クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-01 No.1

2008年01月03日 14時41分02秒 | Weblog
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

2008年第1回のメールマガジンは当店オリジナル・ダイレクト・トランスファー
CD-Rの新譜ご案内となります。このシリーズは今後も不定期に発売を行っていく
予定ですので、よろしくお願いいたします。

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2008年1月新譜 5点発売★
発売予定:2008年1月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。
一般店の店頭では入手出来ないのかというお問い合わせを頂きますが、今のと
ころそのような予定はございません。当店の通販か、当店の事務所に直接お越
しいただく販売となります。

78CDR-1107
ラロ: スペイン交響曲作品21
アンリ・メルケル (ヴァイオリン)
ピエロ・コッポラ指揮
コンセール・パドゥルー管弦楽団
仏 DISQUE GRAMOPHONE L-923/6
(1932年2月パリ録音)
アンリ・メルケル(1897-1969)はパリ・オペラ座の管弦楽団やコンセール・ラ
ムルー管弦楽団の団員を務めた後、1927年にパリで独奏会を開いた。1929年か
らパリ音楽院管弦楽団のコンサート・マスターになり、その後ソリストとして
独立した。このスペイン交響曲はSPレコード時代にカットされることが多か
った第3楽章インテルメッツォが収録されている。指揮者のピエロ・コッポラ
(1888-1977)はミラノ生まれ。フランスのDISQUE GRAMOPHONE 社の専属指揮者
を務め、主として協奏曲の録音で活躍した。大バス歌手フェオドール・シャリ
アピン(1873-1938)のアメリカ公演に乞われて随行したこともある。メルケル
はこのシリーズでベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲(78CDR-1020) が出て
いる。

78CDR-1108
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第7番ニ長調 K.271a
ドゥニーズ・ソリアーノ (ヴァイオリン)
シャルル・ミュンシュ指揮
管弦楽団
仏 Pathe PAT143/5
(1940年頃パリ録音)
ドゥニーズ・ソリアーノ(1916-2006)はパリ音楽院の名ヴァイオリン教授ジュ
ール・ブーシュリ(1878-1962)に師事したカイロに生まのフランスの女流ヴァ
イオリニスト。1932年16歳でパリ音楽院の一等賞を得た。1936年にはピアノの
マグダ・タリアフェロと録音したフォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番がディ
スク大賞を受賞した。ソリアーノはソリストとしての活動の傍ら、ブーシュリ
教授の片腕として後進の指導にあたり、後に結婚してブーシュリ夫人になった。
ソリアーノは2006年3月5日パリの病院で90歳の生涯を閉じた。指揮者のシャル
ル・ミュンシュ(1891-1968)はストラスブール生まれのフランスの指揮者、録
音当時パリ音楽院の指揮科の教授だった。モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲
第7番ニ長調 K.271a はモーツァルトが21歳の時に作曲されたと伝えられた曲
だがオリジナル楽譜は存在せず、19世紀中頃に作成された筆写譜に基づいた楽
譜が1927年に出版された。1932年に当時16歳だったユーディ・メニューイン
(1916-1999)によって初録音されたが現在ではモーツァルトの作品ではない疑
作に分類されている。ソリアーノの演奏はモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲
第3番 K.216 (指揮: ジュール・ブーシュリ)(78CDR-1031) とモーツァルト:
ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調 K.454(ピアノ: マグダ・タリアフェロ)
(78CDR-1027) が出ている。

78CDR-1109
サン=サーンス: 交響曲第3番ハ短調作品78「オルガン付き」
アレックス・スイェ (オルガン)
リュシアン・プティジャン&ドゥニーズ・エルブレシュト (ピアノ)
ピエロ・コッポラ指揮
交響楽団
米 RCA VICTOR 13238/41 (Set: DM100)
(仏 DISQUE GRAMOPHONE W1092/5と同一録音)
(1930年2月パリ録音)
その昔、このオルガンを聴きえた人は居たのだろうか。電気録音初期のこの曲
の初レコードで、SPレコードながらオルガンが自然なバランスで録音されて
いる。当時の蓄音機や電蓄などでは再生が難しかったと思われる。またこの
ディスクは作曲家サン=サーンス (1835-1921)の生前の演奏様式を知ることが
できる貴重な録音。ライブを彷彿させる熱気溢れる演奏。ピエロ・コッポラ
(1888-1977)はミラノ生まれの指揮者で作曲家。フランスのDISQUE GRAMOPHONE
社の専属指揮者を務め、主として協奏曲の録音で活躍したほか、大バス歌手
フェオドール・シャリアピン(1873-1938)のアメリカ公演に乞われて随行した
こともある。

78CDR-1110
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調作品75
アンドレ・パスカル(ヴァイオリン)
イシドール・フィリップ(ピアノ)
米 COLUMBIA P-71214/6D(仏Pathe PAT 15/7と同一録音)
(1935年頃パリ録音)
フランス近代ヴァイオリン・ソナタの名作フォーレの第1番(1877年作)やフラ
ンクのソナタ(1886年作)の間に埋もれている感のあるこのソナタはカミーユ・
サン=サーンス(1835-1921)が1885年に作曲した。ピアニストのイシドール・
フィリップ(1863-1958)はハンガリー系のフランスのピアニストで、1883年パ
リ音楽院の一等賞を得てサン=サーンスにも師事した。1903年から1934年まで
母校の教授を務め、門下に多くの名ピアニストを輩出した。ヴァイオリンのア
ンドレ・パスカル (1894- 没年不詳) はパリ音楽院に学び、パリ音楽院管弦楽
団の第1ヴァイオリン奏者、フォンテンブローのアメリカ音楽院の教授を務め
た。この録音は作曲者サン=サーンスの生誕100年の年に、故人と縁の逢った
演奏者によって録音された貴重なもの。この曲の世界初録音であった。

78CDR-1111
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
(カデンツァ:ヨアヒム)
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
日本コロムビア J8445/7 (原録音: 英COLUMBIA LX-386/8)
(1934年10月8日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はブダペスト生まれのヴァイオリニスト。ブ
ダペスト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事し、13歳でデビューした。
1907から1913年に英国に住みピアノのマイラ・ヘス(1890-1965)やフェルッチョ
・ブゾーニ (1866-1924)らとのソナタ演奏から大きな音楽的影響を受け、その
後ヨーロッパ大陸に戻り1917年から1924年スイスのジュネーヴ音楽院で教えた。
第2次世界大戦前の1932年(昭和7年)と翌1933年(昭和8年)に来日した。その時
日本コロムビアに録音もしている。このモーツァルトはシゲティの長い録音経
歴で唯一のモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲。
トーマス・ビーチャム(1879-1961)は英国で最も尊敬された指揮者で1932年ロ
ンドン・フィルハーモニー管弦楽団を組織し、1947年にはロイヤル・フィルハ
ーモニー管弦楽団を作った。


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★価格訂正のご案内
前回ご案内の下記商品は価格が間違っておりましたので訂正させていただき
ます。よろしくお願いいたします。

4759987 \1650(誤) \1350(正)
「ルプー/モーツァルト:ピアノ協奏曲集」
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467
ピアノ協奏曲第12番イ長調K414
ピアノと管楽器のための五重奏曲変ホ長調K452
ラドゥ・ルプー(Pf)
イギリス室内管弦楽団 指揮:ウリ・セガル
録音:
協奏曲:1974年3月、キングズウェイ・ホール、ロンドン
五重奏曲:1984年6月、アムステルダム

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