クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-07 No.26

2010年07月21日 17時51分38秒 | Weblog
<Cala>
CACD 88045 \2180
リスト:ピアノ作品集 ――
ドン・ジョヴァンニの回想/ハンガリー狂詩曲第13番/葬送、1849年10月/
ハンガリー狂詩曲第5番/フン族の戦い(マシュー・キャメロン編)/忘れられ
たワルツ第1番/交響詩《前奏曲》(マシュー・キャメロン編)
マシュー・キャメロン(ピアノ)
超人カツァリスが「モーツァルト・トランスクリプションズ」の中で弾いてい
た「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」のアレンジャー(!)であり、アメリ
カのコンポーザー・ピアニスト、マシュー・キャメロンが弾くリストのピアノ
作品集!
アメリカの名匠、アグスティン・アニエヴァスとエフレム・ブリスキンに師事
したマシュー・キャメロン(1968-)。ニューヨーク・デビューとなった2008年
9月のカーネギー・ホールでのコンサートは見事ソールド・アウト!
ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして着実にキャリアを積み上げているキャメ
ロンはアレンジャーとしても高い評価を受けており、特に「アイネ・クライネ
・ナハトムジーク」のアレンジは、あのカツァリスも大絶賛。
"ヴィルトゥオーゾ"と"アレンジャー"。2つの類稀な才能を併せ持ったピアニ
ストの登場です!
2006年、システムス・ツー・レコーディング・スタジオ(ニューヨーク)での
録音。




<Centaur>
CRC 3022 \2080
ヴォルジーシェク:ピアノ作品集 ――
幻想風ソナタ変ロ長調Op.20(1825年手稿譜版)/6つの即興曲Op.7/行進曲
ハ長調(世界初録音)/アルバムのページ イ長調/幻想曲ハ長調Op.12
デイヴィッド・グロス(ピアノ)
19世紀初期のボヘミアが生んだ夭折の天才作曲家ヤン・ヴァーツラフ・ヴォル
ジーシェク(1791-1825)。シューベルトに影響を与えたとされるヴォルジーシェ
クのピアノ、特に「即興曲」や「幻想曲」などは、後のショパンやシューマン
へと続く流れの源泉となるなど、ピアノ音楽の歴史の中で果たした役割は大き
い。最晩年(1825年)の手稿譜を用いた「幻想風ソナタ(ピアノ・ソナタ)」、世
界初録音となる「行進曲ハ長調」を取り上げるなど、ベルリン生まれの実力派
デイヴィッド・グロスのピアノがヴォルジーシェクの知られざる音楽を明らか
にしてくれる。

CRC 2979 \2080
ラモー:
コンセールによるクラヴサン曲集(第1組曲-第5組曲)/カンタータ《オルフェ》
/カンタータ《焦燥》
ボストン・ミュージアム・トリオ〔ジョン・ギボンズ(チェンバロ)、ラウラ
・ジェプセン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ダニエル・ステップナー(バロック・
ヴァイオリン)〕、フランク・ケリー(テノール)
ボストン・ミュージアム・トリオは、その名の通り世界トップクラスの規模と
コレクションを持つ「ボストン美術館」のアンサンブル・イン・レジデンスを
1975年から務めているアメリカのピリオド・アンサンブル。
ボストン・バロックのコンサートマスター、バークシャーのアストン・マグナ
音楽祭の芸術監督、ハーバード大学音楽学部の講師として活躍してきたアメリ
カ屈指のバロック・ヴァイオリン奏者、ダニエル・ステップナーがリードする
ラモーの鮮やかな響きは、現在の北米古楽界の充実度そのものと言えるだろう。

CRC 3032 \2080
ルビンシテイン:
ピアノ協奏曲第3番ト長調Op.45/ピアノ協奏曲第4番ニ短調Op.70
グリゴリオス・ザンパラス(ピアノ)、
ジョン・セアンダー・ミッチェル(指揮)、フィルハーモニア・ブルガリカ
19世紀ロシアのヴィルトゥオーゾ、アントン・ルビンシテインの大作にして難
曲「ピアノ協奏曲第3番」と「第4番」に果敢に挑んだのは、ザンパラス、ミッ
チェル、フィルハーモニア・ブルガリカのギリシャ、アメリカ、ブルガリア連
合軍。
アクセル全開の超絶技巧的なスタイルではなく、作品全体のフォルムを整えた
演奏がルビンシテインのピアノ協奏曲をじっくりと聴かせてくれる。三国同盟、
健闘してます。

CRC 3040/41/42/43 4枚組 \6240
J・S・バッハ:平均律クラヴィーア曲集BWV.846-893(全曲)
ジャンルカ・ルイジ(ピアノ/ファツィオーリ278)
ジャンルカ・ルイジは、イタリアのカゼッラ国際コンクール、ザールブリュッ
ケンのJ・S・バッハ国際ピアノ・コンクールなど、ヨーロッパのコンクールで
数々の栄冠に輝いてきたイタリア期待のピアニスト。
ルイジはボローニャ音楽院で行われた「平均律クラヴィーア曲集」全曲演奏会
の成功により、イタリア有数のバッハ弾きとして注目を集めている。
ルイジの弾く「平均律クラヴィーア曲集」は、急ぎすぎず、また遅くなりすぎ
ない抑制の効いた緩やかなテンポと丁寧なタッチ、ファツィオーリの柔らかな
サウンドが全曲を通して印象的。
2005年5月17日-19日、パリ・ピエール・ニコル寺院での録音。

