クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-05 No.21

2006年05月30日 19時44分17秒 | Weblog
<Radio France>
211 612 \2300
サルヴァドール・ダリ-ジャック・シャンセルによるインタビュー
録音:1971年1月
シュールな画風で知られたスペイン出身の画家、サルヴァドール・ダリ
(1904-1889)への貴重なインタビュー録音。あの独特な口ひげが印象的な
ばかりでなく、ある日レストランにいきなり豹を連れて現れ、人々を恐怖に
陥れたりするなど何かとお騒がせだったダリは話し方も何か演劇のようで不
可思議な雰囲気をかもし出しています。「3歳のときには料理人になりたかっ
た。5歳の時にはナポレオンに。でも今は他ならぬダリになりたいだけ」など
とおっしゃっています。

211 816 \2300
アントワーヌ・サン=テグジュぺリ:『人間の土地』
サン=テグジュペリ、ジャン=ルイ・バロー、ピエール・フレズネ(朗読)
録音:1939年/1967年/1970年
このCDの聴き所はなんといっても名作『星の王子様』でおなじみのサン=テ
グジュペリの自作朗読が楽しめること!『人間の土地』は郵便飛行機のパイ
ロットとしての経験をエッセイ風にまとめ、黎明期の民間パイロットの様子
を描いた作品です。ジャケットにテキストが収録されているのもうれしい
『星の王子様』ファン必携の貴重なCDです。





<TDK>
TDKAD 020 \2450
ハイドン:交響曲第76番 変ホ長調
モーツァルト:フルート協奏曲第1番K313 ト長調
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」K385 ニ長調
鈴木秀美(指)オーケストラ・リベラ・クラシカ
有田正広(フルート・ソロ)
録音:2006年1月29日浜離宮朝日ホール
日本初のハイドン交響曲全曲録音を目指し2002年より始まった同プロジェク
トですが、関連曲も含め19枚目のリリースになります。モーツァルトイヤー
にちなみモーツァルトの名曲も次々カップリングされます。ハイドンの76番
は全集企画以外では録音されることの珍しい作品。おそらくR.ランドンの評
価が低かったのが原因と考えられますが、名指揮者ヴァントが生涯にわたっ
て取り上げつづけた作品でした。モーツァルトのハフナー同様バス声部の運
動性がおもしろい名品で、コントラバス3人、チェロ3人に増強されたOLCの
重厚な響きにぴったりです。収録はドイツEMI(エレクトローラ)でも録音
をしていた日本が語る録音名人桜井卓と野田智子。実に美しい録音でござい
ます。





<現代ギター>
GGBD 3016 \2650
パウロ・ベリナティ(1950-):ビー玉遊びのバイヨン
ヘラルド・マトス・ロドリゲス(1897-1048)/佐藤弘和編:
ラ・クンパルシータ
フランシス・クレンジャンス(1951-):
ソナタ「黒い海Op.111 水面に千の星は輝く 
アンフィトリテの葬儀 海と風の結婚
ゼキーニャ・ジ・アブレウ(1880-1935)/永島志基編:
ティコ・ティコ・リブレ
マキシモ・ディエゴ・プホール(1957-):世紀末
クロード・ドビュッシー/新井伴典編:
ベルガマスク組曲 前奏曲 メヌエット 月の光 パスピエ
クラウス・ヴューストホフ(1922-):
サンバ協奏曲 サンバ・クイカ サンバ・クバーナ 
サンバ・ブラジレイラ
アルポリール・ギタートリオ(新井伴典1st,坪川真理子2nd,金庸太3rd)
“アルポリール”とは19世紀に実在した3本のネックを持つ不思議なギター。
ドイツ(新井)、スペイン(坪川)、フランス(金)とそれぞれ違った国へ
留学して同時期に帰国、ソリストとしても活躍する3人が、自分たちを3本ネッ
クになぞらえて「アルポリール・ギタートリオ」を結成。そのデビューアル
バムが発売されます! それぞれ個性的な3人の音楽がひとつになり、ギタ
ーならではの魅力に溢れた、胸のすく演奏をくりひろげます。





