クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-05 No.17-1

2006年05月25日 17時31分57秒 | Weblog
<TESTAMENT>
SBT21384 2枚組 \3700
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」全曲
ヘルマン・ウーデ(Br)、アストリッド・ヴァルナイ(S)、
ルートヴィヒ・ヴェーバー(Bs)、ルドルフ・ルスティヒ(T)、
ヨーゼフ・トラクセル(T)、エリーザベト・シェルテル(Ms)
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団 ((合唱指揮:ヴィルヘルム・ピッツ)
指揮:ヨーゼフ・カイルベルト
録音:1955年
世界中の喝采を浴びながら続々登場の55年ステレオ・リングの狭間、もうひ
とつの待望のリリース!なぜかCD化はモノラルだった同年のオランダ人、ス
テレオ・ヴァージョンで登場!
3月に「ジークフリート」がリリースとなり、世界中を興奮の坩堝にまでした、
55年のカイルベルトによるステレオ・リング。なんと、お膝元バイロイトの
新聞に「史上最高のリング!」なる評まで現れ(書いたのはしかも、バイロ
イトの広報官!)、これ以上ないお墨付きまで頂いています。そのリング・
リリースの狭間に、もうひとつの朗報が。同年の「オランダ人」はすでに発
売になっていたのですが、なぜかCDはモノラルのマスターが使われており、
70年代ステレオのLPが発売されていたことから、ステレオ版の「オランダ人」
の発売が熱望されていました。今、55年当時のデッカの録音技術の熟成度と、
カイルベルトその人への感嘆にもにた喝采の中、遂にステレオ・マスターの
「オランダ人」がリリースとなります。
バイロイトにおいてデッカは、すでにパルジファルとリング全曲を1951年に
録音。そのリングのうち「神々のたそがれ」もまた、テスタメントの大発見
として99年リリースされました。(SBT 4175)しかしながら、52年から54年は、
EMIバイロイト間のエクスクルーシヴ条項に阻まれ録音は行われません。51年
のモノラル録音もすでに完成され洗練されていたことは残された録音からも
明らか。なんと52年のEMI内部資料にはかのウォルター・レッグが「音質のこ
とでいえば、我々自身の録音をリリースする際、デッカのものと比較される
のが正直恐ろしい。」と発言した記録が残っているとか。そして55年、デッ
カはステレオでも同等以上のクオリティを維持し、かのリング、そしてこの
オランダ人の録音を敢行したのです。
バイロイト側では、このプロダクトは「不意の一撃」とともにスタートしま
した。すでに常連だったカイルベルトとクナッパーツブッシュはともに、
1954年の二の舞が起こらないか心配していました。54年、ヴィーラント・ワ
ーグナーが新演出「タンホイザー」の指揮者に選んだのは、マルケヴィチ。
しかしながら、オケピットと舞台上のどうしようもない齟齬(特に合唱)が
元で、なんと最後のゲネプロが終わった後に、マルケヴィチはその立場を放
止むを得ず、カイルベルトがその代役を務めました。翌年、ヴォルフガング
が同様に実験的な「オランダ人」を予定していることをききつけたカイルベ
ルトとクナ。このふたりはとても親友と呼べるような間柄ではなかったので
すが、この時ばかりは共同戦線をはり、このプロダクトをふたりでシェアし
て上演することを認めさせたのです。
こうしてカイルベルトは最終ゲネプロ以外のすべてのリハーサルと後半3日間
の上演を担当することになりました。もちろん芸風がまったく異なるクナと
のコラボレーションをカイルベルトが喜んだ訳ではありませんが、この時ば
かりは「共同作業」がよい意味で機能しました。つまり、非常にベーシック
な準備がカイルベルトによって行われたことで、どちらの演奏にも好影響を
与えたのです。(とはいえ、クナッパーツブッシュによる第一夜の放送には、
カイルベルトが確立した速いテンポに感化され、オーケストラが指揮者を追
い越そうとする傾向が聴いてとれたとの評もあります。)
だからといってこの二巨匠がこれを機に仲良くなったなどという事実はあり
ません。非公認情報筋によると、こんなエピソードも残っています。オラン
ダ人のスコアのある歌い出し部分にクナによって印がつけられているのを発
見したカイルベルト。彼は大声で笑い出すのをなんとか堪えてひとこと。
「気をつけろ。○●はいつもここでとちるらしい!」(あまりの過激さのた
め、英・独・仏のライナーノーツとも伏字になっております・・・。)
これだけの万全の体制でのぞんだにもかかわらず、ヴォルフガングによるオ
ランダ人はヴィーラントほど実験的抽象的ではなく、非常に現実主義的でし
た。船は、小さな点として水平線に現れ、客席を巻き込むように大きくなっ
ていくよう投影されました。船員たちは第一幕中舞台に現れることなく、ゼ
ンタたちがいる糸紡ぎ部屋は舞台右手の大きな窓のみからライティングされ
ました。第三幕は不気味に帆を広げる幽霊船のマストに支配されました。
56年DeccaによりこのLPはリリースされますが、この時はモノラルで(当時、
ステレオの再生装置を持っていた人が何人いたか考えるにそれは致し方ない
ともいえますが)、しかも商業的にもアイテムとしてそれほど重要視されて
はいなかったとのこと。ステレオ版のリリースは70年代になってからでした。
その後のTeldecからのCDもなぜかモノラルに戻るなど、この演奏内容にして
この音質の重要極まりないレコーディングは長く、正当な評価のテーブルに
さえのってこなかったきらいがあります。その理由は、同年のリングがカル
ショウ/ショルティのプロジェクトのため封印されていたことと同様の影響
もあったでしょう。それに加え、初期LP時代を支えたふたりのプロデューサ
ーが、スタジオ録音の魅力に取りつかれていたこともあげられます。客席の
咳、雑音からも切り離され、音の間違いも完璧に正せるスタジオ録音。あの
時代を思い起こせば、それに魅了されるのは止むを得ないともいえます。カ
ルショウとレッグ。この偉大なプロデューサーふたりがスタジオ録音を推し
進めたことにより、レコード評論界もリスナーも「ライヴ録音」から遠ざか
ってゆきます。そして遂には、グレン・グールドのようなアーティストを生
み出すにまで至ったレコード業界。彼らの思考が間違っていたとは誰も反論
できないでしょう。しかし録音再生技術は彼らの想像を超え発展し、ホーム
シアターが設置されサラウンドでオペラを鑑賞することまで可能な時代がや
ってきました。ここに至ってやっと、カイルベルトのステレオ「さまよえる
オランダ人」の真価が認められる時代になったのかも知れません。





<EMI CLASSICS>
CDC-3599562 \2080
ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲第3番
弦楽四重奏曲第7番
弦楽四重奏曲第8番
セント・ローレンス弦楽四重奏団
気鋭の若手カルテットによるショスタコーヴィチ作品の名曲集
生誕100年の年に彼らがショスタコーヴィチ作品の中でも最も有名な作品で名
演を聴かせます。3番は第2次大戦の終了からスターリンの死までの間に作曲さ
れた作品の中で最も演奏される機会の多い作品。7番は1960年春に作曲され最
も短く初めての短調の四重奏曲。8番は同年、戦災のひどかったドレスデン訪
問中のわずか三日間で作曲された作品でソ連国内では「ドレスデン」四重奏
曲と呼ばれるようになった作品。

CDC-3422562 \2080
ヴォルフ:歌曲集
メーリケ詩集より
希望の復活;子供と蜜蜂;めぐりあい;つきることのない愛;世をのがれて;
春に;旅路;真夜中に;古い絵に;祈り;眠りに寄す;愛する人に;
ペレグリーナその1;ペレグリーナその2;狩人;恋する者の歌;別れ
アイヒェンドルフ詩集より
音楽師;語らぬ愛;セレナード;夜の魔力;船乗りの別れ
ゲーテ詩集より
良い夫と良い妻;ガニュメデス
イアン・ボストリッジ(テナー)
アントニオ・パッパーノ(ピアノ)
詩と音楽が見事に融合したヴォルフ作品のための理想的顔合わせが遂に実現
ドイツ系歌曲の精華といわれるヴォルフ作品を演奏するには詩への深い理解と
表現力そして歌とピアノの緊密なコラボレーションが要求されますが、その理
想的パートナーシップとして、現代最高のリート歌手であり深い分析でドイツ
歌曲に取り組むボストリッジと指揮者パッパーノの組み合わせ以上のコンビを
想像するのはむずかしいことです。

CDC-3568302 \2080
ショスタコーヴィチ:
交響曲第3番Op.20 「メーデー」
交響曲第14番Op.135 「死者の歌」*
ラリッサ・ゴゴレウスカヤ(ソプラノ)*
セルゲイ・アレクサシュキン(バス)*
バイエルン放送合唱団、交響楽団
マリス・ヤンソンス指揮
生誕100年の年に遂に完成したヤンソンスの交響曲録音
ショスタコーヴィチの初期と後期を代表する2つの交響曲がヤンソンス録音の
締めくくりとなります。まもなく全集ボックス・セットの発売も予定しており
ます。

●GREAT ARTISTS ON THE 20TH CENTURY
20世紀を代表するアーティストに焦点を当ててその名録音を収録したシリーズ
の最終発売5点。今回の発売を加え全50点が出揃います。

CDM-3565172 \1450
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第20番
ピアノ協奏曲第27番
コンサート・ロンド K382* (1967年、1971年*録音)
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
イギリス室内管弦楽団