CRC 3031 \2080
モーツァルト:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調K.254/ピアノ三重奏曲第4番ホ長調K.542/
ピアノ三重奏曲第5番ハ長調K.548/ピアノ三重奏曲第6番ト長調K.564
バイロン・シェンクマン(ピアノ)、ガブリエル・ディアス(ヴァイオリン)、
アレクセイ・ユパンキ・ゴンザレス(チェロ)
シアトル・バロック・オーケストラのチェンバロ奏者、芸術監督としてモダン
だけでなく、バロックの分野でも活躍するシアトルの名手バイロン・シェンク
マンが率いるトリオのモーツァルト。
シェンクマンとコンビを組むジョン・ケージ賞、チャドウィック・メダルの受
賞者ガブリエル・ディアス、ボストン・リリック・オペラの首席チェロ奏者ア
レクセイ・ユパンキ・ゴンザレスもアメリカを活動拠点としているなかなかな
のツワモノ。

CRC 3027 \2080
クーパー:管楽器のための室内楽作品集 ――
トロンボーン・ソナタ/サクソフォン・ソナタ/金管五重奏のための5つの情
景/クラリネット・ソナタ/ワン・オヴ・ザ・ミッシング
ルイス・ボニラ(トロンボーン)、
パブロ・ビルブラウト(ラテン・パーカッション)、
ポール・ハール(アルト・サクソフォン)、
マイケル・ワルドロップ(ドラムス)、
メンフィス金管五重奏団、
セドリック・メイフィールド(クラリネット)、
ジョン・ミューラー(ユーフォニアム)、
クリス・パーカー(ピアノ)
ウィリアム・ヒルの下で作曲法を学んだジャック・クーパー(1963-)は、器楽
曲から合唱作品、交響曲までを広くカバーするアメリカの作曲家。ジャズ・
バンドの作曲も得意とするクーパーの「トロンボーン・ソナタ」は、ラテン
のリズムとパーカッションを採り入れたエキサイティングな作品。

CRC 3025 \2080
夜の歌 ――
メンデルスゾーン:ゆりかごのそばでOp.47-6、小姓の歌、新しい恋Op.19a-4
/R・シュトラウス:夜Op.10-3、セレナードOp.17-2、私は花束を編みたかっ
たOp.68-2、ツェツィーリエOp.27-2/フォーレ:マンドリンOp.58-1、
夕暮れOp.83-2、ネルOp.18-1/ドビュッシー:星の輝く夜、やるせない夢心地、
艶なる宴第1集/バシュレ:愛しい夜/ラフマニノフ:ひそかな夜のしじまの中
でOp.4-3、ミュッセからの断片Op.21-6、ここはすばらしい場所Op.21-7、
歌わないで、美しい女よOp.4-4、この夏の夜Op.14-5
エイミー・ヤン(ソプラノ)、ジョン=ウォン・シン(ピアノ)
上海と韓国のアジア系女流音楽家たちによる「夜(Nuit)」をテーマとした歌曲
集。ドイツ、フランス、ロシアの歌曲をバランス良く組み合わせたプログラム
を歌うソプラノのヤンは、テネシー大学マーティン校の声楽科准教授として世
界進出を果たしている。

CRC 3024 \2080
ライヴ・レコーディング1978年&1981年 ――
フンメル:グランド・ソナタ変イ長調Op.92/ショパン:2台ピアノのためのロン
ド ハ長調Op.73/ドビュッシー:白と黒で/シャブリエ:ロマンティックなワル
ツ第3番/ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲
トニ&ロジ・グルンシュラグ・ピアノ・デュオ
ポーランドのヴァイオリニスト、ブロニスラフ・フーベルマンの助けによりイ
ングランド経由でアメリカに渡り、1945年のニューヨーク・デビューからアメ
リカで活動を続けたグルンシュラグ姉妹のピアノ・デュオ・アルバム。
1978年&1981年、ニューヨークでのライヴ録音。

CRC 3038 \2080
ニュー・ディアレクツ ――
マンダット:民謡集/ケン・ウエノ:I screamed at the sea until nodes
swelled up, then my voice became the resonant noise of the sea/
シエラ:5つのスケッチ/マクゴワン:イオス・デュオ*/チェン・イ:モノロ
ーグ/マイヤー:ラーガの音楽/フェルダー:アパッチ・クラウン・ダンス
グレゴリー・オークス(クラリネット)、ネッド・マクゴワン(フルート)*
コロラド響、コロラド・バレエ、セントラル・シティ・オペラ、ミシシッピ
響などのクラリネット奏者を歴任したグレゴリー・オークスの無伴奏クラリ
ネット作品集。ブーレーズのアンサンブル・アンテル・コンタンポランでカ
ーネギー・デビューを果たしたというだけあり、近現代の無伴奏作品をしっ
かりと"音楽"として組み立てることが出来ている。

CRC 3023 \2080
ハウエル:フロム・ダークネス、ライトOp.1/ランド・オヴ・ストーンOp.3/
シャドウ・ワールズOp.2
エリカ・アルル(ピアノ)、メアリー・ジェーン・コープ(ピアノ)、
デイヴィッド・コープ(電子音楽)
アメリカの作曲家、作家、科学者デイヴィッド・コープ(1941-)が1990年に
製作したコンピューター・プログラム、「エミリー・ハウエル」が作曲した
作品集という少々ややこしい(?)内容。人間が組んだコンピューター・プロ
グラムが作曲した音楽。科学によって生まれた音楽に興味のある方はぜひ。