<MANDALA>
MAN 5101 \2180
LATINO-LADINO
カルドーソ:ミロンガ 
カルドーソ:カンシオン(歌) 
プラサ:パヤドーラ(ガウチョの歌男) 
バロス:不幸な降誕祭 
カザレタ:チャグアス・デ・ルーナ 
モヤーノ:葡萄棚の下 
グラナドス:詩的なワルツ(全7曲) 
ヴェルディ/タレガ:ラ・トラヴィアータ
ヴィラ=ロボス:カンキキス 
ヴィラ=ロボス:カンククス 
モヤーノ:ラディーノ 
アニ・プーリム(ユダヤ民謡) 
ムダーラ:眠れる魂の思い出 
ムダーラ:レイ・ダヴィッドの受けた悲しみ 
ハイマン/カヂシュソン:ある愛の物語 
イエメン・エレリ(トルコ民謡) 
ウシュクダーラ・ギデル・イケン(トルコ民謡) 
アドリアン・ル・ロワ:ポワクトーのブランル 
ラディーノの歌「夜曲」 
アントニオ・デ・サンタ・クルス:ハカラス
ライアット・コーエン、ヒカルド・モヤーノ(Gt)
録音:2004年
1492年の統一後はカトリック一色に染められたスペインですが、それまでは
キリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒が共存していました。そうした独
特の文化背景が生んだギター音楽を収めたのがこのCDで、スペイン、南米の
幅広い年代の作品が演奏されています。イスラエル出身のコーエンとアルゼ
ンチン出身のモヤーノのコンビもこうした作品に命を吹き込むのにまさに打
ってつけで、スペイン音楽に伏在するさまざまな流れを見事に描き分けてい
ます。

MAN 5100 \2180
茉莉花 ジャスミンの花
茉莉花 
ブルネ:メランコリー 
チン河の辺で 
ブルネ:ブッダの微笑み 
ブルネ:春の踊り 
ブルネ:朝の雪 
ブルネ:チャイナ・ブルー 
リの踊り 
黄金の碑板 
地上の楽園 
愛は理法の花 
わたしにバラを一本 
僧院の鐘の音 
シャグマゆり 
チャオ・ユエン・チュ 
茉莉花
パスカル・ブルネ(編曲、Gt、Perc、グロッケンシュピール)
ロベール・ル・ガル(編曲、Vn、Mand)録音:2005年
パリ生まれのギタリスト&作曲家、ブルネが贈る素敵なチャイニーズメロディ
・コレクション。ギターをメインにヴァイオリンやでしゃばらないパーカッ
ションの組合せでシンプルにまとめられた編曲のおかげで中国の伝統的な作
品とブルネ自身の中国に寄せた楽曲をくつろいで楽しめる内容となっていま
す。チャイナムードをさりげなく演出するBGMとしても最適な、とってもお
しゃれな1枚です。




<PROFIL>
PH 06031 2枚組 \4160
ドヴォルザーク:「ルサルカ」(ドイツ語)
エルフリーデ・トロチェル(ルサルカ),ヘルムート・シンドラー(王子),
ゴットロープ・フリック(水の精),他
ヨゼフ・カイルベルト(指)
シュターツカペレ・ドレスデン,ドレスデン国立歌劇場合唱団
録音:1948年
ドイツの偉大な指揮者、ヨゼフ・カイルベルトの貴重な「ルサルカ」です。
カイルベルトは、第二次世界大戦で壊滅的な被害を受けたドレスデンの歌劇
場の音楽監督を1945年に引き受け、復興に大きな貢献を果たしています。
この「ルサルカ」はその頃の貴重な録音。さすがカイルベルト、実にしっか
りした名演です。歌手も実力派が揃い、ドイツ語ながら聞き応え十分!カイ
ルベルト・ファンには逃がせないCDです。




<AVI MUSIC~preludio>
LC 14475 \2080
地中海の情熱
マリオ:遥かなるサンタ・ルチア
バルベリス:サンタ・キアーラ寺院
ベッリーニ:光さす窓辺
ビザーリ:シルヴィアに,ナポリのクリスマス
カプア:私の太陽
ボヴィオ:パッショーネ
トスティ:マレキアーレ
カンニオ:恋する兵士
コットラウ:サンタ・ルチア
デンツァ:フニクリ・フニクラ
デ・クルティス:声と夜,帰れソレントへ
ほか(全16曲)
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ(T)
アンサンブル
イタリアを代表する名テノール、ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラの歌うカ
ンツォーネ集。意外なことに、ラ・スコーラにとって本格的なカンツォーネ
集はこれが初。同じイタリア人でも、気位の高いのミラノ人だと味の出ない
カンツォーネですが、そこは自他共に認める「典型的シチリア人」のラ・ス
コーラ、強い日差しと吹き付ける潮風が心地よい南イタリアの気風そのまま
のスカッとした歌がドンピシャ。1枚聞き終えると、また初めから聞きなお
したくなるような気持ちよさです。