CDM-3565252 \1450
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第2番*
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
コンセルトヘボウ管弦楽団、ベルナルト・ハイティンク指揮
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、ヘスス・ロペス=コボス指揮*
(1983年、1976年録音)

CDM-3565212 \1450
プッチーニ:
グローリア・ミサ*
交響的前奏曲
菊の花
ロベルト・アラーニャ(テナー)*
トーマス・ハンプソン(バリトン)*
ロンドン交響楽団、合唱団
アントニオ・パッパーノ指揮 (2000年録音)

CDM-3565352 \1450
デ・ロス・アンヘレス「歌の翼に、サルスエラ・アリア集*」
ブラームス、チャピ、ドリーブ、ドヴォルザーク、グリーグ、アーン、
イラディエル、アイリッシュ・トラディショナル、マルティーニ、
メンデルスゾーン 他の作品
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
シンフォニア・オブ・ロンドン、スペイン国立管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮 (1964年、1967年*録音)

CDM-3565292 \1450
シュヴァルツコップ「SONGS YOU LOVE」
バッハ、ブラームス、ドヴォルザーク、グリーグ、アーン、イエンゼン、
マルティーニ、メンデルスゾーン、モーツァルト、シューマン、シベリウス、
R.シュトラウス、チャイコフスキー、ヴォルフ 他
エリザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)  (1954年、1956年、1958年録音)


●CLASSICS FOR PLEASURE
CZS-3676962 2枚組 \1480
ビゼー:「カルメン」
バンブリー、ヴィッカース、フレーニ
パリ・オペラ国立劇場合唱団、管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮
12Pブックレット

CZS-3677022 2枚組 \1480
ビゼー:「真珠採り」
コトルバス、ヴァンゾ、サラビア、ソワイエ
パリ・オペラ国立劇場合唱団、管弦楽団
ジョルジュ・プレートル指揮
12Pブックレット

CZS-3677102 2枚組 \1480
モーツァルト:「フィガロの結婚」
ユリナッチ、シュッティ、スティーヴンス、シンクレア、クエノー、
ブルスカンティーニ、カラブレーゼ、ウォレス、
グラインドボーン・フェスティヴァル合唱団、管弦楽団
ヴィットリオ・グイ指揮
12Pブックレット

CZS-3677152 2枚組 \1480
プッチーニ:「ラ・ボエーム」
スコット、クラウス、ネブレット、ミルンズ、プリシュカ、マヌグエラ
トリニティ少年合唱団、アンブロジアン・オペラ合唱団
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団、
ジェイムズ・レヴァイン指揮
12Pブックレット

CZS-3677202 2枚組 \1480
プッチーニ:「蝶々夫人」
スコット,ベルゴンツィ、パネライ、ディ・スタジオ、
ローマ・オペラ劇場合唱団、管弦楽団
ジョン・バルビローリ指揮
12Pブックレット

CZS-3677262 2枚組 \1480
ヴェルディ:「椿姫」
デ・ロス・アンヘレス、モンテ、セレーニ、
ローマ・オペラ劇場合唱団、管弦楽団
トゥッリオ・セラフィン指揮
12Pブックレット


●MID-PRICE OPERA
EMI、Virginの豊富なオペラ録音の名盤をお求め易い価格でご案内。
今月の10点さらに翌月にも10点を発売する予定です。
ブックレットは充実した解説ノートを収録(歌詞テキストは掲載されません)

CMS-3586452 2枚組 \2650
ヴェルディ:「アイーダ」
ニルソン、コレッリ、バンブリー、セレーニ
ローマ・オペラ劇場合唱団、管弦楽団
メータ指揮
36Pブックレット

CMS-3586762 2枚組 \2650
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
コレッリ、セレーニ、ステッラ、マラグ、
ローマ・オペラ劇場合唱団、管弦楽団
サンティーニ指揮
32Pブックレット

CMS-3586992 2枚組 \2650
ワーグナー:「ラインの黄金」
モリス、リポヴシェク、ツェドニク、アダム、ハーゲ
バイエルン放送交響楽団
ハイティンク指揮
32Pブックレット

CMS-3587052 4枚組 \5280
ワーグナー:「ワルキューレ」
ゴルトベルク、サルミネン、モリス、スチューダー、マルトン
バイエルン放送交響楽団
ハイティンク指揮
48Pブックレット

CMS-3586182 3枚組 \3950
R.シュトラウス:「ばらの騎士」
テ・カナワ、フォン・オッター、ヘンドリックス、リドル、グルントヘーバー
クラーク、パウエル、リーチ
ドレスデン・シュターツカペレ、
ハイティンク指揮
44Pブックレット

VMD-3586572 2枚組 \2650
プーランク:「カルメル会修道女の対話」
デュボス、ヤカール、ゴール、デュピュイ、フルニエ、ヴァン・ダム、
ヴィアラ
リヨン国立オペラ合唱団、管弦楽団
ナガノ指揮
36Pブックレット

CMS-3586072 2枚組 \2650
モーツァルト:「魔笛」
ローテンベルガー、モーザー、シュライアー、ベリー、モル、アダム
ミュンヘン、バイエルン州立オペラ合唱団、管弦楽団
サヴァリッシュ指揮
36Pブックレット

CMS-3586382 3枚組 \3950
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
アレン、ヴァネス、ユーイング、ゲイル、ルイス、ヴァン・アレン、
ロウンズリー、カヴラコス、
グラインドボーン合唱団、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ハイティンク指揮
40Pブックレット

CMS-3586502 2枚組 \2650
プッチーニ:「ラ・ボエーム」
アラーニャ、ヴァドゥーヴァ、ハンプソン、スウェンソン、
キーンリーサイド、ラメイ
ロンドン・ヴォイセズ、フィルハーモニア管弦楽団
パッパーノ指揮
32Pブックレット

CMS-3586242 3枚組 \3950
グノー:「ロミオとジュリエット」
アラーニャ、ゲオルギュー、ヴァン・ダム、キーンリーサイド、
トドロヴィチ、フォンダリー、
トゥールーズ・カピトール合唱団、管弦楽団
プラッソン指揮
32Pブックレット

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06-05 No.17-2

2006年05月25日 17時31分20秒 | Weblog
<VAI>
VAI DVD 4363(DVD-Video) \4050
R.シュトラウス:「ナクソス島のアリアドネ」(1912年版)
クレア・ワトソン(S アリアドネ),ビヴァリー・シルズ(S ツェルビネッタ)
ロバート・ナジ(T バッカス),ジョン・リアルドン(Br ハレルキン),ほか
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)ボストン交響楽団
収録:1969年 演奏会形式
大変珍しい映像が登場。エーリヒ・ラインスドルフが、1969年にシュトラウス
の「ナクソス島のアリアドネ」を演奏会形式で演奏した時の映像である。この
時は、今日我々が通常聞ける1916年にウィーンで初演された改訂版ではなく、
1912年にシュトゥットガルトで上演された時の音楽を演奏している。これは、
モリエールの「町人貴族」をホフマンスタールが手直しし、シュトラウスが音
楽をつけた作品の劇中劇としてオペラが上演される形態だったので、改訂版に
おける序幕はない。またツェルビネッタのアリアが通常より高いなどの相違が
ある。シルズのツェルビネッタが聞ける点でも極めて貴重である。

VAI DVD 4367(DVD-Video) \3650
映画「ドン・キホーテ」
ゲオルク・ヴィルヘルム・パプスト(監督)
フェオドール・シャリアピン,ドルヴィル,セエ・マルチネリ,
シャルル・レジェ,ルネ・ヴァリエ,ミレーユ・バラン,
ジャン・ド・リミュール,アルレット・マルシャル
セルバンテスの原作を、亡命ドイツ人監督のパブストが映画化。イベールが音
楽を担当し、シャリアピンが主演したことであまりにも有名。伝説的名バス、
シャリアピンが動いて歌うと言うだけでももう感動もの。英語版とフランス語
版を選べる。

VAI DVD 4381(DVD-Video) \4050
「パ・ド・ドゥの芸術」-有名バレエより11のパ・ド・ドゥ
フォンテーン、ヌレエフ、ブルーン、プリセツカヤ、 ウラノワ、アロンソ 他
有名バレエから、11のパ・ド・ドゥの場面を寄り抜いた優れものDVD。バレエ
の華というべき二人の華麗な舞を心行くまで楽しめる。

VAIA 1253 \1980
アンナ・ラッセルが語るヴェルディ「ナブッコ」とモーツァルト「魔笛」
アンナ・ラッセル
アンナ・ラッセルは、クラシック音楽を題材に取ったエンターテインメントで
知られるコメディエンヌ。彼女のお得意は、オペラを物語を語りながら、役を
パロディーして笑いを取る芸。ここではヴェルディの「ナブッコ」とモーツァ
ルトの「魔笛」が選ばれている。これは1973年、シドニーのオペラハウスの柿
落とし行事の一環として行われた「上演」のライヴである。