<STRADIVARIUS>
STR 33830 \2180
ルイス・デ・パブロ(1930-):
Los Novisimos(合唱と管弦楽のための;2003)(*)
Vendaval(管弦楽のための;1995)
マドリード州立合唱団(*)
マドリード州立管弦楽団
ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)

STR 33838 \2180
フランコ・ドナトーニ(1927-2000):
Tema(12の楽器のための;1981)(*)
Flag(13の楽器のための;1987)(*)
Hot(ソプラノサクソフォンと6つの楽器のための;1989)(+)
Luci(G管フルートのための;1995)(*)
Rasch II(サクソフォン・クアルテット、ヴィブラフォン、
マリンバ、打楽器とピアノのための;1985)(#)
ロレンツォ・ミッサリア(フルート(*))
マリオ・マルツィ(サクソフォン(+))
イタリア・サクソフォン・クアルテット(#)
ディヴェルティメント・アンサンブル(*以外)
サンドロ・ゴルリ(指揮(*以外))

STR 33855 \2180
レスピーギ(1879-1936):歌曲集
霧(1906)/雪(1906)/涙(1896)/短い物語(1904)/舞踏への招待(1906)
ミランダ(1907)/夜想曲(1896)/光(1906)/コントラスト(1906)
憐れんでください、私の神よ
(J・S・バッハ:マタイ受難曲 BWV244 より/レスピーギ編曲)(*)
おじぎ草(1914/1915)
サラ・ミンガルド(アルト)
カルロ・ラーザリ(ヴァイオリン(*))
アルド・オルヴィエート(ピアノ)

STR 33874 \2180
ハイドン(1732-1809):
フルート四重奏曲ニ短調「五度」Op.76 No.2
フルート四重奏曲ハ長調「皇帝」Op.76 No.3
フルート四重奏曲ニ長調 Op.76 No.5
モードゥス四重奏団
ロベルト・パッパレッテーレ(フルート)
クラウディオ・マッフェイ(ヴァイオリン)
ファブリツィオ・メルリーニ(ヴィオラ)
カルロ・ベンヴェヌーティ(チェロ)
おそらくハイドン自身によって弦楽四重奏曲からフルートと弦楽のための四重
奏に書き換えられ、1800年頃にボン(ドイツ)のジムロック社から出版された3作
品を収録。




<REGIS>
RRC 1340 \950
シューマン(1810-1856):
クライスレリアーナ Op.16
ピアノ・ソナタ第1番嬰ハ短調 Op.11
リスト(1811-1886):
「巡礼の年第2年イタリア」から ダンテを読んで
エレーヌ・グリモー(ピアノ)

RRC 1341 \950
天からの声
デュリュフレ(1902-1986):
レクイエム Op.9/グレゴリオ聖歌による4つのモテット Op.10
ハウエルズ(1892-1983):
コレギウム・サンクティ・ヨハンニス・カンタブリジェンセ(1957)から
マニフィカト&ヌンク・ディミティス
レクイエム
ケンブリッジ・セントジョンズ・カレッジ聖歌隊

RRC 1343 \950
テレマン(1681-1767):
無伴奏オーボエのための12の幻想曲
「忠実な音楽の師」から オーボエと通奏低音のための組曲ト短調 TWV41:g5
ハインツ・ホリガー(オーボエ)

RRC 1348 \950
チャイコフスキー(1840-1893):
ロココの主題による変奏曲 Op.33(*)
弦楽六重奏曲ニ短調「フィレンツェの思い出」Op.70(+)
交響的幻想曲「テンペスト」Op.18(#)
ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ(*))
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(*))
ボロディン弦楽四重奏団、他(+)
ソヴィエト国立交響楽団(#)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮(#))
録音:1963年(*)/1965年(+)/1970年(#)

RRC 1349 \950
ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ドヴォルジャーク(1841-1904):ヴァイオリン協奏曲イ短調
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
モスクワ放送交響楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
録音:1951年(リマスター:1990年)

RRC 1350 \950
グリーグ(1843-1907):ピアノ作品集
鐘の音 Op.54 No.6/子守歌 Op.38 No.1/蝶 Op.43 No.1
悲歌 Op.47 No.7/別れ Op.4 No.3/秘密 Op.57 No.4
祖国の歌 Op.12 No.8/郷愁 Op.57 No.6/小川 Op.62 No.4
即興的ワルツ Op.47 No.1/祖母のメヌエット Op.68 No.2
過ぎ去った日々 Op.57 No.1/小人の行進 Op.54 No.3
夏の夕べ Op.71 No.2/悲歌 Op.38 No.6/スケルツォ Op.54 No.5
孤独なさすらい人 Op.43 No.2/小妖精 Op.71 No.3/夜想曲 Op.54 No.4
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
録音:1986、1988年

RRC 1351 \950
カリンニコフ(1866-1901):交響曲第1番ト短調(*)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
オペラ「貴族夫人ヴェーラ・シェロガ」序曲(+)
ロシアの主題によるシンフォニエッタ Op.31(+)
ロシアの主題による序曲 Op.28(1866/1879-1880改訂)(+)
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1975年(*)/1985年(+)

RRC 1352 \950
ムソルグスキー(1839-1881):
組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編曲)(*)
歌曲集「死の歌と踊り」(+)
「カルスの奪回」から 凱旋行進曲(#)
はげ山の一夜(リムスキー=コルサコフ編曲)(**)
イリーナ・アルヒーポワ(メゾソプラノ(+))
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1974年(*)/1989年(+/#)/1963年(**)