<カナダWHRA>
WHRA6008 4枚組 \5940
ベートーヴェン:
歌劇「フィデリオ」全曲(ドイツ語歌唱)2種類の演奏
1941年2月22日 メトロポリタン歌劇場(ニューヨーク)ライヴと
1951年3月10日 メトロポリタン歌劇場(ニューヨーク)ライヴ
ブルーノ・ワルター指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
レオノーレ:キルステン・フラグスタート(S)、
フロレスタン:ルネ・メイソン(T)、
ドン・ピツァロ:ユリウス・ヒューン(Bs)、
ロッコ:アレクサンダー・キプニス(Bs)、
マルツェリーネ:マリタ・ファレル(S)、
ヤキーノ:カール・ラウフケッター(T)、
ドン・フェルナンド:ヘルベルト・ジャンセン(Br)他 
以上、1941年の演奏。
レオノーレ:キルステン・フラグスタート(S)、
フロレスタン:セット・スヴァンホルム(T)、
ドン・ピツァロ:ポール・シェフラー(Bs)、
ロッコ:デジュ・エルンスター(Bs)、
マルツェリーネ:ナディヌ・コナー(S)、
ヤキーノ:ペーター・クライン(T)、
ドン・フェルナンド:ジェローム・ハインズ(Br)他 
以上、1951年の演奏。
米M&AアドヴァイジングによるWHRAレーベルから奇跡の名演がまたも甦る!
ワルターの二種類の「フィデリオ」(どちらもフラグスタート主演・もちろ
んドイツ語歌唱)というマニアックなカプリングです。今回も宇野功芳先生
書下ろしライナーノート付、直輸入盤です。渡米直後のワルターと題された
ライナーノートで、41年の演奏について、“まず「序曲」冒頭の全く色気の
ない、きりりとした速さを聴け。主部の気迫もすごい。金管のアクセントが
効き、途中のたたみこむテンポや、コーダのあせるような追い込みとトロン
ボーンの最強奏は、これぞ鬼神にとりつかれたワルターの姿だ。幕が開くと、
第1曲の二重唱からドラマ全開、戸を叩く音ではテンポの加速、その後のマル
ツェリーネが自分を口説く若者に同情する場面(彼女はフィデリオを愛して
いるので)では逆に遅くするなど、その手綱さばきは実に見事、二人の歌手
はワルターにあおられっぱなしである”と絶賛。さらに、“第14曲などは一
つの頂点で、ティンパニーの連打、トランペットの痛烈なクレッシェンド、
緊迫したテンポなど凄まじい表現が連続、そして第16番のフィナーレの前に
「レオノーレ第3番序曲」が演奏される。いやー、すごい!たたきつけるよ
うな和音で開始されるそれは、速いテンポの主部へと進み、随所にかかる加
速はティンパニーの強打を伴って悪魔的だ。だいたい悪魔的などという言葉
ほどワルターに似つかわしくないものはあるまい。プレストのスピード!火
の中に飛び込んでゆくようなアッチェレランド!演奏終了後の聴衆の興奮は
拍手の音で分かる。ワルターのメトロポリタン・デビュー大成功の場面とい
えよう。そして、まるで戦争のようなフィナーレが続くのである“と驚きを
隠しません。
51年の演奏については、“もうアメリカにすっかりなじみ、これから第二の
全盛期を迎える直前の姿だ。それだけに41年盤の切羽つまった迫力には欠け
るが、基本のスタイル、表情はまったく同じで、これだけを聴けば十二分に
満足してしまう。特に「レオノーレ第3番序曲」は、ことによると41年盤を
上回り、アンコールのかけ声がかかる。それに続くフィナーレもコーラスが
マイクに近く、最高の迫力を見せるし、ドン・フェルナンドのヒンネスも誠
に立派だ”と賞賛。
最後にこのシリーズへの期待で文章を締め括っておられます。
“びっくりするのは両盤の音質の良さ!ことに41年盤は音の明確さといい、
歪みのなさといい、56年の「魔笛」に匹敵するか、あるいはそれ以上かもし
れない。録音年代を考えると驚異的だが、こんな音質で例の42年の「ドン・
ジョヴァンニ」や48年の「ミサ・ソレムニス」が出たらどんなに嬉しいだろ
う。ぜひ希望をしておきたい”





<ミッテンヴァルト・レーベル>
●価格が変更(値下げ)になりましたので、再度ご案内いたします。
MTWD99025 \2500
マンフレート・グルリット(1865-1957):ヴァイオリン協奏曲へ長調
渡辺茂夫(ヴァイオリン)、
マンフレート・グルリット指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
録音:1955(昭和30)年2月11日日比谷公会堂、モノラル(世界初演ライヴ)
神童として知られ14歳でジュリアードに留学するも16歳で精神不安から自殺未
遂(と言われている)し、その後演奏不能になってしまった悲劇のヴァイオリ
ニスト渡辺茂男(1941-99)。テレビのドキュメンタリーや新聞等でも取り上
げられたことがありました。グルリットは1939年に来日以来ほとんど日本です
ごし、オーケストラやオペラを指導した戦前戦後日本のクラシック界の恩人で
もあります。この録音はクーレンカンプのためにグルリットが作曲した協奏曲
を13歳の渡辺茂男が初演したもので、51年ぶりに甦る大変貴重なものです。
また長木誠司氏のグルリットに関する詳細なライナー・ノートも読み応えがあ
ります

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