VAIA 1245 2枚組 \1980
イヴリン・リアー 80歳記念CD
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房達」から、
ヘンデル:「ジューリオ・チェーザレ」から、
モーツァルト:「フィガロの結婚」から、
ヴェルディ:「オテッロ」から、
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」から
R.シュトラウス:「バラの騎士」,「アラベラ」から
バーバー:ノックスヴィル 1915年の夏
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番、
ベルリオーズ:「夏の夜」から
マーラー:浮き世の生活、
R.シュトラウス:眠りに つくとき
シューベルト:漁師の歌,夜と夢、
アーン:恍惚 のとき
フォーレ:愛の歌,マンドリン,牢獄、
チャイコフスキー:舞踏会で,言葉でなく、
ラフマニノフ:りら
R.シュトラウス:おはよう!,夜,セレナーデ 他
イヴリン・リアー(ソプラノ)
ロリン・マゼール(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カルロス・クライバー(指揮)ミラノ・スカラ座管弦楽団
ディーン・ディクソン(指揮)ヘッセン放送管弦楽団
ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)
エリック・ウェルバ(ピアノ)
ほか
収録:1969年 演奏会形式
イヴリン・リアーは1926年、ニューヨーク生まれのソプラノ。カール・ベーム
に認められ、1960年代か70年代にかけて、ドイツを中心に活躍した。このCDは
彼女の80歳を記念して、様々な上演のライヴ録音を集めたもの。なかでもミラ
ノ・スカラ座でカルロス・クライバーが指揮した「バラの騎士」の元帥夫人の
独白が貴重だ。

VAIA 1256 2枚組 \1980
「アレクサンダー・ガヴリリュク ピアノ・リサイタル」
ハイドン:ピアノ・ソナタ ロ短調 Hob.XVI-32
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 Op.35
スクリャービン:
ピアノ・ソナタ第5番 「法悦の詩」,練習曲嬰ニ短調 Op.8/12
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番 ,第7番
ショパン:練習曲 嬰ハ短調 Op.25/7
メンデルスゾーン=リスト=ホロヴィッツ:
結婚行進曲と「夏の夜の夢」からの変奏曲
アレクサンダー・ガヴリリュク(ピアノ)
アレクサンダー・ガヴリリュクは、1984年ウクライナ生まれのまだ若いピアニ
ストだが、ピアノを愛する人には既に知られた名だろう。1999年にはホロヴィ
ッツ記念国際ピアノコンクールで優勝、2000年には第4回浜松国際ピアノコンク
ールで優勝、中村紘子から絶賛を受ける。そして2005年にはアルトゥール・ル
ービンシュタイン国際ピアノコンクールでも優勝。いま間違いなく最も熱い視
線が注がれているピアニストである。このCDは、2005年5月、フロリダはマイ
アミ・ビーチで行われた2回のリサイタルを、編集なしに収録したものである。
DVD(VAIDVD 4357)でも発売済。

VAIA 1257 \1980
ムソルグスキー:「展覧会の絵」
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番 イ長調 Op.82
イリヤ・イティン(ピアノ)
イリヤ・イティンはロシア出身で、1996年にリーズ国際ピアノ・コンクールで
優勝したピアニスト。1990年からニューヨークに在住して活躍している。この
CDは、2005年6月8日にフロリダのアマチューロ劇場で行われた演奏会のライヴ。
既にDVD(VAIDVD 4365)で発売されている。





<NIREO>
超絶技巧ピアニストとして売り出し中。日本でも話題になりつつあるピアニス
ト、フランシスコ・リベッタを紹介するNIREOレーベルがVAIを経由して入るこ
とになりました。リベッタはVAIレーベルからも数タイトル発売になっており、
先ごろ発売になった「ツェルニー50の練習曲」(全曲)世界初録音や「ムソル
グスキー:展覧会の絵&バラキレフ:ソナタ第2番」は話題になりました。

NIREO 001/2 2枚組 \3960
エットレ・ポッツォーリ:
31の中級者用練習曲、リピーテッド・キーによる16の練習曲、
27の早い動きの練習曲、牧歌、海の反射
フランシスコ・リベッタ(P)
教則本として有名なポッツォーリ。ツェルニーに続くリベッタの教則本シリー
ズ。

NIREO 003/5 3枚組 \5940
リスト:12の交響詩(作曲者自身による2台のピアノ用編曲版)
フランシスコ・リベッタ(P),
共演:マッテオ・チステミーノ(P)、ララ・エスチェルシオール(P)、
ジウリアーノ・グラニティ(P)、ルイジ・ニコラルディ(P)、
ヴァレンティーナ・パレンテラ(P)、レナート・リッツェッロ(P)、
スチピオーネ・サンジョヴァンニ(P)、ヴァネッサ・ソトギゥ(P)
リスト自身による2台ピアノのための編曲版。

NIREO 007 \1980
「ライヴ・イン・フォート・ラウダデール」
ジョヴァンニ・マリア・トラバチ:
鍵盤楽器のための5声のガイヤルダ「ラ・ガランテ」
レーオ:愛には苦悩がつきもの
モーツァルト:
パイジェッロの歌劇「哲学者気取り」の「主に幸いあれ」による6つの変奏曲
K.398
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」
ショパン:夜想曲第8番、他
リスト:
巡礼の年報第2年への追加「ヴェネツィアとナポリ」よりカンツォーネ、
タランテッラ/「エフゲニー・オネーギン」によるポロネーズ
フリードマン:ゲルトナーのテーマによるウィンナ・ワルツ
シューマン、アルファーノの作品
フランシスコ・リベッタ(P)
1968年南イタリア生まれ。世界初の試みであったゴドフスキー編曲のショパン
/エチュードの全曲演奏会をミラノとナポリで開催する等、常に挑戦的なプロ
グラムで目が離せないリベッタ。近年、この「技巧派」ジャンルではアムラン
の影に隠れている感がありますが、ライヴ・マニアの間はすでに人気沸騰。日
本を含め、これまでに100を越えるコンサートはいずれも非常に高い評価を受
けています。小粋な選曲もピアノ好きの心をくすぐる所以。





<BRIDGE>
BCD9178 \1980
リーバーソン:作品集
リーバーソン(1946-):作品集
リルケ歌曲集,6つの王国,ホルン協奏曲
ロレーヌ・ハント・リーバーソン(メゾソプラノ)
ピーター・ゼルキン(ピアノ)
ミカエラ・フカチョヴァ(チェロ)
ジャスティン・ブラウン(指揮)
ウィリアム・パーヴィス(ホルン)
ドナルド・パルマ(指揮)
オデンセ交響楽団
録音:2003-2005年
ピーター・リーバーソンは1946年、ニューヨーク生まれの作曲家、現在はサン
タフェ在住。1983年、ピーター・ゼルキンと小澤征爾指揮ボストン交響楽団で
ピアノ協奏曲が初演され、その成功から米国作曲家のトップランナーとして活
躍してきた。比較的穏健な作風の中に、鋭い感性を称えている。歌曲集を歌う
名メッゾソプラノのロレーヌ・ハント(・リーバーソン)は彼の妻。ピーター
・ゼルキンが伴奏。またホルンの名手、ウィリアム・パーヴィスが協奏曲のソ
ロを務めるなど、豪華な面々による充実した演奏である。

BCD9188 \1980
アルベニス:伝説,朱色の塔
グラナドス:ゴヤの美女,スペイン舞曲第5番
ニン=クルメル:ミランの主題による6つの変奏曲
ロドリーゴ:古いサラバンダ、
ファリャ:ドビュッシー讃
オルボーン:前奏曲と舞曲、
ボッケリーニ:ギター五重奏曲第1番 ニ長調
ヴィラ=ロボス:練習曲第11番
レイ・デ・ラ・トーレ(ギター)
ストゥイヴェサント弦楽四重奏団
録音:1952,1950,1961年、
キューバ生まれの名ギタリスト、レイ・デ・ラ・トーレ(1917-1994)が、1952
年7月にニューヨークで録音した8曲に、1950年のボッケリーニのギター五重奏
曲、そして1961年の演奏会からヴィラ=ロボスを1曲。デ・ラ・トーレは、伝
説的なギタリスト、ミゲル・リョベット(1878-1938)に学んでいる。技巧的
に極めて高度で、南米らしい強い情熱もある。しかしデ・ラ・トーレの最大の
武器は繊細さが行き渡った表現だ。ことに弱音での語りかけの上手さは天才的。
聞きなれた名曲が一味違って聞こえるようだ。ボッケリーニも幻の名盤として
知られていたもの。

BCD9189 \1980
ベートーヴェン:ディアベリの主題による変奏曲 ハ長調 Op.120
フンメル:ディアベリ変奏曲
カルクブレンナー:ディアベリ変奏曲
モシェレス:ディアベリ変奏曲
リスト:ディアベリ変奏曲
シューベルト:ディアベリ変奏曲
ツェルニー:ディアベリ変奏曲
メルヴィン・チェン(ピアノ)
録音:2003年10月30日-11月1日、DDD、66:47
ウィーンの出版者、アントン・ディアベリは、自作のワルツを主題としてた変
奏曲集を企画、一つは多数の作曲家を巻き込んで主題+50の変奏曲+コーダの
作品となり、もう一つはベートーヴェンの高名なディアベリ変奏曲となった。
このCDには後者の全曲と、前者から6曲を収録。メルヴィン・チェンはテネシー
州出身のホープ。

BCD9190 \1980
「アメリカの交響詩」
ケーン:エクスカリバー Op.180
ヒル:スティーヴンソニアーナ第1番 Op.24
パーカー:北のバラード Op.46
カーペンター:シー・ドリフト
カール・クリューガー(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
20世紀の米国の作曲家による交響曲集。ルイス・ケーン(1870-1922)、エド
ワード・バーリンガム・ヒル(1872-1960)、ホラティオ・パーカー(1863-
1919)、ジョン・オールデン・カーペンター(1876-1951)。いずれも後期ロ
マン派の色濃い作風で、それぞれに魅力的。ヒルの「スティーヴンソニアーナ」
という題は、「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」で有名な作家、ロバート・
ルイス・スティーヴンソンの「歌のお庭 A Child's Garden of Verses」に基づ
いていることよる。