RRC 1353 \950
ラフマニノフ(1873-1943):
交響曲第3番イ短調 Op.44(*)
幻想曲「岩」Op.7(+)
スケルツォ(1887;P・ラム校訂)
オペラ「アレコ」から(+)序奏,女たちの踊り,間奏曲,男たちの踊り
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1968年(*)/1973年(+)

RRC 1354 \950
チャイコフスキー(1840-1893):
12のピアノ小品 Op.4
ロマンス ヘ短調 Op.5
ワルツ=スケルツォ イ長調 Op.7
奇想曲変ト長調 Op.8
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
録音:1986、1988年

RRC 1355 \950
リチャード・デリング(1580頃-1630):ラテン語モテット集
Julbilate Deo universa terra / Sancta et immaculata virginitas
Vulnerasti cor meum / Hei mihi! Domine / Surge amica mea
O Crux ave / Te laudamus.. O Beata Trinitas / Jesu decus angelicum
Quem vidistis, pastores? / Panis angelicus / Quam pulchra es amica mea
O vos omnes / Quae est ista, quae ascendit / Adjuro vos filiae
Ardens est cor meum / Paratum cor meum / Cantate Domino
Factum est silentium
ケンブリッジ・クレア・カレッジ礼拝堂聖歌隊
マーティン・ポープ(キタローネ)
ピーター・クレメンズ(オルガン)
ティモシー・ブラウン(指揮)

RRC 1356 \950
ラヴェル(1875-1943):2台のピアノのための作品集
スペイン狂詩曲
序奏とアレグロ
耳で聴く風景 から 鐘の鳴る中で
シェヘラザード(夢幻劇への序曲)
口絵(五手のための)
ラ・ヴァルス
スティーヴン・クームズ、クリストファー・スコット(ピアノ)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10-07 No.25-1

2010年07月21日 17時51分16秒 | Weblog
<LSO Live>
LSO 0700(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
ヴェルディ:「オテロ」(全曲)
サイモン・オニール(T オテロ) ジェラルド・フィンリー(Bs-Br イヤーゴ) 
アラン・クレイトン(T カッシオ) ベン・ジョンソン(T ロデリーゴ) 
アレクサンドル・ツィンバリュク(Bs ロドヴィーコ)
マシュー・ローズ(Bs モンターノ) ルーカス・ヤコブスキ(Bs 伝令) 
アンネ・シュヴァネヴィルムス(S デズデモナ)
エウフェミア・トゥファーノ(S エミーリア)
ロンドン交響合唱団 ジョセフ・カレン(合唱指揮) ロンドン交響楽団
サー・コリン・デイヴィス(指)
*イタリア語歌唱
録音:2009年12月3&6日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン/エンジニア:ジョナサン・ストー
クス & ニール・ハッチンソン
長年にわたるイギリス音楽の普及と若い世代に向けた音楽教育の関わりへの
多大なる貢献が認められ、女王陛下より2009年度のクィーンズ・メダル・フォ
ー・ミュージックを叙勲されたコリン・デイヴィス。LSO Live 2010/11年シー
ズン最初のリリースは、ヴェルディの「オテロ」。その晴れがましいニュース
が初めて公表された機会に、巨匠率いるLSOによってコンサート形式で上演さ
れたプログラムです。





<Phil.harmonie>
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーが結成した様々なアンサンブ
ルや、ベルリンで活躍する音楽家の演奏を中心にリリースするベルリン発のレ
ーベル[Phil.harmonie]の取り扱いをはじめます。第1弾5タイトルのご案内です。

PHIL 06003 \2080
ヴィヴァルディ:協奏曲集
(1)オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV 548
(2)チェロ協奏曲 ロ短調 RV 424
(3)ヴィオラ・ダモーレのための協奏曲 イ短調 RV 397
(4)「四季」
ライナー・クスマウル(Vn)、ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ・ダモーレ)、
ゲオルク・ファウスト(Vc)、ヨナタン・ケリー(Ob)
ベルリン・バロック・ゾリステン【ライナー・クスマウル(Vn、音楽監督)、
ゾルタン・アルマジ(Vn)、町田琴和(Vn)、ゼバスティアン・ヘーシュ(Vn)、
リューディガー・リーバーマン(Vn)、ベルンハルト・フォルック(Vn)、
ライマー・オルロフスキー(Vn)、クリストフ・シュトロイリ(Vn)、
ターニャ・クリスト(Va)、ヴァルター・キュッスナー(Va)、
ゲオルク・ファウスト(Vc)、クラウス・シュトール(コントラバス)、
クリスティン・フォン・デル・ゴルツ(Vc/ RV 548のみ)、
ラファエル・アルパーマン(Cemb)】
録音:【四季/1998年9月】【RV 424, RV 397/2004年6月】
【RV 548/2009年9月】
イエス・キリスト教会(ベルリン)
このグループに対して「アンサンブルの妙」という言葉はあまりにもありき
たりかもしれませんが、やはり素晴らしいメンバーが集結したベルリン・バ
ロック・ゾリステンの奏でるハーモニーはひときわ輝きを放っているといえ
るでしょう。四季の音源は以前CD化されていたものですが、いまや入手困難
となっており、めでたくここに収録されたもの。他の協奏曲はすべてCD初登
場、ソリストもアンサンブルも直球勝負の心地よい演奏を展開しています。

