幕開けとなる「Vol.1」は、没後200周年を迎えたボヘミア古典派の
大作曲家ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(ドゥセック/1760-1812)と妻のソ
フィア・ジュスティーナ・ドゥシーク=コッリ(1775-1831)の音楽!
ロシアのエカチェリーナ2世、フランスのマリー・アントワネットに重用されな
がらも、陰謀とフランス革命のために両国に留まれなかったドゥシーク。
ロンドンで出会い結ばれた妻のコッリとも不仲が続き、義父との共同設立会社
が倒産すると、家族を捨てて今度はドイツへと逃亡するなど、音楽的才能に恵
まれながらも、その人生は波乱万丈のドラマに満ちている。
音楽で結ばれたマダム&ムッシュ・ドゥシークの作品を、長澤真澄のシングル
・アクション・ハープが優雅に、そして華麗に響かせる ――。
録音:2011年10月、ヴァールゼ教会(アムステルダム)
使用楽器:F.J.ナーデルマン(パリ)1815年頃製作
<MSRレーベル(アメリカ)>
MS 1359 ¥1980
「殉教者」-サックスと吹奏楽のための協奏曲集
(1)ポウル・クレストン(1906-1985):
アルト・サクソフォンとバンドのための協奏曲(1941)
(2)デヴィッド・デブア・キャンフィールド(b.1950):
アルト・サクソフォンと吹奏楽のための協奏曲「殉教者」(2003)
(3)ジョン・チーザム(b.1939):コンチェルト・アグラリアーナ(2003)
(4)インゴルフ・ダール(1912-1970):
アルト・サクソフォンと吹奏楽のための協奏曲(1949/53)
ケネス・ツェ(アルトSax)
アイオワ大学シンフォニー・バンド
(1)(3)(4)リチャード・マーク・ヘイデル指揮、
(2)レイ・クレーマー指揮
録音:2010/2011年
ケネス・ツェ(チェ)は香港出身のサクソフォン奏者。地元香港で学んだ後渡米、
インディアナ大学で研鑽を積み1996年にニューヨークのカーネギー・ホールで
デビューしニューヨーク・タイムズ紙で絶賛される。1997年と1999年に来日し
てリサイタルを開催している。また須川展也とのデュオでアルバムも出してい
る(CRYSTAL RECORDS)。楽器はヤマハを使用、同社のパフォーミング・アーティ
ストでもある。
MS 1418 ¥1980
「干し草の中のダイアモンド」-20世紀のピアノ・トリオ
アルノ・ババジャニアン(1921-83):ピアノ三重奏曲嬰へ短調(1952)
ジャン・フランセ(1912-97):ピアノ三重奏曲(1986)
ポール・シェーンフィールド(b.1947):カフェ・ミュージック(1987)
トリオ・ソリス:
【コリーン・スティルウェル(Vn)、グレゴリー・ソーアー(Vc)、
リード・ゲインズフォード(Pf)】
録音:2010/2011年
アルバム・タイトルの「干し草の中のダイアモンド」とは「隠された宝物」、
「知る人ぞ知る名品」というほどの意味だろうか。とは言え、ハチャトゥリア
ンの次の世代に属するアルメニアの作曲家ババジャニアンはロストロポーヴィ
チが彼のチェロ協奏曲を初演するほどの大物で、アルメニア民謡に由来するエ
キゾチックな(時にボロディンを彷彿とさせる)旋律は忘れられないほどの印象
を残す。今年が生誕百年となるフランセの軽妙洒脱な三重奏曲、ジャズのイ
ディオム満載のシェーンフィールドの楽しい「カフェ・ミュージック」と聴き
所たっぷり。
MS 1394 ¥1980
ヴィットリオ・ジャンニーニ(1903-66):
(1)ピアノ五重奏曲
(2)ピアノ三重奏曲
(1)J.ジェノーヴァ(Vn)、(1)(2)S.ミレンコヴィチ(Vn)、
(1)A.ルディアコフ(Va)、(1)(2)A.アズナヴォオリアン(Vc)、
(1)(2)A.ネイマン(Pf)
録音:2011年1月
アルフレッド・リードの師として、またMERCURYレーベルのイーストマン・ウィ
ンド・アンサンブルの録音で、吹奏楽ファンには有名なジャンニーニの珍しい
室内楽作品集。
ジャンニーニはイタリア系アメリカ人としてフィラデルフィアに生まれ、ジュ