BCD9191 \1980
フレッド・ラダール作品集
ラダール(1943-):
タイム・アフター・タイム、行進、オーボエ四重奏曲、波
ジェフリー・ミラースキー(指揮)コロンビア・シンフォニエッタ
アンタレス
ラ・フェニーチェ
オルフェウス室内管弦楽団
フレッド・ラダールは、1943年アメリカ合衆国ウィスコンシン州出身の作曲家。
1960年代から現在に至るまで、多様な作品を作曲、賞賛を得ている。1991年か
らコロンビア大学教授。「タイム・アフター・タイム」は2000年、「行進」は
1992年、オーボエ四重奏曲は2002年、「波」は1988年の作品。波では、オル
フェウス室内管弦楽団が大変に優れたアンサンブルで聞かせてくれる。

BCD9192 \1980
ソプラノを伴う弦楽四重奏曲集
ワーニック:弦楽四重奏曲第5番
ヒナステラ:弦楽四重奏曲第3番 Op.40
ハービソン:リウエイキング
ベニタ・ヴァレンテ(ソプラノ)
ジュリアード弦楽四重奏団
録音:1999,2000年、DDD、
6いずれの曲も、ソプラノの独唱を伴なった弦楽四重奏曲。この形態は、シェー
ンベルクの弦楽四重奏曲第2番が知られているが、ここに収録された3つの作品
の録音は珍しい。リチャード・ワーニック(1934-)の弦楽四重奏曲第5番では、
第1楽章と第3楽章にソプラノが加わる。アルベルト・ヒナステラ(1916-1983)
の弦楽四重奏曲第3番ではほぼ全編に渡ってソプラノが加わり、特にアモロー
ソと題された第3楽章が美しい。ジョン・ハービソン(1938-)のリウエイキング
でも全編にソプラノが加わっている。今年結成60年のジュリアード弦楽四重奏
団の極めて優秀なカルテットに、米国のソプラノ、ベニタ・ヴァレンテが彩り
を添えている。

BCD 9193 \1980
「ギャリック・オールソン・エディション第1集」
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 ト長調 BWV.988
ヘンデル:組曲第2番 ヘ長調 HWV.427
ギャリック・オールソン(ピアノ)
1999年1月&2001年11月、DDD
1970年ショパン国際ピアノコンクールの覇者、ギャリック・オールソンの弾く
バッハとヘンデル。オールソンのピアノは、常に音楽に対して余裕を保ち、考
え抜かれた曲想と、鋭敏な音色への感覚、そしてそれを可能にする見事なタッ
チのコントロール、そうした高度な要素を、完全に融和するまで練り上げてい
る。このゴルトベルク変奏曲でも、熱狂に身をおくのではなく、常に音楽に熟
した味わいが感じられ、素晴らしい。ピアノを用いた演奏の中でも、とりわけ
大人の風格を感じさせる演奏だ。ヘンデルの組曲では、冒頭のアダージョの身
震いするほどの静寂の美が素晴らしい。

BCD 9194 \1980
「古き良き時代の音楽/フランク・グレイザー・ピアノ小品リサイタル」
メンデルスゾーン:春の歌(無言歌より)
グリュンフェルト:ロマンツェ、
ゴドフスキ:アルト・ウィーン
グリーグ:蝶々、
シンディング:春の訪れ、モ
シュコフスキ:ホ調のワルツ
ルビンシテイン:ヘ調のメロディ、
リャードフ:音楽玉手箱、
ルビンシテイン:天使の夢、
パデレフスキ:ト調のメヌエット、
リスト:愛の夢
マクダウェル:魔女のダンス、
シューベルト/ヘラー編:鱒
ドリーブ:ワルツ(バレエ「泉(ナイラ)」より)
フランク・グレイザー(P)
録音:2000年6月
グレイザーは1915年アメリカ、ウィスコンシン生まれ。イーストマン音楽院で
長く教授を勤めた。またシェーンベルク、ペンデレッキ、ジョリベなど同時代
の作曲家との交友も多かった。この録音は85歳の時のものであるが、演奏に衰
えはなく、人生の年輪を感じさせる仕上がりとなっている。親しみやすい小品
ばかりというのも今の穏やかな芸風にあっている。ホロヴィッツが晩年に「ホ
ロヴィッツ・アット・ホーム」という小品集を録音したが、同じ境地に達して
いる。

BCD 9195 \1980
「ゴーン・フォー・フォレイン(外国に行ってしまった)/シグナス・アンサン
ブル」
デイヴィッド・クラマン:ゴーン・フォー・フォレイン
ウィリアム・アンダーソン:めまいがするもの
内藤明美:マインドスケープ-4つの詩的印象
ロルフ・イトレフス(Rolv Yttrehus):
プレクトラム・スペクトラム(爪のスペクトル)
ミルトン・バビット:白鳥の歌 第1番
シグナス・アンサンブル(Cygnus Ensemble)、
ジェフェリー・ミラースキー(指揮)
録音:2005年 57:37
フルート、オーボエ、ヴァイオリン、チェロ、ギター(バンジョー、マンドリ
ン)という編成のアンサンブルのために書かれた作品集。いずれも2000年前後
に書かれている。注目作はニューヨークに久しく在住の内藤明美のマインドス
ケープ。数年前に日本でも上演されたことがある。印象主義、武満の影響が色
濃く、さらに調性、抒情性を深めた繊細な音楽。アルバム・タイトルになって
いるクラマンのゴーン・フォー・フォレインはアヴァンギャルド・ジャズとも
プログレとも聴けるポップな要素満載のノイズ系ミュージック。





<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD99025 \3000
マンフレート・グルリット(1865-1957):ヴァイオリン協奏曲へ長調
渡辺茂夫(ヴァイオリン)、
マンフレート・グルリット指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
録音:1955(昭和30)年2月11日日比谷公会堂、モノラル(世界初演ライヴ)
神童として知られ14歳でジュリアードに留学するも16歳で精神不安から自殺未
遂(と言われている)し、その後演奏不能になってしまった悲劇のヴァイオリ
ニスト渡辺茂男(1941-99)。テレビのドキュメンタリーや新聞等でも取り上
げられたことがありました。グルリットは1939年に来日以来ほとんど日本です
ごし、オーケストラやオペラを指導した戦前戦後日本のクラシック界の恩人で
もあります。この録音はクーレンカンプのためにグルリットが作曲した協奏曲
を13歳の渡辺茂男が初演したもので、51年ぶりに甦る大変貴重なものです。
また長木誠司氏のグルリットに関する詳細なライナー・ノートも読み応えがあ
ります。

MTWD 99026 \3000
渡辺茂夫:
ヴァイオリン・ソナタ第1番、
ヴァイオリン・ソナタ第2番、
思い出(ヴァイオリン小品)
木野雅之(ヴァイオリン)、吉山輝(ピアノ) デジタル録音
なんと渡辺茂夫が留学前の12歳、13歳の時にかいたヴァイオリン・ソナタがあ
りました。既に協奏曲やソナタなどの大作を演奏していた彼の作品は若書きと
はいえ20分近くあるロマン派的な大作です。日フィルのコンサート・マスター
でソリストとしても大活躍中の木野雅之氏が渡辺茂夫愛用の楽器を使用し50余
年を経て再現されました。

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06-05 No.16-1

2006年05月25日 16時14分31秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 \850
8.557452
クラウス(1756-1792):<ドイツ語歌曲全集>
クラヴィアに寄す/めんどり/アンセルムッチョ/揺りかごのそばの母/安楽
椅子の男/彼が死について学んだとき/雨の歌/子守歌「夜の冷たい顔をご覧」
/満足/春に寄す/フィディーレ/私はドイツの若者/子守歌「さあ、おやす
み、赤ちゃん」/ライン酒の歌/別れ/私の少女に/ばらの花冠/スイスのラ
ウンド・ソング/ルソーの世界/小川のほとりのダフネ/風にI/風にII/北
欧のやもめ/カスティーリャから来た黒い肌のリースヒェン/ハンスとハンネ
/健康 ※独語歌詞・英語対訳はwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/ビルギット・シュタインベルガー(ソプラノ)、
マルティン・フンメル(バリトン)、グレン・ウィルソン(ピアノ)
モーツァルトと同じ時代にスウェーデンで活躍し、現在では北欧のモ-ツァル
トと呼ばれるクラウス。ナクソスでもすでに交響曲集などが評判ですが、ドイ
ツ語による歌曲を集めたこの一枚は、やはりモーツァルトの歌曲集を思わせ、
追従者としての地位を確かなものにするでしょう。

8.557656
ハイドン(1732-1809):<交響曲全集シリーズ第30集>
交響曲第14番/同第15番/同第16番/同第17番
演奏/ケヴィン・マロン(指揮)トロント・カメラータ
典型的な古典派の編成により、1760年代前半に書かれたとされる4曲を収録。
通奏低音にチェンバロを加えたバロック・スタイルの演奏で、初期古典派の雰
囲気を再現。さらに優雅さも加えたこの録音は、ほぼ無名に近い4曲の評価を
高めるでしょう。