PHIL 06001 \2080
ラヴェル:クープランの墓
(ヴォルフガング・レンツ編/Fl, Ob, Cl, Hrn, Fg, 2Vn, 2Vla, Vc, Cb)
ムソルグスキー:展覧会の絵
(ヴォルフガング・レンツ編/Fl, Ob, Cl, Hrn, Fg, 2Vn, 2Vla, Vc, Cb)
(ヴォルフガング・レンツ編)
アンサンブル・ベルリン【町田琴和(Vn)、クリストフ・フォン・ナーメル(Vn)、
マルティン・フォン・ナーメル(Vla)、ヴェロニカ・パッシン(Vla)、
クレメンス・ヴァイゲル(Vc)、ウルリヒ・ヴォルフ(Cb)、
パーミン・グレール(Fl)、クリストフ・ハルトマン(Ob)、
ギュンター・フォルストマイヤー(Cl)、フランツ・ドラクシンガー(Hrn)、
マリオン・ラインハルト(Fg)】
録音:2006年10月/バイエルン放送スタジオ2(ミュンヘン)
アンサンブル・ベルリンによる「クープランの墓」、「展覧会の絵」の登場。
このアンサンブルの編成にあわせた編曲を手掛けたのは、アウグスブルク・
フィルハーモニー管弦楽団のオーボエ奏者ヴォルフガング・レンツ。彼は、
長年の奏者としての経験を活かしながら、アンサンブル・ベルリンのために
これらの作品の編曲を手掛けました。他にシューベルトの歌曲集やシューマ
ンのピアノ曲などを違う編成に編曲しています。
「クープランの墓」では、ラヴェル自身の管弦楽編曲版では除かれた「フー
ガ」「トッカータ」の楽章が含まれているのがポイント。各楽器の音色も声
部間の受け渡しも見事、急速なトッカータでは各楽器の一音一音の発音が極
めてクリアで、この作品をピアノで学んでいる方には曲の新しい側面を発見
できるかもしれません。
「展覧会の絵」は、冒頭「プロムナード」の有名なファンファーレがクラリ
ネットで登場。続く各曲も楽器選択の妙が活きており、ラヴェル編の大規模
なものとは一味違い、和音進行や曲の雰囲気を親密な雰囲気で楽しめます。
管弦楽というより室内楽といったほうがぴったりくるかもしれない、興味深
いものとなっております。メンバー全員の力の均整もとれていて、しかもそ
のレベルが高いことを実感できる、文句無しの出来栄えといえるでしょう。

PHIL 06005 \2080
ストラヴィンスキー:「兵士の物語」(ドイツ語)
コリヤ・ブラッハー(Vn)、ドミニク・ホルヴィッツ(語り)
アレクサンデル・バーデル(Cl), マルクス・ヴァイドマン(Fg),
ガボール・タルケヴィ(Tp), クリストハルト・ゲスリング(Trb),
ペーテル・リーゲルバウアー(Cb), ヤン・シュリヒテ(Perc)
録音:2009年12月/スタジオP4(ベルリン)
コリヤ・ブラッハー率いる「兵士の物語」の登場。ストラヴィンスキーによ
るドライなリズムで書かれたアンサンブルを、ベルリン・フィルの首席トロ
ンボーン奏者と首席トランペット奏者をはじめ、豪華メンバーが奏でます。
語りのホルヴィッツは、舞台俳優として活躍する傍ら映画出演(スターリン
グラード)なども果たしている実力派。生き生きと台詞まわしに情景感たっ
ぷり。ストラヴィンスキーのドライな世界を完璧な技術で奏でています。

PHIL 06004 \2080
シュールホフ:
(1)フルート、ヴィオラ、コントラバスのためのコンチェルティーノ(小協奏曲)
(1925年)WV.75
アンドラシュ・アドリアン(Fl)、ヴァルター・キュッスネル(Vla)、
クラウス・シュトル(Cb)
(2)フルート・ソナタ WV 86
アンドラシュ・アドリアン(Fl)、占部由美子(Pf)
(3)弦楽六重奏曲
ベルリン弦楽六重奏団【リュディゲル・リーベルマン(Vn), ベルンハルト・
ハルトーク(Vn)、ヴァルター・キュッスナー(Vla),マシュー・ハンター(Vla)、
ゲオルク・ファウスト(Vc)、アンスガル・シュナイダー(Vc)】
録音:(1)2009年10月(ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール)
(2)2009年12月(Musikhochschule Muenchen)
(3)2009年6月(ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール)
アンサンブルの妙が魅力のシュールホフ作品集。(1)のコンチェルティーノで
は、各人の巧さが際立ちます。(2)のフルート・ソナタは占部由美子の確かな
ピアノが光ります。ベルリン・フィルのメンバーが大半を占めるベルリン弦
楽六重奏団による(3)の弦楽六重奏曲では、ベルリン・フィル首席チェロ奏者
ゲオルク・ファウストがアンサンブルを引き締めています。

PHIL 06002 \2080
シューマン:(1)「詩人の恋」op.48 (2)「リーダークライス」op.39
マルティン・シュテーグナー(ヴィオラ)、高橋朋子(ピアノ)
録音:(1)2007年12月 (2)2009年3月
ベルリン・フィルのヴィオラ奏者マルティン・シュテーグナーと、ベルリン
在住のピアニスト高橋朋子による、シューマン歌曲の編曲版。歌曲よりも雄弁
に歌詞の内容が豊かに立ち上るようで、ヴィオラとピアノのハーモニーに身も
心もとろけてしまいそうです。