リアード音楽院で学んだ。その後1939年にニューヨークに移住しジュリアード、
カーティス、マンハッタン音楽院で教鞭を執った。作風はこの時代を生きた作
曲家としては穏健でフォーレ、フランク、ブラームス、ラフマニノフの影響を
感じさせる。ピアノ五重奏曲は野村芳太郎監督の映画「砂の器」(1974)のサウ
ンドトラック(菅野光亮)を思わせる歌謡性に富んだ旋律と劇的要素にあふれた
美しい作品。
MS 1272 ¥1980
「フローレンス・マストリック/オルガン・コンサート第3集」
-ジャスト・フォー・ファン
ロバート・エルモア:ルンバ/ギ・ボヴェ:サラマンカ
ギ・ボヴェ:マンシーニの「ピンク・パンサー」によるフーガ
ロバート・エルモア:童謡による幻想曲
ジャイルズ・スウェイン:リフ・ラフ
モーリス・デュリュフレ:スケルツォ
シューマン:スケッチ第4番変ニ長調
バッハ:幻想曲とフーガイ短調
フローレンス・マストリック(Org)
録音:2007年1-2月ルドルフ・フォン・ベッケラート・オルガン(1956)使用
(トリニティ福音ルーテル教会,クリーヴランド)
マストリックのオルガン作品集第3集は前半がオルガンには珍しい「ルンバ」
や「ピンク・パンサー」など楽しい作品が集められています。エルモアの「童
謡による幻想曲」には日本人にもなじみの深い「キラキラ星」や「ロンドン橋
おっこちた」なども聞こえてきます。後半はデュリュフレ、シューマンとバッ
ハで締められています。
MS 1273 ¥1980
「フローレンス・マストリック/オルガン・コンサート第4集」
マルセル・デュプレ(1886-1971):3つの前奏曲とフーガOp.7
セザール・フランク(1822-1890):3つのコラール(ホ長調、ロ短調、イ短調)
フローレンス・マストリック(Org)
録音:2007年1-2月ルドルフ・フォン・ベッケラート・オルガン(1956)使用
(トリニティ福音ルーテル教会,クリーヴランド)
第3集とは一転、第4集は硬派な作品集。オルガンのフローレンス・マストリッ
クはオバーリン大学音楽学部で学び、バロックからロマン派、現代曲まで幅広
いレパートリーをカバーしている。ヴィドールとメシアンを結ぶオルガン音楽
の作曲家として名高いデュプレとワーグナーの影響を感じさせるフランクの代
表作を華麗に弾いている。
MS 1364 ¥1980
「ジョセフ・ラッカーズ・デビュー」
バッハ:半音階的幻想曲とフーガBWV.903
シューマン:幻想曲Op.17
ラヴェル:ラ・ヴァルス
バルトーク:ピアノ・ソナタSz.80
ジョセフ・ラッカーズ(Pf)
録音:2010年8月南カリフォルニア音楽大学リサイタル・ホール
ジョセフ・ラッカーズはイーストマン音楽学校からドクターの称号も受けてお
り、スタインウェイ・アーティストにも選ばれ、既に全米各地やヨーロッパ、
アジアでコンサート活動を行っている。またロマゾフ・ラッカーズ・ピアノ・
デュオとしても活動しており、高い評価を受けている。
MS 1384 ¥1980
「愛はあなたの声を飛翔させる」
-ソプラノ、ヴァイオリンとピアノのための音楽
カーソン・クーマン(b.1982):もとに戻らない心(詩:J.ハッシュフィールド)
タリック・オレガン(b.1978):神聖なるもの(詩:S.マラルメ)
レナード・エンズ(b.1948):歌曲集《終わりへ》より
リチャード・ウィルソン(b.1941):
カップル、スウィフト・オーバー・ダブリン
エリザベス・ハスキンズ(b.1951):私の庭(詩:C.ロセッティ)
ドナルド・ワックスマン(b.1925):ラヴ・ソングズ
クリスティン・ハウレット(Sop)、
パトリック・ウッド・ウリベ(Vn)、
ホリー・チェイサム(Pf)
録音:2010-2011年
アメリカの新旧世代の作曲家によるソプラノ、ヴァイオリン、ピアノのために
書かれた歌曲を収録。いずれも調性で書かれた叙情的な作品で親しみやすい。
ソプラノのクリスティン・ハウレットは歌手活動だけでなく合唱やオペラの指
揮者としても活動するマルチな音楽家。