8.557661-63 3枚組
ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):<セクエンツァ第1ー第14> 
セクエンツァ第1(フルートのための)/セクエンツァ第2(ハープのための)
/セクエンツァ第3(女声のための)/セクエンツァ第4(ピアノのための)
/セクエンツァ第5(トロンボーンのための)/セクエンツァ第6(ヴィオラ
のための)/セクエンツァ第7a(オーボエのための)/セクエンツァ第8
(ヴァイオリンのための)/セクエンツァ第9a(クラリネットのための)/
セクエンツァ第10(ハ調のトランペットと音を発しない共鳴だけのピアノの
ための)/セクエンツァ第11(ギターのための)/セクエンツァ第12(ファ
ゴットのための)/セクエンツァ第13(アコーディオンのための(シャンソ
ン))/セクエンツァ第14(チェロのための)/セクエンツァ第7b(ソプラ
ノ・サクソフォーンのための)/セクエンツァ第9b (アルト・サクソフォー
ンのための)
演奏・歌/ノラ・シュルマン(フルート)、
エリカ・グッドマン(ハープ)、トニー・アーノルド(ソプラノ)、
ボリス・ベルマン(ピアノ)、アラン・トゥルーデル(トロンボーン)、
スティーヴン・ダン(ヴィオラ)、マテイ・シャルツ(オーボエ)、
ジャスパー・ウッド(ヴァイオリン)、
ホアキン・バルデペニャス(クラリネット)、
ガイ・フュー(トランペット)、パブロ・サインス・ビジェガス(ギター)、
ケン・マンディ(ファゴット)、ジョゼフ・ペトリック(アコーディオン)、
ダレット・アドキンス(チェロ)、
ウォレス・ハラディ(ソプラノ・サクソフォーン&アルト・サクソフォーン)
「セクエンツァ」サイクル全16曲を網羅した3枚組(同様のDG盤とは若干収録
されている作品が異なります)であり、ルチアーノ・ベリオの代表作でもあ
る作品集を初めて聴く方にもおすすめ。ケージ作品の録音などがあるベルマ
ンなど、演奏者のクオリティも十分です。

8.557679
<スコアブック-17世紀ドイツの宮廷器楽集>
ベルタリ(1605-1669):
4声のソナタ ニ短調/シャコンヌ ハ長調/3声のソナタ ト長調 
J.M.ニコライ(1629-1685):2声のソナタ イ短調/2声のソナタ ハ長調 
作者不明:3声のシャコンヌ 
シュメルツァー(c.1623-80):ソナタと変奏 二短調 
ドレーゼ(c.1620-1701):3声のソナタ イ短調/2声のソナタ イ短調 
カプリコルヌス(1628-1665):シャコンヌ ニ長調 
シュニッテルバッハ(1633-1667):シャコンヌ イ長調
演奏/クリスティアン・ツィンケ(ディレクター)アンサンブル・エコー・
ドゥ・ダニューブ
J.S.バッハ以前のドイツ・バロックを俯瞰する作品集であり、落ち着いた中に
もさまざまな発展の予兆を感じる一枚。イタリアやフランスとの格差とドイツ
・バロックの特徴を知る、格好の選曲だと言えるでしょう。ウィーン出身のガ
ンバ奏者、ツィンケを中心としたアンサンブルの真摯な演奏も見事です。

8.557689
ブルッフ(1838-1920):
ヴァイオリン協奏曲第1番Op.26/コンツェルトシュテュックOp.84/
ロマンスOp.42
演奏/マキシム・フェドートフ(ヴァイオリン)、
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
名作である協奏曲第1番をはじめ、ヴァイオリンが主役となる作品を集めた一
枚。あまり聴く機会のない2曲も、協奏曲と同様にロマン派の王道をゆく作品
であり、フェドートフの綿々と歌う演奏スタイルによって、曲の“歌心”が前
面に出ています。

8.557698
バックス(1883-1953):
ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲/クラリネット・ソナタ
ニ調/チェロとピアノのための民話/クラリネット・ソナタ ホ長調*/クラ
リネットとピアノのためのロマンス*/ピアノ、ヴァイオリンとクラリネット
のための単一楽章による三重奏曲* *印世界初録音
演奏/ロバート・プレイン(クラリネット)、
グールド・ピアノ・トリオ[ルーシー・グールド(ヴァイオリン)、
アリス・ニアリー(チェロ)、ベンジャミン・フリス(ピアノ)]
バックスの室内楽は他レーベルにもいくつかありますが、ここでは世界初録
音となる3曲が貴重な資料になるでしょう。ソリストとして活躍するプレイン
を中心に、ナクソスではおなじみのフリス率いるピアノ三重奏団も叙情的な
演奏を聴かせます。

8.557734
ウィラン(1880-1968):<天の王国で - 讃歌、アンセムとモテット>
天の王国で/讃歌「聖オズモンド」/正義の太陽/なんという安らかな休息
/「 観察者と聖なるもの」による讃歌とアンセム/ミサ・ブレヴィス第11番
/私が見ていると、見よ、白雲が現れ*/おお、主よ、われらを守りたまえ/
すべての栄光の王よ/「ピカルディ」による讃歌とアンセム/キリストは花園
を持ち/「今主の家に招かれ」による讃歌とアンセム/おお、なんと輝かしい
/おお、主をほめまつれ/恋人よ、美しいひとよ。さあ、立って出ておいで 
※英語歌詞付き
歌・演奏/ノエル・エジソン(指揮)
エローラ・フェスティヴァル・シンガーズ、
マシュー・ラーキン(オルガン)、
ヨセフ・シュヌアー(テノール・ソリスト)*
イギリスに生まれカナダへと移住。生涯にわたって800曲もの作品を残したヒ
ーリー・ウィランの作風は、実に親しみやすくアマチュア合唱団におすすめし
たいものばかり。この一枚は賛美歌風の優しさと美しさを持つ作品集であり、
合唱曲ファンにも喜ばれるでしょう。

8.557796
J.S.バッハ(1685-1750):フーガの技法より 
※自筆譜による出版前の稿BWV1080a
演奏/セバスティアン・ギヨー(ハープシコード)
通常の出版稿ではなく、自筆譜を頼りに構成・演奏したものであり、他の録音
と一線を画する内容。たとえば従来の「コントゥラプンクトス第3番」を「フー
ガ第2番」、「コントゥラプンクトス第3番」第10番と第14番を「フーガ第6番」
とするなど、かなり大胆とも言える違いがあるため、バッハ作品に詳しいリス
ナーでも驚くでしょう。ギヨーはドレイフュス、ルセ、アスペレンなどに学ん
だ奏者です。

8.557806
ヴァイス(1686-1750):<リュートのためのソナタ集第7集>
ソナタ第15番/ソナタ第48番
演奏/ロバート・バート(バロック・リュート)
J.S.バッハとほぼ同時代を生きたリュート奏者・作曲家の作品シリーズ第7弾。
第15番は13コースのリュートを駆使した作品であり、第48番は晩年の作品。ど
ちらも同シリーズでリリースされた他のソナタに劣らない曲です。

8.557850
フランケル(1906-1973):
映画音楽「吸血狼男」(初全曲録音)/映画音楽「ソー・ロング・アット・ザ
・フェア」/映画音楽「ジェット機M7号」-愛のテーマ/映画音楽「ザ・プリ
ズナー」(世界初録音)
演奏/カール・デイヴィス(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
映画音楽の巨匠、カール・デイヴィスがナクソスに登場。「バルジ大作戦」な
どで映画音楽界にも足跡を残したフランケルの作品は、交響曲作家としてのス
ケールとオーケストレーションが特徴。ハマー・フィルムの名作ホラー映画な
どに命を与えています。

8.557852
ヴィヴァルディ(1678-1741):<宗教音楽全集第2集>
子らよ主をたたえよ/スターバト・マーテル/野に歌え、泉にほほえめ/明る
く輝く星 ※ラテン語歌詞、英語対訳付き
演奏・歌/ケヴィン・マロン(指揮)アレイディア・アンサンブル、
トレイシー・スミス・ベセット(ソプラノ)、
マリオン・ニューマン(コントラルト) 
※ピリオド楽器使用、ピッチa=415Hz(調律法:ヴァロッティ)
このところ、オペラも含めて声楽作品への評価が高まってきているヴィヴァル
ディ。同時代を生きたJ.S.バッハと比べ、メロディを重視した作風が特徴です
が、第1集(8.557445)に続くシリーズ2枚目も同様です。カナダの演奏家たち
による麗しい演奏が、音楽を飾ります。

8.557863
フィンジ(1901-1956):
幼少時の回想から受ける霊魂不滅の啓示(ワーズワースの詩によるテノール独
唱、合唱と管弦楽のためのオード)/聖セシリアに(ブランデンの詩による儀
式のためのオード) ※英語歌詞付き
演奏・歌/デーヴィッド・ヒル(指揮)
ボーンマス交響楽団(コンサートマスター:ダンカン・リデル)、
ボーンマス交響合唱団(合唱指揮:グレッグ・ベアードセル)、
ジェームズ・ギルクリスト(テノール)
今年が没後50年となるイギリスの作曲家であり、落ち着いた田園風景を音楽に
した作風で人気があるフィンジ。ワーズワースの詩をテキストにした「霊魂不
滅の啓示」は最高傑作という評価を受けており、イギリス音楽に興味を持つリ
スナーは必聴です。

8.559260
ドラックマン(1928-1996):
弦楽四重奏曲第3番/水の自然な反射/ダーク・ウィンド/弦楽四重奏曲第2番
演奏/グループ・フォー・コンテンポラリー・ミュージック
Koch Internationalから1998年にリリースされていた音源の移行発売。1960年
代から90年代にかけての幅広い時期における作品であり、ウェーベルン風の点
描主義を発展させた作風が特徴です。ドビュッシーの「前奏曲集」を意識した
マリンバ組曲「水の自然な反射」は、広く聴かれていい作品でしょう。