<WAON RECORDS>
WAONCD 180 \2080
J.S.バッハ:トランスクリプション集
(1)ソナタ イ短調 BWV 965(J.A.ラインケン:”ホルトゥス・ムジクス” パル
ティータ1番からの編曲
(2)コンチェルト ニ長調 BWV 972(A.ヴィヴァルディ op.3-9からの編曲)
(3)フーガ 変ロ長調 BWV 954(J.A.ラインケン:”ホルトゥス・ムジクス”
パルティータ2番からの編曲)
(4)ソナタ 短調 ニ短調 BWV 964(ヴァイオリン・ソナタBWV 1003からの編曲)
三和睦子(チェンバロ)
(使用楽器:アンソニー・サイディー/2005年パリ、アンソニー・サイディー
フレデリック・バル製作、アンンリ・エムシュ 1751年モデル)
録音:2008年
パリ在住の気鋭のチェンバロ奏者、三和睦子のデビュー・アルバム。バッハ
が修行時代から敬愛していたラインケンの室内楽やヴァイマール時代に流行
したヴィヴァルディの協奏曲、ケーテン時代の自作の無伴奏ヴァイオリン・
ソナタを独奏鍵盤のために編曲したものが収められた興味深い内容です。三
和の演奏は、独特の間の取り方、独特の溜めなど、随所に魅力が輝いていて、
聴く人の心に不思議とフィットするもの。涙がこぼれるような装飾音が美し
いラインケンの作品、ヴィヴァルディ作品の華やかな和声など、バッハの編
曲の妙を三和の変幻自在のセンスのきらめきが浮かび上がらせます。




<C major>
70 2104(Blu-ray) \5180
70 2008(DVD-Video) 2枚組 \4800
字幕:英独仏
ヘンデル:「アドメート」
ティム・ミード(CT アドメート)
マリー・アーネット(S アルチェステ)
ウィリアム・バーガー(Br エルコレ)
アンドルー・ラドリー(CT オリンド)
ダヴィド・ベイツ(CT トラジメーデ)
カースティン・ブレーズ(S アンティゴナ)
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(Br メラスペ)
ニコラス・マッギガン(指)
ゲッティンゲン祝祭管弦楽団
演出:ドリス・デーリエ
装置,衣装:ベルント・レペル
マム・ダンス・シアター
振付:遠藤公義
「アドメート」は1727年にヘンデルがロンドンで発表したオペラ。基本はギリ
シャ神話で貞淑な妻として有名なアルケースティスの物語。瀕死のアドメート
王の命を救おうと、王妃アルチェステが身代わりに冥界に降りるが、英雄エル
コレ(=ヘラクレス)によって地上に連れ戻される。しかし今度はアドメートの
前の婚約者アンティゴナが現れ、関係がこじれる、というもの。
このギリシャ神話の世界を、ドイツの映画監督ドリス・デーリエは「和テイス
ト」で彩っています。アドメートはお侍さん風、アルチェステは始め花魁風、
エルコレは無双の力士(ちゃんと四股も踏みます)。またどう見ても「リング」
の貞子のような黙役も重要な役回り。デーリエは小津安二郎の大ファンで、
「東京物語」のリメイク「HANAMI」という映画を作っているほど日本好きなの
です。そこでドイツで活躍する舞踏家、遠藤公義とマム・ダンス・シアターの
舞踏を活用し、日本の要素を多く取り入れた幻想的な舞台を作り上げたわけで
す。あくまで幻想的な舞台作りが基本で、日本人からすればツッコミどころた
くさんなものの、しかし「アドメート」の物語を舞台化する上ではたいへん成
功しており、美しい舞台は絶賛されました。
歌手は、日本で「リナルド」のタイトルロールを歌って絶賛されたティム・ミ
ードのアドメート、スウェーデン出身で、兵庫で佐渡裕プロデュースの「魔
笛」でパミーナを歌った今人気急上昇のソプラノ、マリー・アーネットのアル
チェステ、英国のバリトンで幅広いレパートリーで活躍するウィリアム・バー
ガーのエルコレ、米国のソプラノでバロック音楽で高い評価を得ているカース
ティン・ブレーズなど、若い実力派が多数。そしてヘンデルのスペシャリスト
として1991年以来ゲッティンゲンのヘンデル音楽祭の音楽監督を務めるニコラ
ス・マッギガンの筋金入りの音楽が上演全体をビシッと引き締めています。
HD収録の映像の美しさも特筆。DVDは2枚、Blu-Rayは1枚に収録しています。




<Musicaphone>
M 56915 \2080
マーラー(1860-1911)/ヘルマン・ベーン(1859-1927)編曲:
交響曲第2番 ハ短調「復活」(1888-1894)の2台ピアノ版(1895)
クリスティアーネ・ベーン、マティアス・ヴェーバー(Pf)
ダニエラ・ベヒリー(Sp)イリス・フェアミリオン(At)
ハルヴェステフーダー室内Cho
クラウス・バンツァー(指揮)
第1楽章の前身の「葬礼」が交響詩として作曲されたのが1888年のライプツィ
ッヒ。その後、ハンブルク時代の1893年-1894年にかけて「葬礼」の改定と他
の楽章の作曲がされた。声楽が入らない第3楽章までは1895年3月4日、ベルリ
ンでマーラーにより初演。全曲は同年12月13日、ベルリンでマーラーによって
初演された。フルスコアの出版の1897年に先立つ1895年にこの2台ピアノ版が、
当時ワーグナー作品も2台ピアノ用に編曲していたヘルマン・ベーンによりな
され出版された。ベーンはハンブルク出身でラインベルガー、ブルックナーに
学びマーラーのハンブルク時代の友人。この編曲はマーラーからも高く評価さ
れブルックナーの7番も2台Pfに編曲している。クリスティアーネ・ベーンは編
曲者の末裔。フェアミリオンはノリントン盤(93.166)でも名唱を聴かせてくれ
ております。
ピアノ版のマーラー交響曲が実に興味深いのはワルター、ツェムリンスキーら
による編曲でも証明済みで、ここに新たに「復活」が声楽パート付きで発売さ
れるのはマーラー・イヤーを寿ぐのにふさわしいものと申せましょう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10-07 No.25-2