MS 1396 ¥1980
「美しきフランス」-フランス・バロックの音楽
ニコラス・ベルニエ(1665-1734):カフェ
F.クープラン(1668-1728):愛と名づけられたコンセール第9番
マレ(1965-1728):イ短調の小品
ジャック・デュフリ(1915-1789):ニ長調の小品
モンテクレール(1667-1737):バッカスのアリア
レ・グラーセ:
【ジェニファー・ポーリーノ(S)、アネッテ・バウアー(リコーダー)、
レベカー・アーレント(gamba)、ジョナサン・ローズ・リー(Cemb)】
録音:2010年3月
バロック・アンサンブル、レ・グラーセは2008年に結成したばかりの新しい
グループでメンバーは地元アメリカで学んだ後、ヨーロッパで研鑽を積んだ若
い音楽家で構成される。カンタータからのアリア、室内楽曲、ヴィオル独奏曲
など様々な編成の作品が収められフランス・バロック音楽の諸要素がこれ一枚
で一応は味わえる内容となっている。
MS 1401 ¥1980
バルトーク:「44の二重奏曲」全曲(Sz.98/1931)
(バルトーク提案の曲順による演奏、全46トラック)
デュオ・ランドン:
【フリフ・シグルヨンスドッティル(Vn)、ヒョルレイフル・ヴァルソン(Vn)】
録音:2005年8月
シグルヨンスドッティルはアイスランド人を父にデンマークに生れた。アイス
ランドのレイキャビク音楽院で学んだ後、渡米、ウィリアム・プリムローズや
ヤノシュ・シュタルケルに学んだ。ヴァルソンはアイスランド出身でチェコの
プラハ音楽院で学び、現在はクラシックと民族音楽のバンドの両方で活躍して
いる。デュオ・ランドンの名前の由来は2人が使う楽器がクリストフ・ランド
ン氏制作のヴァイオリンから。
ヴァイオリンのミクロコスモスともいうべきこの作品を一種のワールド・ミュ
ージックとしてとらえ、活き活きと演奏している。この録音はバルトーク提案
の曲順で演奏され、一部の曲は2回演奏されているためトラックが46となって
いる。
MS 1422 ¥1980
「クイック・ステップ」
-アメリカ南北戦争当時のブラス・バンド音楽
トマス・コーツ:
ノーサンプトン・クイック・ステップ、バークレーのミンストレル
ウィリアム・タンザー:セント・マーティンズ
ジョージ・H.グッドウィン:ワルツ
A.カーリック:死の行進曲
トマス・コーツ:ファントム、クイック・ステップ31
ほか全19曲
ダグラス・F.ヘドウィグ指揮
コーツ・ブラス・バンド
(1855-72頃のピリオド楽器&マウス・ピース使用)
録音:2011年8月ポーリング・クエーカー・ヒル・キリスト教会,ニューヨーク
アメリカ南北戦争(1861-1865)当時に北部で盛んに演奏された曲を収録。楽器
やマウス・ピースは当時のものを使用している。
Passacaille 977 ¥2300
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.3 - J.S.バッハ&ゼレンカ ――
J.S.バッハ:カンタータ第46番《考えみよ、かかる苦しみのあるやを》BWV.46
ゼレンカ:聖木曜日のための哀歌I
J.S.バッハ:カンタータ第102番《主よ、汝の目は信仰を顧みたもう》BWV.102
ゼレンカ:聖土曜日のための哀歌II
ダミアン・ギヨン(カウンターテナー)、マーカス・ウルマン(テノール)、
リーヴェン・テルモント(バリトン)、
マルセル・ポンセール(ディレクター&オーボエ)、イル・ガルデリーノ
マルセル・ポンセールとヤン・デ・ヴィネを中心として1988年に結成され、現
在も古楽王国ベルギーを代表する世界有数のピリオド・アンサンブルとして活
躍するイル・ガルデリーノの「J.S.バッハのカンタータ集Vol.3」。
「Vol.1」のヨハン・クリストフ・バッハ、「Vol.2」のグラウプナーと続いて
きたJ.S.バッハの音楽との共演者。「Vol.3」はJ.S.バッハと、"ボヘミアの
バッハ"ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745)!