8.559289
グロリア・コーツ(1938- ):
交響曲第14番「微分音における交響曲」/交響曲第1番「開放弦の音楽」(アレ
クサンドル・チェレプニンの想い出に捧ぐ)/交響曲第7番
[第14番]クリストフ・ポッペン(指揮)
ミュンヘン室内管弦楽団、レイモンド・カフス(ティンパニ) 
[第1番]ヨルゲ・ロッター(指揮)ジーガーラント管弦楽団 
[第7番]オラフ・ヘンツォルト(指揮)バイエルン放送交響楽団 
第14番は世界初録音(2003年のライヴ録音)、第1番は1980年の録音、第7番は
世界初演時(1997年)のライヴ録音。貴重な音源を使った作品集であり、音響
のマジック的な独特の作風を再現している、現代作品ファン必聴の一枚です。

8.559456
バーンスタイン(1918-1990):
交響曲第3番「カディッシュ」(1963、1977改訂)*/チチェスター詩篇† 
※ヘブライ語・英語歌詞、英語による語り、英語対訳付き
演奏・歌/ジェラード・シュウォーツ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック合唱団
(合唱指揮:イアン・トレイシー)、
リヴァプール・メトロポリタン大聖堂合唱団、
リヴァプール・フィルハーモニック青少年合唱団、
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)*、ウィラード・ホワイト(語り)*、
マイケル・スモール(トレブル)†
ユダヤ教における頌歌または信仰告白を意味する「カディッシュ」は、神との
対話を通じて人間の尊厳を描くという、カンタータ的な交響曲。名歌手ホワイ
トが語りを務め、威厳のある演奏になっています。「チチェスター詩篇」は神
へと賛美と喜びを、少年合唱で歌いあげます。

8.570028
ハンドシキン(1747-1804):
<エカテリーナ2世の宮廷のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン曲集>
ヴァイオリン・ソナタ第1番/同第2番/同第3番/ヴァイオリンのための6つの
古いロシアの歌*
演奏/アナスタシア・ヒトルーク(ヴァイオリン)、
ドミトリ・ヤクボフスキー(ヴィオラ)*、
キリル・エフトゥシェンコ(チェロ)*
ロシアの女帝エカテリーナ2世時代に、サンクト・ペテルブルク宮廷オーケス
トラの楽員となり、ロシアで最初のヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾと呼ばれ
たハンドシキン。収録された無伴奏ソナタ3曲でもその実力は証明され、ロシ
ア音楽にまたひとつ、新しい光が灯ったと言えるでしょう。


<NAXOS OPERA>
8.660116-17 2枚組 \2000
ベルリオーズ(1803-1869):劇的物語「ファウストの劫罰」(仏語歌詞)
演奏・歌/ジャン=クロード・カザドシュ(指揮)
リール国立管弦楽団、
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:ジャン・ロゼーナル)、
マリー・アンジュ・トドロヴィチ(メゾ・ソプラノ)、
マイケル・マイヤーズ(テノール)、アラン・ヴェルヌ(バリトン)、
ルネ・シルラー(バス)、フィリップ・ジェラール(イングリッシュ・ホルン)
※仏語歌詞、英語対訳はwebsiteでご覧いただけます。 
カンタータ集(8.555810)、「夏の夜」(8.557274)に続く、カザドシュとリ
ール国立管ほかによるベルリオーズ最新盤。2003年11月、リールにおけるライ
ヴ録音で、叙情的な側面を前面に出した演奏が特徴。その背景にはフランス・
バロック・オペラが見え隠れしているかのようです。24bit録音・編集。


<NAXOS HISTORICAL>
8.110996 \850
<ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの商業録音集(1940-1950)第3集>
モーツァルト(1756-1791):
交響曲第40番K.550(録音:1948年12月7日-8日、1949年2月15日、ウィーン) 
ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン協奏曲Op.61(カデンツァ:クライスラー)
(録音:1947年8月28日-29日、ルツェルン)
演奏/ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮) 
[モーツァルト]ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
[ベートーヴェン]ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)、
ルツェルン祝祭管弦楽団
ウォード・マーストン復刻。どちらもEMI録音として何度も再発売されている
有名であり、演奏には定評があるもの。同シリーズの既発売盤同様に、状態の
いいアナログ盤を使用した復刻です。

8.111088 \850
<アンドレス・セゴビア第2集:1946年ニューヨーク&1949年ロンドン録音集>
J.S.バッハ:
前奏曲ハ短調BWV.999/無伴奏チェロ組曲第3番-クーラント/リュート組曲
第2番-サラバンド/同-ブレー/同第4番-ガヴォット/無伴奏チェロ組曲第6番
-ガヴォット/フーガ ト短調(セゴビア編曲)/無伴奏パルティータ第2番-
シャコンヌ(セゴビア編曲)(以上、録音:1946年12月、ニューヨーク) 
ヴィラ=ロボス:練習曲第8番/同第1番 
モレノ・トローバ:
カスティーリャ組曲-第2番「アラーダ」/同-第1番「ファンダンギーリョ」
トゥリーナ:ファンダンギーリョ 
カステルヌオーヴォ=テデスコ:タランテラ/ギター協奏曲第1番 
ポンセ:南国風のソナティナ(以上、録音:1949年6月、7月、ロンドン)
演奏/アンドレス・セゴビア(ギター)、
アレック・シャーマン(指揮)ニュー・ロンドン管弦楽団
デヴィッド・レニック復刻。1946年のバッハはMusicraftレーベルから発売さ
れ、今回の復刻はオリジナルSPを使用したもの。1949年録音の曲はすべて
Columbiaからリリースされたものです。

8.111102 \850
<ザ・ジーリ・エディション第13集:ロンドン録音集1947-1949>
モーツァルト:すみれ 
ゴダール:歌劇「ジョスラン」-子守歌(仏語歌詞) 
ハーバート:
ライト・オペラ「おてんばなマリエッタ」-ああ、命の甘き神秘よ(英語歌詞)
モヤ:雅歌(英語歌詞) 
カルダーラ:
アリア「太陽の光のように」/パストラール「欺瞞に打ちかった愛の貞節」
-心地よい森、木の陰 
デュランテ(ドゥランテ):愛にみちた処女よ 
チェスティ:歌劇「オロンテア」-私の偶像のそばに 
マッツィオッティ:シチリアの朝の唄(シチリア方言歌詞) 
モンテヴェルディ:歌劇「アリアンナ」-私を死なせてください! 
ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン(いとしい私の恋人) 
A.スカルラッティ:
歌劇「ポンペオ」-私を苦しめないで/歌劇「愛のまこと」-ガンジス川に陽は
昇り 
アルファーノ:歌劇「マニュラのドン・ファン」-お前は美しき神の国に現れ
マスカーニ:歌劇「友人フリッツ」-ペッペも恋をした
ジビラーロ:
4つのシチリアの細密画「馬車引き」-第3曲夜のタンゴ(シチリア方言歌詞)
ヘンデル:歌劇「アタランタ」-いとしの森よ 
ボノンチーニ:グリゼルダ-恋ゆえに我が心君を 
チェスティ(パリゾッティ編曲):苦しめたもうなかれ 
ファソーロ:思い直せよ 
※解説に歌詞は付いておりません、言語記載のないトラックは全て伊語歌詞
です (録音:1947年-1949年、ロンドン)
歌・演奏/ベニアミーノ・ジーリ(テノール)、
ライナルド・ザンボーニ指揮の管弦楽団、
ヴィト・カルネヴァリ指揮の管弦楽団 
マーク・オバート=ソーン復刻。いよいよ晩年へと向かう時期に、得意のレ
パートリーを再録音しつつ、歌手としての集大成を図ろうと美声を惜しげも
なく収録したもの。特にイタリア・オペラのアリアは、彼が長い時間をかけ
て積み上げてきたものが表出しています。



<MARCO POLO>
6.220514(SACD-Hybrid) \1680
ブクステフーデ(c1637-1707):<オルガン作品全集第4集>
トッカータ BuxWV157/イエス・キリスト、汝はたたえられよ BuxWV188/わが
魂よ、今ぞ主をたたえよ BuxWV212/前奏曲ト長調 BuxWV147/カンツォネッタ
ハ長調 BuxWV167/カンツォネッタ ト長調 BuxWV171/マニフィカト BuxWV204
/今ぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たちよBuxWV210/カンツォネッタ
ニ短調BuxWV168/前奏曲 BuxWV144/主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ
BuxWV196/暁の星のいと美しきかな BuxWV223/トッカータ ニ短調 BuxWV155
演奏/ビーネ・ブリンドーフ(オルガン……スウェーデン、ストックホルム、
聖ゲルトルート・ドイツ教会、デューベン製オルガン)
デンマーク生まれのドイツ人、ブクステフーデの膨大なオルガン作品を録音す
るこのシリーズは、ウィーン他で学んだブリンドーフによる作品への理解と、
作曲者と親交があったオルガン製作者による楽器のサウンドが相まって、意義
深いプロジェクトになっています。J.S.バッハと同列に並び、聴かれるべき作
品だと言えるでしょう。