2010年07月21日 17時50分20秒 | Weblog
<Dynamic>
DYNDVD 33608(DVD-Video) \3780
字幕:伊英独仏西
ブリテン:「ヴェニスに死す」
マーリン・ミラー(T グスタフ・フォン・アッシェンバッハ)
ラツェク・フランソワ・ビタール(CT アポロの声)
スコット・ヘンドリックス(Br 旅人,ほか)
サブリナ・ヴィアネッロ(S 苺売り,ほか)
アレッサンドロ・リガ(タジオ)
ほか
ブルーノ・バルトレッティ(指)
フェニーチェ劇場管弦楽団,合唱団
演出,衣装:ピエール・ルイージ・ピッツィ
振付:ゲオルゲ・イアンク
収録:2008年6月
ブリテンのオペラの中でも、トーマス・マン原作の「ヴェニスに死す」は有名
なもので、録音も多々あるものの、意外なことに映像はこれまで劇場でのライ
ヴがありませんでした。このDVDは、物語の舞台であるヴェネツィアの、フェ
ニーチェ劇場でのライヴ。演出はイタリアの巨匠ピエール・ルイージ・ピッ
ツィ。鮮やかな色彩使いに定評のあるピッツィですが、ここではあえて風光
明媚なはずのヴェネツィアを薄暗い街に仕立て、アッシェンバッハの心情を
表に引き出すことで非常に印象的な舞台を作ることに成功しています。重要
なアッシェンバッハには、米国のテノール、マーリン・ミラー。非常に広い
レパートリーを誇る器用なテノールで、ブリテンでは2001年のエクサン・プロ
ヴァンス音楽祭でのリュック・ボンディ演出による「ねじの回転」でピーター
・クイントを歌い、絶賛されました。狂言回し的に様々な場面に登場する旅
人他多数の役を受け持つのは、米国テキサス州サンアントニオ出身のバリト
ン、スコット・ヘンドリックス。演技力に定評のある人だけに、存在感が抜
群です。指揮はイタリアオペラ界の最長老ブルーノ・バルトレッティ。収録
当時82歳の巨匠が、奥行き深いブリテンを生み出しています。HD収録。

CDS 661 \1950
ヴェルディ:ソプラノとバリトンの二重唱集
「ナブッコ」-アビガイッレとナブッコの二重唱
「ジョヴァンナ・ダルコ」-ジョヴァンナとジャコモの二重唱
「ルイーザ・ミラー」-ルイーザとミラーの二重唱
「トラヴィアータ」-ヴィオレッタとジェルモンの二重唱
「シモン・ボッカネグラ」-マリアとシモーネの二重唱
「アイーダ」-アイーダとアモナズロの二重唱
アマリッリ・ニッツァ(S)
ロベルト・フロンターリ(Br)
ジャンルカ・マルティネンギ(指)
オストラヴァ・ドヴォルザーク劇場管弦楽団
録音:2009年4-10月
ヴェルディのオペラでソプラノとバリトンの二重唱といえば、多くは父親と娘
のもので、しかもそこに複雑な感情が絡む場面になりがち。それだけ名場面が
多いということにもなります。このCDには、「ナブッコ」,「ジョヴァンナ・
ダルコ」,「ルイーザ・ミラー」,「トラヴィアータ」,「シモン・ボッカネ
グラ」,「アイーダ」の6つのオペラから二重唱を収録。来日も多数のミラノ
出身のソプラノ、ニッツァと、新国立劇場やウィーン国立歌劇場来日公演など
でなじみの深いローマ生まれのバリトン、フロンターリが、充実した歌を聞か
せてくれます。



<BONGIOVANNI>
GB 2447 2枚組 \4360
マスネ:「マグダラのマリア」
ダニア・マッツォーラ・ガヴァッツェーニ(S マリア)
ラウラ・ブリオーリ(Ms マルト)
ジュゼッペ・ヴェネツィアーノ(T イエス)
コッラード・カッピッタ(Br ユダ)
ダニエレ・アジマン(指)
アブ・アルモニアエ交響楽団,
アブ・アルモニアエ合唱団
録音:2009年10月4日,カラヴァッジョ(ライヴ)
「エーヴ」(GB 2442)に続くマスネの珍しい声楽大作の録音。「マグダラのマ
リア」は1873年に初演されたオラトリオ。マスネが「ラホールの王」で大成功
を勝ち取るのが1877年のことですが、「マグダラのマリア」はそれより前のマ
スネの作品で最も成功した作品です。イエスとの出会いから、磔、復活までが
物語られています。聖書に題材をとりながらも、マスネらしい官能性があり、
「タイス」を思わせる音楽もあちこちにある、魅力的な作品です。イタリア
のベテラン、ダニア・マッツォーラ・ガヴァッツェーニを軸にした演奏です。