録音:2010年11月24日-27日、アミューズ(アントワープ)
Passacaille 984 ¥2300
J.S.バッハ:
フランス組曲第1番ニ短調BWV.812/フランス組曲第2番ハ短調BWV.813
フランス組曲第3番ロ短調BWV.814/イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971
イタリア風アリアと変奏イ短調BWV.989
ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ)
ミラノ聖シンプリチアーノ教会のオルガニストを務め、ミラノ国際音楽アカデ
ミー、バーゼル・スコラ・カントルムで教鞭を執るなど、ルネサンス、バロッ
ク音楽、そしてバッハの音楽の権威として高名なロレンツォ・ギエルミ。
東京カテドラル聖マリア大聖堂の新オルガン建設に携わるなどオルガニストと
して数多くの功績を残しているギエルミが、J.S.バッハの「フランス組曲」と
「イタリア協奏曲」で"チェンバリスト"としての姿を披露!
深い音楽性を感じさせるバッハの解釈、高貴な品格を備え持ったチェンバロ演
奏は、イタリア古楽界の巨匠だからこそ成し得た芸術である。
録音:2011年10月28日&11月10日、クレーマ(イタリア)
Passacaille 982 ¥2300
C.P.E.バッハ:
オーボエ協奏曲変ホ長調Wq.165/シンフォニア ホ短調Wq.177
オーボエ協奏曲変ロ長調Wq.164
パウル・ドンブレヒト(オーボエ&指揮)、イル・フォンダメント
バロック・オーボエの世界的名手であり先駆者的存在、パウル・ドンブレヒト
とイル・フォンダメントのC.P.E.バッハは、「2つのオーボエ協奏曲」と「シ
ンフォニア」!
C.P.E.バッハがベルリン時代の1765年に「チェンバロ協奏曲」から「オーボエ
協奏曲」へと編曲を行った「Wq.164」と「Wq.165」では、ドンブレヒトのバロ
ック・オーボエの妙技が色鮮やかに冴え渡る。イル・フォンダメントの洗練さ
れた豊かなサウンドも絶品。
録音:1996年9月、サン・アポリネール教会(ボーラン)
<Et'cetera>
KTC 1439 2枚組(1枚価格) ¥2300
古典派の音楽 - ドゥシークVol.1 ――
ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク:
ソナタ第2番変ロ長調Op.34、6つのソナチネ、
イギリスのバラッド《真夜中に》による変奏曲、アンダンテとロンド
ソフィア・ジュスティーナ・ドゥシーク=コッリ:
3つのソナタ(スコットランドのアリアとエールによるアダージョとロンドOp.2,
Book 1より)、
3つのソナタ(スコットランドのアリアとエールによるアダージョとロンドOp.2,
Book 2より)、
シチリアのアリア、
ドゥシーク夫人のために作曲された協奏曲(ハープ・ソロ版)
長澤真澄(シングル・アクション・ハープ)
ピリオド・ハープの世界的名手マラ・ガラッシの愛弟子で、日本を代表するハ
ーピスト、長澤真澄の新シリーズ「古典派時代の音楽」がスタート!
シリーズの幕開けとなる「Vol.1」は、没後200周年を迎えたボヘミア古典派の
大作曲家ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(ドゥセック/1760-1812)と妻のソ
フィア・ジュスティーナ・ドゥシーク=コッリ(1775-1831)の音楽!
ロシアのエカチェリーナ2世、フランスのマリー・アントワネットに重用されな
がらも、陰謀とフランス革命のために両国に留まれなかったドゥシーク。
ロンドンで出会い結ばれた妻のコッリとも不仲が続き、義父との共同設立会社
が倒産すると、家族を捨てて今度はドイツへと逃亡するなど、音楽的才能に恵
まれながらも、その人生は波乱万丈のドラマに満ちている。
音楽で結ばれたマダム&ムッシュ・ドゥシークの作品を、長澤真澄のシングル
・アクション・ハープが優雅に、そして華麗に響かせる ――。
録音:2011年10月、ヴァールゼ教会(アムステルダム)
使用楽器:F.J.ナーデルマン(パリ)1815年頃製作
<MSRレーベル(アメリカ)>
MS 1359 ¥1980
「殉教者」-サックスと吹奏楽のための協奏曲集
(1)ポウル・クレストン(1906-1985):
アルト・サクソフォンとバンドのための協奏曲(1941)
(2)デヴィッド・デブア・キャンフィールド(b.1950):
アルト・サクソフォンと吹奏楽のための協奏曲「殉教者」(2003)
(3)ジョン・チーザム(b.1939):コンチェルト・アグラリアーナ(2003)
(4)インゴルフ・ダール(1912-1970):
アルト・サクソフォンと吹奏楽のための協奏曲(1949/53)
ケネス・ツェ(アルトSax)
アイオワ大学シンフォニー・バンド
(1)(3)(4)リチャード・マーク・ヘイデル指揮、
(2)レイ・クレーマー指揮
録音:2010/2011年
ケネス・ツェ(チェ)は香港出身のサクソフォン奏者。地元香港で学んだ後渡米、
インディアナ大学で研鑽を積み1996年にニューヨークのカーネギー・ホールで
デビューしニューヨーク・タイムズ紙で絶賛される。1997年と1999年に来日し
てリサイタルを開催している。また須川展也とのデュオでアルバムも出してい
る(CRYSTAL RECORDS)。楽器はヤマハを使用、同社のパフォーミング・アーティ
ストでもある。
MS 1418 ¥1980
「干し草の中のダイアモンド」-20世紀のピアノ・トリオ
アルノ・ババジャニアン(1921-83):ピアノ三重奏曲嬰へ短調(1952)
ジャン・フランセ(1912-97):ピアノ三重奏曲(1986)
ポール・シェーンフィールド(b.1947):カフェ・ミュージック(1987)
トリオ・ソリス:
【コリーン・スティルウェル(Vn)、グレゴリー・ソーアー(Vc)、
リード・ゲインズフォード(Pf)】
録音:2010/2011年
アルバム・タイトルの「干し草の中のダイアモンド」とは「隠された宝物」、
「知る人ぞ知る名品」というほどの意味だろうか。とは言え、ハチャトゥリア
ンの次の世代に属するアルメニアの作曲家ババジャニアンはロストロポーヴィ
チが彼のチェロ協奏曲を初演するほどの大物で、アルメニア民謡に由来するエ
キゾチックな(時にボロディンを彷彿とさせる)旋律は忘れられないほどの印象
を残す。今年が生誕百年となるフランセの軽妙洒脱な三重奏曲、ジャズのイ
ディオム満載のシェーンフィールドの楽しい「カフェ・ミュージック」と聴き
所たっぷり。
MS 1394 ¥1980
ヴィットリオ・ジャンニーニ(1903-66):
(1)ピアノ五重奏曲
(2)ピアノ三重奏曲
(1)J.ジェノーヴァ(Vn)、(1)(2)S.ミレンコヴィチ(Vn)、
(1)A.ルディアコフ(Va)、(1)(2)A.アズナヴォオリアン(Vc)、
(1)(2)A.ネイマン(Pf)
録音:2011年1月
アルフレッド・リードの師として、またMERCURYレーベルのイーストマン・ウィ
ンド・アンサンブルの録音で、吹奏楽ファンには有名なジャンニーニの珍しい
室内楽作品集。
ジャンニーニはイタリア系アメリカ人としてフィラデルフィアに生まれ、ジュ
リアード音楽院で学んだ。その後1939年にニューヨークに移住しジュリアード、
カーティス、マンハッタン音楽院で教鞭を執った。作風はこの時代を生きた作
曲家としては穏健でフォーレ、フランク、ブラームス、ラフマニノフの影響を
感じさせる。ピアノ五重奏曲は野村芳太郎監督の映画「砂の器」(1974)のサウ
ンドトラック(菅野光亮)を思わせる歌謡性に富んだ旋律と劇的要素にあふれた
美しい作品。
MS 1272 ¥1980
「フローレンス・マストリック/オルガン・コンサート第3集」
-ジャスト・フォー・ファン
ロバート・エルモア:ルンバ/ギ・ボヴェ:サラマンカ
ギ・ボヴェ:マンシーニの「ピンク・パンサー」によるフーガ
ロバート・エルモア:童謡による幻想曲
ジャイルズ・スウェイン:リフ・ラフ
モーリス・デュリュフレ:スケルツォ
シューマン:スケッチ第4番変ニ長調
バッハ:幻想曲とフーガイ短調
フローレンス・マストリック(Org)
録音:2007年1-2月ルドルフ・フォン・ベッケラート・オルガン(1956)使用
(トリニティ福音ルーテル教会,クリーヴランド)
マストリックのオルガン作品集第3集は前半がオルガンには珍しい「ルンバ」
や「ピンク・パンサー」など楽しい作品が集められています。エルモアの「童
謡による幻想曲」には日本人にもなじみの深い「キラキラ星」や「ロンドン橋
おっこちた」なども聞こえてきます。後半はデュリュフレ、シューマンとバッ
ハで締められています。
MS 1273 ¥1980
「フローレンス・マストリック/オルガン・コンサート第4集」
マルセル・デュプレ(1886-1971):3つの前奏曲とフーガOp.7
セザール・フランク(1822-1890):3つのコラール(ホ長調、ロ短調、イ短調)
フローレンス・マストリック(Org)
録音:2007年1-2月ルドルフ・フォン・ベッケラート・オルガン(1956)使用
(トリニティ福音ルーテル教会,クリーヴランド)
第3集とは一転、第4集は硬派な作品集。オルガンのフローレンス・マストリッ
クはオバーリン大学音楽学部で学び、バロックからロマン派、現代曲まで幅広
いレパートリーをカバーしている。ヴィドールとメシアンを結ぶオルガン音楽
の作曲家として名高いデュプレとワーグナーの影響を感じさせるフランクの代
表作を華麗に弾いている。
MS 1364 ¥1980
「ジョセフ・ラッカーズ・デビュー」
バッハ:半音階的幻想曲とフーガBWV.903
シューマン:幻想曲Op.17
ラヴェル:ラ・ヴァルス
バルトーク:ピアノ・ソナタSz.80
ジョセフ・ラッカーズ(Pf)
録音:2010年8月南カリフォルニア音楽大学リサイタル・ホール
ジョセフ・ラッカーズはイーストマン音楽学校からドクターの称号も受けてお
り、スタインウェイ・アーティストにも選ばれ、既に全米各地やヨーロッパ、
アジアでコンサート活動を行っている。またロマゾフ・ラッカーズ・ピアノ・
デュオとしても活動しており、高い評価を受けている。
MS 1384 ¥1980
「愛はあなたの声を飛翔させる」
-ソプラノ、ヴァイオリンとピアノのための音楽
カーソン・クーマン(b.1982):もとに戻らない心(詩:J.ハッシュフィールド)
タリック・オレガン(b.1978):神聖なるもの(詩:S.マラルメ)
レナード・エンズ(b.1948):歌曲集《終わりへ》より
リチャード・ウィルソン(b.1941):
カップル、スウィフト・オーバー・ダブリン
エリザベス・ハスキンズ(b.1951):私の庭(詩:C.ロセッティ)
ドナルド・ワックスマン(b.1925):ラヴ・ソングズ
クリスティン・ハウレット(Sop)、
パトリック・ウッド・ウリベ(Vn)、
ホリー・チェイサム(Pf)
録音:2010-2011年
アメリカの新旧世代の作曲家によるソプラノ、ヴァイオリン、ピアノのために
書かれた歌曲を収録。いずれも調性で書かれた叙情的な作品で親しみやすい。
ソプラノのクリスティン・ハウレットは歌手活動だけでなく合唱やオペラの指
揮者としても活動するマルチな音楽家。
MS 1396 ¥1980
「美しきフランス」-フランス・バロックの音楽
ニコラス・ベルニエ(1665-1734):カフェ
F.クープラン(1668-1728):愛と名づけられたコンセール第9番
マレ(1965-1728):イ短調の小品
ジャック・デュフリ(1915-1789):ニ長調の小品
モンテクレール(1667-1737):バッカスのアリア
レ・グラーセ:
【ジェニファー・ポーリーノ(S)、アネッテ・バウアー(リコーダー)、
レベカー・アーレント(gamba)、ジョナサン・ローズ・リー(Cemb)】
録音:2010年3月
バロック・アンサンブル、レ・グラーセは2008年に結成したばかりの新しい
グループでメンバーは地元アメリカで学んだ後、ヨーロッパで研鑽を積んだ若
い音楽家で構成される。カンタータからのアリア、室内楽曲、ヴィオル独奏曲
など様々な編成の作品が収められフランス・バロック音楽の諸要素がこれ一枚
で一応は味わえる内容となっている。
MS 1401 ¥1980
バルトーク:「44の二重奏曲」全曲(Sz.98/1931)
(バルトーク提案の曲順による演奏、全46トラック)
デュオ・ランドン:
【フリフ・シグルヨンスドッティル(Vn)、ヒョルレイフル・ヴァルソン(Vn)】
録音:2005年8月
シグルヨンスドッティルはアイスランド人を父にデンマークに生れた。アイス
ランドのレイキャビク音楽院で学んだ後、渡米、ウィリアム・プリムローズや
ヤノシュ・シュタルケルに学んだ。ヴァルソンはアイスランド出身でチェコの
プラハ音楽院で学び、現在はクラシックと民族音楽のバンドの両方で活躍して
いる。デュオ・ランドンの名前の由来は2人が使う楽器がクリストフ・ランド
ン氏制作のヴァイオリンから。
ヴァイオリンのミクロコスモスともいうべきこの作品を一種のワールド・ミュ
ージックとしてとらえ、活き活きと演奏している。この録音はバルトーク提案
の曲順で演奏され、一部の曲は2回演奏されているためトラックが46となって
いる。
MS 1422 ¥1980
「クイック・ステップ」
-アメリカ南北戦争当時のブラス・バンド音楽
トマス・コーツ:
ノーサンプトン・クイック・ステップ、バークレーのミンストレル
ウィリアム・タンザー:セント・マーティンズ
ジョージ・H.グッドウィン:ワルツ
A.カーリック:死の行進曲
トマス・コーツ:ファントム、クイック・ステップ31
ほか全19曲
ダグラス・F.ヘドウィグ指揮
コーツ・ブラス・バンド
(1855-72頃のピリオド楽器&マウス・ピース使用)
録音:2011年8月ポーリング・クエーカー・ヒル・キリスト教会,ニューヨーク
アメリカ南北戦争(1861-1865)当時に北部で盛んに演奏された曲を収録。楽器
やマウス・ピースは当時のものを使用している。