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06-05 No.16-2

2006年05月25日 16時13分49秒 | Weblog
<CPO>
777064-2 \1980
テレマン(1681-1767):<後期教会音楽集>
来れ、聖霊よTWV1:999/わが望みは無くTWV.1:992/来たりて讃えよTWV.1:462
演奏・歌/ルートガー・レミー(指揮)
ミカエルシュタイン・テレマン室内管弦楽団(古楽器使用)、
ミカエルシュタイン室内合唱団、ドロシー・ミールズ(ソプラノ)、
エリザベート・グラーフ(アルト)、クヌート・ショフ(テノール)、
エッケハルト・アベレ(バス) 
レミー得意のテレマン作品、その最新録音は1759年と1762年に作曲された晩年
の声楽作品。あまり知名度があるとは言えない作品でも、研究者、解釈者とし
て真摯にスコアを吟味し、その良さを伝えてくれます。ドイツ・バロック音楽
ファンは、あらためてご注目を。

777117-2 \1980
ベートーヴェン(1770-1827):<舞曲集>
12のコントルダンス(12の対舞曲)WoO.14/12のドイツ舞曲WoO.8/6つの夜会
メヌエットWoO.9/11のウィーン舞曲「メードリング舞曲」WoO.17(ベートー
ヴェン作とされる)
演奏/ミヒ・ガイック(指揮)
オルフェオ・バロック・オーケストラ 
いくつもの録音がリリースされている作品集ですが、オリジナル楽器オーケス
トラでの録音はまだまだ少数。交響曲などでは市民権を得ているピリオド・ア
プローチ(作曲当時の音と演奏)を、こうした作品で聴けるのは大きな喜びで
す。

777148-2 2枚組 \3960
レハール(1870-1948):
オペレッタ「エヴァ」(または工場の娘)(独語歌詞)
(アルフレート・マリア・ヴィルナー&ロベルト・ボダンツキー台本、ダイア
ローグを含む完全録音)
歌・演奏/モレニケ・ファダヨミ、ゾラ・アントニク、
ラインハルト・アレッサンドリ、トマス・マリク、ゲルハルド・バルッフ、
トマス・ツィステラー、
ヴォルフガング・ボジチ(指揮)
フランツ・レハール管弦楽団、
バート・イシュル・レハール・フェスティヴァル合唱団
(合唱指揮:トマス・フーベルト) 
楽しいだけがオペレッタじゃない!とでも言いたくなる、レハールの社会派作
品は、とある工場の労働者と雇用者のあつれきと、労働者たちの決起が題材。
1911年に初演された際にはスキャンダルを起こしましたが、今回の録音はすべ
てのセリフを再現させた、まさに蘇演となります。

777174-2 \1980
スーク(1874-1935):交響詩「夏物語」 
リャードフ(1855-1914):
魔法にかけられた湖 - おとぎ話の絵(ライヴ録音)
演奏/キリル・ペトレンコ(指揮)
ベルリン・コーミッシェ・オーパー管弦楽団 
ドヴォルザークやスメタナの叙情的な側面を受け継ぎ、豊かなメロディで20世
紀チェコ音楽史にレールを敷いたスーク。この作品は構成からも作風からも、
彼の“田園交響曲”だと言えるでしょう。幻想的なリャードフの音詩は、ほの
暗いロシアの民話を思わせます。

777198-2(SACD-Hybrid) \2550
リューベック(1654-1740):<オルガン作品全集>
前奏曲 ハ調/同ト調/同ニ調/プレアンブルム ヘ調(息子の作とされる)/
同ホ調/同ハ調/同ト調(息子の作とされる)/汝らキリスト者よ、こぞりて
主をたたえよ/いざ我ら主なる神に/主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ/甘
き喜びのうち(息子の作とされる)
演奏/フリードヘルム・フラメ(オルガン……ドイツ、ゴスラー近郊グラウホ
フ、聖ゲオルク参事会教会、クリストフ・トロイトマン製オルガン[1734-37年
製]使用) 
J.S.バッハと同時代に活躍した北ドイツ・バロックの作曲家によるオルガン曲
集(同名の息子による作品も含む)が、SACDの威力を十分に味わえるサウンド
により蘇りました。作曲者存命当時の楽器を使い、ブクステフーデやJ.S.バッ
ハらと同じ伝統を持つ音楽を、誇張することなく現代へと伝えてくれる一枚で
す。


<WIGMORE HALL LIVE>
WHLive0009 \1750
<ジョイス・ディドナート - ヴェネツィアの旅>
ロッシーニ:
老いのいたずら第1巻「イタリアの歌のアルバム」-競艇前のアンゾレタ/競艇
中のアンゾレタ/競艇後のアンゾレタ) 
ヘッド:ゴンドラ漕ぎ/サン・マルコ広場/レインストーム 
フォーレ:
5つのヴェネツィアの歌-マンドリン/ひめやかに/緑/クリメーヌに/やるせ
ない夢ごこち 
アーン:ヴェネツィア方言による6つの歌「ヴェネツィア」 
ヘンデル:歌劇「ジューリオ・チェーザレ」-希望よ(アンコール) 
ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」-悲しみよ去りゆけ(アンコール) 
(ライヴ録音:2006年1月16日、ウィグモア・ホール/BBCによる録音)
歌・演奏/ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)、
ジュリアス・ドレイク(ピアノ) 
ロッシーニ、モーツァルト、ヘンデルなどを主要なレパートリーとして、欧米
のオペラ・ハウスに登場。2002年には新国立劇場「セビリャの理髪師」公演で
ロジーナを歌い、日本のオペラ・ファンにも名前が知られるようになったディ
ドナート。このコンサート・ライヴでは、その得意とするロッシーニの歌曲に
はじまり、ヴェネツィアという街にちなんだプログラムで、リサイタリストと
しても一流であることを証明してくれます。名伴奏者ドレイクの配慮に満ちた
ピアノも聴きものです。

WHLive0010 \1750
チャイコフスキー(1840-1893):弦楽四重奏曲第3番 
シューベルト(1797-1828):弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」 
(ライヴ録音:2006年1月28日、ウィグモア・ホール)
演奏/コペルマン四重奏団
ボロディン弦楽四重奏団のメンバーだったミハイル・コペルマンを中心に、モ
スクワ音楽院を卒業したメンバーにより2002年に結成。スピヴァコフ率いるモ
スクワ・ヴィルトゥオージなど日本にもなじみのあるアンサンブルほかで活躍
したメンバーたちは、全員がロシア楽派の体現者であり、まさにボロディン弦
楽四重奏団から伝統を受け継いでいます。ウィグモアでのライヴでは2つの名
作を生き生きと奏でており、スタジオ録音では味わえないこの団体の音楽性が
伝わってきます。


<NAXOS DVD-VIDEO>
2.110513 \1750
<「音楽の旅」シリーズ - フィレンツェ>
ロッシーニ:
歌劇「ブルスキーノ氏、または替玉息子」-序曲/6つの四重奏のソナタ第2番-
Allegro/同-Andante 
パレストリーナ:ミサ曲集第5巻より「永遠のキリストの恵み」-キリエ 
ボッケリーニ:
ギター五重奏曲第1番-フィナーレ/ギター五重奏曲第2番-Polacca,Tempo di
Minuetto/ギター五重奏曲第5番-Allegro giusto 
プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」-私のお父さん 
モーツァルト:
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-さあ、窓辺においで(ドンのセレナーデ)/
フルートとハープのための協奏曲-Andante 
ヴェルディ:
歌劇「リゴレット」-序曲/歌劇「オテロ」-デスデモーナの最後の情景 
ヴィヴァルディ:
リュート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオRV.85(ギター用編曲)
パガニーニ:24の奇想曲-第9番「狩猟」(ギター用編曲)]
NTSC方式/画像構成比:4:3/音声方式:PCMステレオ、DTS5.1サラウンド/
53分32秒/片面一層ディスク(DVD5)
同シリーズ、久しぶりのリリースは、花の都とうたわれるイタリアの古都フィ
レンツェ。ルネサンスの時代よりメディチ家の繁栄によって美術や音楽、建築
が盛んな街であり、現代に残る名所旧跡も多数。観ているだけで優雅かつ豊か
な気分になれる風景であり、この街で栄えた音楽をBGMに、バーチャル芸術観
光ができるでしょう。演奏は、すべてナクソスの既発売音源によるものです。

2.110517 \1750
<「音楽の旅」シリーズ - ザルツブルク>
モーツァルト:
歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」-序曲/フルート四重奏曲第1番-Adagio/3つ
のドイツ舞曲-第3番「橇遊び」/ピアノ協奏曲第21番-Romanza/小さなジグ
ト長調/交響曲第25番-Allegro con brio/ファゴット協奏曲-Rondo -
Tempo di Menuetto/行進曲ニ長調-Maestoso/セレナード第3番-Allegro/
レクィエム(ジュスマイヤー版)-ラクリモーサ(涙の日)/クラリネット協
奏曲-Adagio/ディヴェルティメントK.138(125c)-Allegro
NTSC方式/画像構成比:4:3/音声方式:PCMステレオ、DTS5.1サラウンド/
55分40秒/片面一層ディスク(DVD5)
モーツァルト・イヤーにふさわしく、風光明媚な街であるザルツブルクのさま
ざまな風景を映像化。モーツァルトゆかりの場所も含め、歴史的にも重要でア
ンティークな雰囲気に満ちた街の様子を、モーツァルトの音楽と共に楽しめま
す。演奏は、すべてナクソスの既発売音源によるものです。



<OPUS ARTE DVD>
OA0948D(DVD-Video) 3枚組 \6150
日本語字幕付き
ワーグナー(1813-1883):
「ジークフリート」-楽劇「ニーベルングの指環」第二夜(独語歌詞)
エクストラ・フィーチャー[キャスト・ギャラリー/オペラ概要/プレゼンタ
ーのジーマン、作曲家ヴァヘマンス、ピアニストのミキシュによる「ジークフ
リート」紹介] 
(ライヴ収録:1999年、オランダ、アムステルダム、音楽劇場)
歌・演奏/ハインツ・クルーゼ、グレアム・クラーク、ヘンク・スミット、
ジャニーヌ・アルトマイアー、アンネ・イェヴァング、ヨーン・ブレヘラー、
カシュテン・スタベル、シュテファン・パングラッツ、
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、
ピエール・アウディ(演出)、石岡瑛子(衣装)
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、
LPCMステレオ/273分(オペラ226分、エクストラ47分)/英・仏・独・西・
伊・蘭・日本語字幕付き/片面一層ディスク(DVD5)&片面二層ディスク(DVD9)
サイクル第3弾は、前2作同様にアウディの演出、石岡瑛子による色彩的な衣装、
そしてヘンヒェンの壮大な音楽づくりなどが大きな力となり、ライヴ感と視覚
的・デザイン的な愉悦に満ちたステージを収録。ともすれば4部作のうちでも
っとも地味になってしまうこの楽劇を、飽きることなく見ることができるで
しょう。歌手陣の安定もまた、作品の素晴らしさを後押ししています。

OA0953D (DVD-Video) 2枚組 \4980
ロッシーニ(1792-1868):
歌劇「新聞」(伊語歌詞)/エクストラ・フィーチャー[ダリオ・フォーのイ
ンタビュー/オペラ概要/キャスト・ギャラリー] 
(ライヴ収録:2005年7月1日、3日、バルセロナ、リセウ劇場)
歌・演奏/チンツィア・フォルテ、ブルーノ・プラティコ、
ピエトロ・スパニョーリ、チャールズ・ワークマン、
アガタ・ビエンコフスカ、マリサ・マルティンス、シモン・オルフィラ、
マルク・カントゥッリ、
マウリツィオ・バルバチーニ(指揮)
リセウ劇場オーケストラ・アカデミー、インテルメッツォ合唱団、
イグナシオ・ルイス・デ・アレグリア(合唱指揮)、
ダリオ・フォー(演出・装置・衣装)
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、
LPCMステレオ/155分(オペラ148分、エクストラ7分)/英・仏・独・西・伊・
カタルーニャ語字幕付き/片面一層ディスク(DVD5)&片面二層ディスク(DVD9)
ロッシーニによる、娘の結婚をめぐるコメディを、ノーベル賞作家のダリオ・
フォーが演出。パッケージからして扇情的なステージが予想されますが、単な
るドタバタに終わらずロッシーニ特有の洒落っ気を巧妙に出しているステージ
です。完全な形で収録されるのは初めてのことであり、ロッシーニおよびオペ
レッタ・ファンは必見。リセウ劇場らしい斬新さを伴った、カラフルな衣装や
ステージ・デザインもポイントです。

OA0954D(DVD-Video) 2枚組 \4980
ヴェルディ(1813-1901):
歌劇「アイーダ」(伊語歌詞)
エクストラ・フィーチャー[オペラ概要/キャスト・ギャラリー] 
(ライヴ収録:2004年10月15日、ベルギー、モネ王立劇場)
歌・演奏/ノルマ・ファンティーニ、マルコ・ベルティ、
イルディコ・コムロシ、マーク・ドス、オルリン・アナスタソフ、
グイド・イェンチェン、ミケラ・レモール、アンドレ・グレゴアール、
大野和士(指揮)
モネ王立劇場交響楽団・合唱団、ピアズ・マキシム(合唱指揮)、
ロバート・ウィルソン(演出・装置・照明)
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、
LPCMステレオ/159分(オペラ154分、エクストラ5分)/英・仏・独・西・伊語
字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
「浜辺のアインシュタイン」などで知られるロバート・ウィルソンが、“禅の
ような”“能のような”と評されたほどのストイックさで表現する、新しい
「アイーダ」。大野和士とベルギーのモネ劇場による新しい世界であり、映像
で観る意味を十分に感じさせてくれるでしょう。ベルギーのロイヤル・オペラ
における公演のライヴです。アムネリスを歌うハンガリーのメゾ・ソプラノ、
コムロシが各紙で絶賛されました。



<EUROARTS DVD>
2050356(DVD-Video) \2700
J.S.バッハ(1685-1750):ミサ曲ロ短調(ラテン語歌詞)
(ライヴ収録:2000年7月28日、ドイツ、ライプツィヒ、聖トーマス教会)
演奏・歌/ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、
ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団、
ルース・ホールトン(ソプラノ)、マーティアス・レクスロート(アルト)、
クリストフ・ゲンツ(テノール)、クラウス・メルテンス(バス)
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1/113分/ラテン・英・独・仏語字幕付き/片面二層ディスク
(DVD9)
TDKコアからリリースされていた同映像の移行発売。作曲者ゆかりの聖トーマ
ス教会で、やはり作曲者存命時にルーツを持つライプツィヒ・ゲヴァントハ
ウス管が演奏し、没後250年の記念として演奏された記録。指揮者のビラーは
聖トーマス教会のカントールであり、その意味でも信頼性の高い演奏であるこ
とは間違いありません。

2050366(DVD-Video) \2700
J.S.バッハ(1685-1750):音楽の捧げもの 
(ライヴ収録:2000年7月28日、ドイツ、ライプツィヒ、旧市庁舎)
演奏/バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)、
シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン)、
ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ローベルト・コーネン(ハープシコード)
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1/54分/片面一層ディスク(DVD5)
TDKコアからリリースされていた同映像の移行発売。没後250年の記念にライプ
ツィヒで行われた音楽祭の映像であり、クイケン兄弟たちによる見事な演奏で
話題となったもの。映像だからこそ得られる情報もあり(楽器の演奏法など)、
バロック音楽ファンには特におすすめしたい作品です。

2054998(DVD-Video) \3450
ロッシーニ(1792-1868):歌劇「なりゆき泥棒」 (伊語歌詞)
(ライヴ収録:1992年5月1日-3日、ドイツ、シュヴェツィンゲン宮殿内ロココ
劇場[シュヴェツィンゲン音楽祭])
歌・演奏/ステュアート・ケイル、スーザン・パターソン、
ロバート・ギャンビル、ナターレ・デ・カローリス、モニカ・バチェッリ、
アレッサンドロ・コルベッリ、ポール・ケッペラー、オラツィオ・ロマーノ、
ワーナー・サイモン、
ジャンルイージ・ジェルメッティ(指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団、
スコット・ギルモア(ハープシコード)、
ミヒャエル・ハンペ(演出・装置)
NTSC方式/画像構成比:4:3fullscreen/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1、DTS5.1/94分/伊・英・独・仏・西語字幕付き/片面二層
ディスク(DVD9)
1812年(20歳)にヴェネツィアで初演された作品であり、ジェルメッティと
ハンペがシュヴェツィンゲン音楽祭で取りあげた際、高い評価を受けたステ
ージを収録。ロココの雰囲気にあふれた演出とステージ・デザインであり、
それだけでも楽しめる作品です。

2055188(DVD-Video) \2700
モーツァルト(1756-1791):<ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集>
ヴァイオリン伴奏のクラヴサンまたはフォルテピアノのためのソナタ第1番/
同第2番/同第3番/同第4番/同第5番/同第6番 
(収録:2005年12月17日-19日、ウィーン、キンスキー宮殿)
演奏/ギル・シャハム(ヴァイオリン)、オルリ・シャハム(ピアノ)
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1、DTS5.1/99分/片面二層ディスク(DVD9)
シャハム兄妹によるモーツァルトは伸び伸びとした音楽が特徴であり、万人が
愛するモーツァルト像をストレートに表現したもの。ヴァイオリンやピアノを
習っている人にも安心してお手本に薦めることができるほど、スタンダードな
美しさに満ちています。



<DVD INTERNATIONAL>
DVDI0732(DVD-Video) \1750
<プラネット・アース:北アメリカ-宇宙から見た地球の映像>
[カリフォルニア・ドリーミング/太平洋岸北西部/カナダ西部/氷で覆われ
た北部/ロッキー山脈の高地/南西部/国境南部/テキサス/大草原地帯/カ
ナダ中心地/五大湖/ビッグ・マディ川/ディープサウス/アパラチア山道/
中部大西洋/北東部/カナダ東部]/追加フィーチャー[Windows DVD-ROM
フィーチャー]映像・音楽はDVD-VIDEOと同内容です。PCがインターネットに
接続されている場合、各映像に関するミッションの詳細をご覧いただけます。
ディスクには300以上の地球の画像(低・中・高解像度フォーマット)が含ま
れています。
音楽:Opus27(作曲・編曲・演奏)
NTSC方式/画像構成比:16:9 (1.78:1) 、4:3 Letterbox/音声方式:ドルビ
ー・デジタル5.1サラウンド・サウンド、DTS6サラウンド・サウンド/100分
/英語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
北アメリカの広大な大地と周囲の海が、宇宙からの壮大な映像で楽しめる一枚。
パソコン(Windowsマシン)を使うことで、さらに画像を楽しめます。BGV
としてもお子様への教育アイテムとしてもおすすめです。
好評発売中!
プラネット・アース:大洋・海・島・沿岸地域 - 宇宙から見た地球の映像 -
<DVDI0730>
プラネット・アース:オーストラリア - 宇宙から見た地球の映像 -
<DVDI0731>

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