GB 1215 \2180
ロッシーニ:
「幸せな間違い」,「アルジェのイタリア女」,「セビリアの理髪師」,
「チェネレントラ」,「オリー伯爵」
ペルゴレージ:「奥様女中」
パイジェッロ:「ドン・キショッテ」,「ソクラテス気取り」
チマローザ:「思いがけない結婚」,「落胆した信じやすい男」
ドニゼッティ:「愛の妙薬」
ルイージ・リッチ:「ピエディグロッタの祭り」
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」
ケルビーニ:「ポルトガルの宿」
グノー:「フィレモンとボーシス」(イタリア語)
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
からのアリア,場面
パオロ・モンタルソロ(Bs)
録音:1952-1982年(ライヴ)
1950年代から1980年代まで長きにわたってバッソブッフォとして活躍したパオ
ロ・モンタルソロ(1925-2006)のライヴ録音集。お得意のロッシーニを中心に、
「ドン・ジョヴァンニ」のカタログの歌のような有名なもの、さらには極めて
珍しいオペラのアリアも含まれています。

GB 1214 \2180
16のレオンカヴァッロ「道化師」のプロローグ
ティッタ・ルッフォ(1877-1953) パスクワーレ・アマート(1878-1942) 
ドメニコ・ヴィリオーネ・ボルゲーゼ(1877-1957)
リッカルド・ストラッチャーリ(1875-1955) 
ローレンス・ティベット(1896-1960) カルロ・ガレッフィ(1884-1961)
 マリオ・バジョーラ(1892-1965) 
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(1914-2007) ジーノ・ベキ(1913-1993)
レナード・ウォーレン(1911-1960) パオロ・シルヴェーリ(1913-2001) 
ティト・ゴッビ(1913-1984)
ロバート・メリル(1917-2004) カルロ・タリアブエ(1898-1978)  
アルド・プロッティ(1920-1995)
マリオ・デル・モナコ(1915-1982)
録音:1912-1958年
BONGIOVANNIで好評の「名歌手アリア聞き比べCD」、今回はレオンカヴァッロ
「道化師」の冒頭でトニオが歌う印象的な「よろしいですかな?」。1912年の
ルッフォから1958年のプロッティまで、様々な録音から名バリトンの歌が集め
られています。そして最後に、テノールなのにこのアリアを得意にしたデル・
モナコで、計16種類。マニアにはたまらない内容です。

GB 5164 \2180
ガルッピ:チェンバロ・ソナタ集
ソナタ ト長調
ソナタ へ長調
ソナタ 変ロ長調
ソナタ イ長調
ソナタ 変ロ長調
ソナタ 変ホ長調
ソナタ ト長調
ソナタ イ長調
ソナタ 変ロ長調
ソナタ ニ長調
マリア・クロティルデ・シエーニ(Cemb)
録音:2009年11月
18世紀のヴェネツィアの作曲家バルダッサーレ・ガルッピ(1706―1785)は、
100曲を越す膨大なチェンバロ(もしくはピアノ)・ソナタを作曲しました。こ
のCDにはそのうち10曲を収録。いずれもバロックから古典派へと変わり行く時
代の作風が感じられます。マリア・クロティルデ・シエーニは、イタリアのベ
テラン・チェンバリスト。上品な響きがガルッピに合っています。

GB 5166 \2180
ムファット:トッカータ第10番
コレア・デ・アラウホ:ティエント第29番,ティエント第16番
キルシェンバウム:ヴィヴァーチェ
パーセル:ダブル・オルガンのためのヴォランタリー ニ短調 Z.719
パッヘルベル:
トッカータ ニ短調
コラール「ああ神よ、天からご覧ください」
コラール「われらの救い主イエス・キリスト」
バッハ:
協奏曲 ハ長調 BWV976
コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV.663
コラール「天にましますわれらの父よ」 BWV.737
前奏曲とフーガ ト短調 BWV.535
カンドッティ:シンフォニア第22番 Op.142
オーレン・キルシェンバウム(Org)
録音:2009年4月
2009年に行われた第2回バッソ・フリウーリの歴史的オルガン、国際オルガン
・コンクールで優勝した、イスラエルのオルガニスト、オーレン・キルシェン
バウムの記念録音。キルシェンバウムは1982年生まれで、テルアヴィヴで学ん
だ後、現在はスイスで活動している。

GB 5165
ルイージ・ヴェルディ:「詳細と小片」
ダニエレ・ブッチョ(P)
録音:2010年,ボローニャ
ルイージ・ヴェルディは1958年生まれの作曲家。「詳細と小片」はピアノのた
めの69の小品集で、緻密に計算されて書かれた作品で、メカニカルな快感に浸
れます。題名は、「詳細 dettagli」と「切れ端 ritagli」の語呂合わせ。




<IDIS>
IDIS 6599 \1650
マーラー:交響曲第9番
ジョン・バルビローリ(指)
RAIトリノ交響楽団
録音:1960年11月25日
ジョン・バルビローリのマーラーはたいへん人気があり、近年ライヴ録音もい
ろいろ発掘されています。このCDには、1960年にRAIトリノ放送交響楽団を指
揮した演奏を収録。有名なEMIのベルリンフィル盤よりテンポも早く英独のオ
ーケストラとは違った面白さがあります。

IDIS 6598 \1650
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」
ルドルフ・ゼルキン(P)
フランコ・カラッチョーロ(指)
RAIナポリ・アレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団(Op.73)
録音:1958年6月,ナポリ(Op.73),1957年5月,ルガーノ(Op.57)
名ピアニストルドルフ・ゼルキンが1958年6月にイタリア楽旅した折にローマ
とナポリで演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲集、これで全5曲完結です。
第1番と第4番の第1集がIDIS 6595、第2番と第3番の第2集がIDIS 6597。
「皇帝」は、第1番、第3番と同じく1958年6月のナポリでの録音。「熱情」は、
1957年5月のルガーノでのリサイタルから。どちらも50台半ばのゼルキンの素
晴らしい演奏です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする